【徹底解説】これを見れば上智大学 法学部 公募制推薦 合格へ一歩近づく
こんにちは、ルークス志塾の佐藤です。
今回は、上智大学法学部の公募制推薦入試について紹介します!
上智大学法学部の公募制推薦入試は、高校生活で頑張ってきたことや、上智で学びたい意欲を活かせる入試です。出願資格を満たしていれば、誰にでも合格のチャンスがあります。でも、何から手を付けていいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで、このページでは入試の概要や受験のポイントについて、合格者の目線から解説していきます。
上智大学法学部とは?~上智大学法学部の魅力~
3つの学科に分かれた専門的な学び
上智大学法学部は、様々な社会問題に法的な視点からアプローチできる人材の育成を目指しています。そのため、法律学科、国際関係法学科、地球環境法学科という3学科の授業を自由に受講し、幅広い分野から法律を学ぶことができます。
少人数教育による細やかな指導
上智大学法学部の特徴として、他大学と比べて学生数が少なく、より行き届いた指導を受けられることが挙げられます。特に3,4年生で履修できる専門演習では、学科の壁を超えた小規模なゼミで学びを深めることができます。
法学部 公募制推薦入試の特徴
ここからは、上智大学法学部を公募制推薦入試の特徴を解説していきます。
倍率が比較的低い!
各学科の過去3年分の倍率を見ると、2倍程度で推移していることが分かります。
慶應義塾大学SFCの総合型選抜(AO入試)など、倍率6倍を超える推薦入試も珍しくないため、比較的低いといえます。必要な対策をすれば、十分に合格の可能性のある数字です。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
法律 | 2.2倍 | 2.2倍 | 2.0倍 |
国際関係法 | 1.5倍 | 1.5倍 | 1.8倍 |
地球環境法 | 2.2倍 | 2.6倍 | 2.1倍 |
出願要件は満たしてさえいれば合否に影響なし
出願要件がギリギリだと不合格になりやすいのか?という不安をよく耳にしますが、出願要件は満たしてさえいればほぼ合否に影響はないと言われています。
提出書類や学科試験によって総合的に評価されると考えて良いでしょう。
とはいえ、要件を満たしていないと出願できないので、高校の学習や英語資格の勉強にも計画的に取り組んでいく必要があります。
各学科の出願要件
法律 | ・全体の評定平均が4.0以上 ・外国語検定試験の基準を満たしていること (英検2級、TOEFL iBT 42、IELTS4.0 など) |
国際関係法 | ・全体の評定平均が4.0以上 ・外国語検定試験の基準を満たしていること (英検準1級、TOEFL iBT 72、IELTS5.5 など) |
地球環境法 | ・全体の評定平均が4.0以上 ・外国語検定試験の基準を満たしていること (英検2級、TOEFL iBT 42、IELTS4.0 など) |
入試の概要とポイント
ここでは、試験内容について学科ごとにまとめました。
3学科とも共通して、自己推薦書とレポート等特定課題の提出、小論文試験と面接があります。ここでは、それぞれの課題の概要とポイントについて解説していきます。
※上智大学の公募制推薦入試では書類を提出した段階で一次合否の発表はなく、全員が学科試験を受験できるため、計画的に準備する必要があります。
自己推薦書
概要
自己推薦書は、ほぼすべての学科の公募制推薦入試で提出を求められる書類です。所定の用紙1枚に文章を記し、自分を大学にアピールすることが求められます。所定用紙には罫線のみが引いてあるため何文字書くか悩みどころですが、1000~1300字程度書くのが適切といえるでしょう。
要項によると、記載内容は、”「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの” と指示されています。
ポイント
書き方や内容に決まりはありませんが、最低限書く必要があるのは志望動機と自己アピールです。
志望動機には、「なぜ法を学びたいと思ったのか」「なぜ上智大学を選んだのか」を説得力のある形で記述する必要があります。そのためには、上智大学法学部で学ばなければならないと言えるほど、大学とマッチしていることが重要です。例えば、自分の過去や未来について考え、自身が上智の法学部で学ぶ必然性を伝えましょう。
自己アピールでは、過去の経験から培ってきた能力や成長のエピソードを引き出し、自分自身の人間性・人柄を伝えることが求められます。
立派なエピソードや入賞歴がなくても全く問題ありません。受験生自身が、直面した問題にどう向き合い、乗り越えてきたかを示すことが重要です。
レポート等特定課題
概要
課題レポートは、学科の専門とする学びと法を絡めて論述することが求められる課題です。学科ごとに異なるテーマが与えられ、3学科とも2000文字で記述します。
法律学科は「法律または法律家は、社会とどのように関わるべきか」
国際関係法学科は「移民問題の有効な解決策」
地球環境法学科は「環境問題において法が果たす役割」がテーマです。
ポイント
レポート課題で重要なのは、論理的思考力と知識力です。
伝わりやすく論理的な文章を書くためには、事実関係を理解し、自分なりに整理して書く力が求められます。その際は、いきなり書くのではなく、まずは骨子を組み立てる必要があります。同時に、課題に対する知識も持っていなければ良いレポートを書くことはできません。関連する書籍や教授の書いた論文などを読んで知識を蓄える必要があります。
小論文
概要
小論文試験では、例年どの学科も60分で800文字記述する問題が出題されます。年度によって問題文の長さはまちまちですが、どの学科も共通して論述力が求められ、出題にも一定の傾向があります。
法律学科では、「社会と法に関する設問を含む小論文」が出題されます。例年、法と時事問題を絡めた問題が出題される傾向にあります。A4 1~2枚程度の読解文が併記されている場合が多いです。
国際関係法学科では、「国際関係に関する小論文」が出題されます。具体的には、冷戦以降の国際政治に関する文章が出題される傾向があります。A4 1~2枚程度の読解文が併記されている場合が多いです。
地球環境法学科では、「社会(環境問題を含む)と法に関する小論文」が出題されます。毎年、環境問題や法の原則に関する問題が出題される傾向があります。A4 1枚程度の短い読解文が併記されている場合が多いです。
ポイント
論述を解く上で重要なのは、題意を見抜く力と知識力です。まず、何が問われているのかを問題文から正確に読み取りましょう。小論文はエッセイとは異なり、正解不正解があります。題意を理解した上で課題文を読解し、論証の方向性を探りましょう。論述するときには、専門的な知識を用いることでより説得力のある文章を書くことができます。これらの力は、類似問題を何度も繰り返し練習することで身に付けるのが有効です。
面接
面接試験は、教授と2対1で行われます。時間も5~15分と短いです。質問は、志望理由や自己アピールに関することが聞かれます。また、国際関係法学科ならば国際問題、地球環境法学科ならば環境問題に関する基本的な知識を問われる場合も多いです。あらかじめ質問を予測し、面接練習を重ねて備える必要があるでしょう。
※試験内容は変更になる可能性があるので、受験年度の募集要項をご確認ください。
今日から始められる対策は?
ここまで公募制推薦入試のポイントについてお話ししてきました。書類や試験の量は多くないものの、質の高さが要求されるため、早めに準備を始めるに越したことはないでしょう。そこで、今すぐにでも始められる対策についてお話しします。
自己分析を進めてみる
まず、過去を振り返り自己分析をすることが有効です。自分の過去の経験を分析し、将来のビジョンを想像することで、自分の学びたいことや飛び込んでみたい環境が明らかになってきます。同時に、自分が今まで行ってきた活動や取り組みを整理することで、自分のアピールポイントを見つけることにも繋がるでしょう。
志望理由を深掘りしてみる
自己分析を経て自分の勉強したいことが明らかになったら、志望動機の深掘りが必要です。具体的には、なぜこの学部で学びたいのか、なぜ他の大学ではなく上智大学に行きたいのかを問い直してみることです。その過程で、自分が関心を持った事柄について書籍やニュースを見て知識を深めることも有効でしょう。
1人での対策に限界を感じた時は
とはいえ、どうやって自己分析を進めたら良いか分からない、志望理由が大学と合っているか分からない、小論文や面接の練習をしてみたい、など、不安もあるかと思います。
上智大学の公募制推薦入試は受験人数が少ないため、合格者データや対策講座を見つけにくいのも事実です。
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