【徹底解説】上智大学のteap利用型入試
【上智大学teap利用型】入試の出願資格や攻略法を徹底解説!
teapとは?
teapとは、上智大学と公益財団法人日本英語検定協会と共同開発した英語検定試験で、大学入学後に必要となる、reading、listening、speaking、writingの4技能の英語運用能力を測定する試験です。teapには、ペーパーテストで受験する方法と、コンピュータを使用して受験するteap cbtの二とうりの受験方法があるます。どちらも年に3回の実施のみとなっており、合格に必要なスコアを取得するためには早期の対策とteap又はteap cbtの問題形式に慣れておく必要があります。
teapとteap cbtの違い
teap | teap cbt | |
特徴 | ・紙媒体 ・各セクションに制限時間がある |
・コンピュータを用いる ・全体の試験時間(170分)の中で自分のペースに合わせて試験を進められる ・リスニングはヘッドホンで行われる ・スピーキングは解答をマイクに吹き込む |
2022年度実施日程 | 第1回:7月24日(日) 第2回:9月4日(日) 第3回:11月20日(日) |
第1回:6月5日(日) 第2回:8月14日(日) 第3回:10月23日(日) |
点数配分 | 各セクション100点 400点満点 |
各セクション200点 800点満点 |
以上から分かるように、teap cbtでは自分の得意不得意に合わせて、各セクションにかける時間を自分で決めることができるので、コンピュータの方が比較的対策の効きやすいテストであると言えます。しかし、コンピュータの操作に慣れていないと、writingの際に自分の本来の力を発揮できない可能性があるので、自分に合った試験方式を選び、その方式に合った対策を戦略的に行う必要があります。また受験費用も決して安くはないので、ペーパーテスは7月下旬、9月初旬、11月下旬、そしてteap cbtは6月初旬、8月中旬、10月下旬にテストが実施されることを念頭に、少なくとも1ヶ月前から対策を始めると良いでしょう。teapの難易度を英検のレベルに換算すると、単語の難易度はおおよそ英検2級レベル、文章問題は英検準1級レベルと言えます。
上智でteap利用できる入試形態
一般選抜(teapスコア利用型)
一般選抜における「teapスコア利用型とは、事前に受験したteapまたはteap cbtのスコアと、上智大学独自の教科・科目試験のの結果で、総合的に合否を判断する選抜方式」です。teapのスコアを提出することにより、英語試験の受験が免除になるので、一発本番の試験と比べると何回も受験し直せるteapの方がより高得点を目指せるためおすすめです。しかし、4技能それぞれの最高得点を組み合わせた総合点の提出は認められないため、全てのセクションでバランス良く点数を取ることが必要です。なお、提出されたteapのスコアは、各学科が設定する英語の配点に応じて換算され合否が判定されますが、具体的な換算方法は公表されていないため、teapとteap cbtの換算方法が異なる可能性があります。そのため、両方を受験し両方のスコアを提出すると良いでしょう。
推薦入学試験(公募制)
推薦入学試験においてteap又はteap cbtのスコアは、出願資格として神学部を除くすべての学部で使用できるので、一般選抜のteapスコア利用型の受験を考えている人は、最初に推薦入学試験を受験することをお勧めします。また、推薦入学試験では、各技能の最高得点を組み合わせた総合点での出願が認められているため、一般選抜のteapスコア利用型よりも高得点のスコアを提出できる可能性があり、この二つの併願は非常にお勧めです。
各学科の指定する出願資格
学部 | 学科 | teap | teap cbt |
文 | 哲学、史、国文、ドイツ文、フランス文、新聞 | 220(各50) | 325 |
文 | 英文 | 280(各65) | 470 |
総合人間科学 | 教育、心理、社会、社会福祉、看護 | 220(各65) | 470 |
法 | 法律、地球環境法 | 220(各65) | 470 |
法 | 国際環境法 | 3300(各70) | 590 |
経済 | 経済 | 220(各50) | 325 |
経済 | 経営 | 270(各65) | 445 |
外国語 | ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語 | 220(各65) | 325 |
外国語 | 英語 | 330(各70) | 590 |
外国語 | フランス語、イスパニア語 | 270(各65) | 445 |
総合グローバル | 総合グローバル | 270(各65) | 445 |
国際教養 | 国際教養 | 340(各75) | 615 |
理工 | 物質生命理工、機能創造理工、情報理工 | 220(各50) | 325 |
海外就学経験者(帰国性)入試
海外修学経験者入試は、出願資格として海外での就学経験が最低2年以上あることを設けているので、teapを含めた外国語検定資格の出願資格の基準が、ほとんどの学部において推薦入学試験よりも高くなっています。またこの入試方法では、各技能の最高得点を組み合わせた総合点での出願が認められているため、各セクションの最高得点を上げるため、テストでは一つのセクションに集中するというテストの受け方もあるでしょう。
各学科の指定する出願資格
学部 | 学科 | teap | teap cbt |
文 | 哲学、史、国文、ドイツ文、フランス文、新聞 | 220(各50) | 325 |
文 | 英文 | 330(各70) | 590 |
総合人間科学 | 教育、心理、社会、社会福祉、看護 | 330(各70) | 590 |
法 | 法律、国際関係法、地球環境法 | 330(各70) | 590 |
法 | 国際環境法 | 3300(各70) | 590 |
経済 | 経済、経営 | 330(各70) | 590 |
外国語 | ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語 | 270(各65) | 325 |
外国語 | 英語、フランス語、イスパニア語 | 330(各70) | 590 |
総合グローバル | 総合グローバル | 330(各70) | 590 |
理工 | 物質生命理工、機能創造理工、情報理工 | 220(各50) | 325 |
外国人入学試験
外国人入試においても、各学科が設定しているteap又はteap cbtのスコアを満たしている者を、多数の学科が若干名募集しているので、詳しくは2021年度外国人入学試験の募集要項を確認してみてください。→https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/gaikokujin/itd24t0000004e5d-att/2022gaikokujin_application_proc.pdf