小論文の過去問【法学系例題編】
法学系頻出テーマ「一票の格差」について、実際に小論文を解いてみました。構成や得点のポイントを解説
ここでは、法学部頻出テーマである「一票の格差」についての例題とその回答を掲載します。
解答は小論文の書き方に沿った構成になっています。きちんとした構成ができているのか、自分の解答と比較してみましょう。
問:一票の格差についてあなたの意見を述べよ
解答:
【主張】
私は一票の格差について、政府は政策によってこの事態を改善するべきだと考えます。
【理由】
なぜなら、一票の格差は日本国憲法第14条に明記されているような「法の下の平等」を侵害しているからです。
【具体例】
例えば2012年の衆院選が最高裁によって違憲状態であるという判決を下されることがありました。
【反駁】
確かに、一票の格差を是正するためには、抜本的な制度改革などが必要であるため、現実的でないという意見もあります。しかしこれに対しては現在、地域の人口ごとに当選する議員の数を第三者委員会が割りあてる制度が議論されるなど、問題解決に向けて動き出しています。
【主張】
以上のことから、私は一票の格差について、政府は政策によってこの事態を改善するべきであると考えます。
このように主張と主張で文章を挟むサンドイッチ構造を組立てることで、自分の主張が出題者により伝わりやすい文章を組立てることができます。
重要ポイント:小論文は基本的にまず「結論ありき」
小論文と書く手順としては、自分が最終的に何を伝えたいのか、何を主張したいのかを論文の冒頭で示し、それに対する理由付けを行っていくことが重要です。
文章力は一朝一夕では身につきません。
地道にコツコツと訓練を積むことで、高得点を狙える文章力を養えるようになります。
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最後に
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