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【FIT】別添資料の作り方や評価ポイントまとめ

慶應法学部のFIT入試で必要な別添資料とは?作り方や評価ポイントをわかりやすくまとめました

目次(ページ内リンク)

慶應義塾大学法学部を目指す受験生へ

法学部のFIT入試受験を考えている中で募集要項を読むと、「別添資料」というものが目に付きますよね?

「そもそも別添資料ってなに?」「どういうフォーマットでまとめたらいいの?」「何を添付したら良いの?」など、ネットで調べても出てきにくい情報だからこそ、気になる受験生が多いのではないでしょうか。

この記事では実際にルークス志塾の池袋キャンプ長が、FIT入試受験生が別添資料で抱える質問や悩みにお答えし、書類の全貌をわかりやすくまとめました!


慶應法学部FIT入試で求められる別添資料とは?

添付資料とは何か

別添資料とは、慶應法学部のFIT入試で提出出来る書類の名称です。
自己推薦書①(活動報告書)と紐付けて活動報告をより詳細に説明したい際に別途で添付出来る資料のことを指します。

学習塾によっては「ポートフォリオ」や「添付資料」と呼ぶこともある様です。

そして別添資料の特徴は、提出が任意である点です。さらに、資料の上限等も設定されていないので、伝えたいことが山程ある受験生はA4で50ページ以上の資料を作る人もいます。

別添資料のフォーマット

A4用紙サイズ(縦横は自由)でワードやパワーポイントを使って、自身の活動を補足説明する資料を作成する受験生が多いと言えます。

提出は紙面に限られているので、文字と写真という少ない情報量で、伝えたいことを的確に伝える力が求められます。

FIT入試で用意した別添資料は慶應SFCでも活用できる!

学部や入試の性質上、慶應SFCの総合型選抜(AO入試)と慶應法学部のFIT入試を併願する受験生も多いのではないでしょうか?そして慶應SFCの総合型選抜(AO入試)でも「任意提出資料」という名前で、活動報告書(自己推薦書)に紐づいた別添資料があります。

つまり、FIT入試出願のために作成した別添資料は、そのまま活用してSFCの総合型選抜(AO入試)でも活用することが可能です!

例年、SFCと法学部を併願するルークス志塾生はどっちにも出願出来るフォーマットで資料を作成し、作業量を削減して併願しています。
また別添資料以外にも、「志望理由書」や「自由記述」などSFCとFITは提出書類や評価ポイントが近い傾向にあることから、ルークス志塾では併願を強くオススメしています。

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別添資料の作り方

あなたの個性が評価される入試だからこそ、書類の作り方自体も型にはまるべきではないと言われればそうかも知れません。ただ、最初から型を知らずに取り組むことは型無しで、型破りとは言えません。

まずは以下のプロセスを意識して作成し、慣れてきたら自分のオリジナリティを出すと良いでしょう。

3つのプロセスで作ろう

1:自己推薦書①に書く22個の活動報告を決めよう

まずはあなたがFITの教授に知ってもらいたいことを全てリストアップしましょう。

例):生徒会、委員会、部活、習い事、海外経験、課外活動/研究活動、資格や自分の価値観に影響を与えた体験(旅行や幼少期の経験)なども記述できます。

尚、書きたいことが22個に収まらなかった分も、別添資料でその内容を説明することが可能です。自己推薦書と関連付けることは出来ませんが、アピールしたいことで溢れている受験生は、自由な枠である別添資料を最大限活用しましょう

2:項目ごとに文章と写真で肉付けしよう

記述する項目が確定したら、文章と写真で肉付けをしていきましょう。ここで注意するべき点は、「読み手にとって読みやすい文章」を心がける点です。

基本的に読み手は、あなたのことを出願書類でしか知りえません。だからこそ固有名詞を筆頭にした「暗黙知」に注意し、必要に応じてそれを説明する文章等を入れることも重要です。

また他にも主述関係や主張と根拠にも着目し、一読であなたが伝えたいことが伝わる様に、文章を推敲しましょう。

また一般的には、文章のみのコンテンツよりも視覚的情報を効果的に使ったコンテンツの方が読む際のストレスが減少すると言われています。ビジュアライズ出来る情報は適切にグラフィックにしたり、適切に写真を用いるなどを心がけ、あなたの伝えたいことを的確に伝える工夫をしましょう。

3:読み手に優しい情報デザインを意識し、レイアウトをする

1、2で別添資料に載せるコンテンツを全て用意して、初めてレイアウトに移ることをオススメします。デザイン思考的に試行錯誤を続けることも悪くはありませんが、作業の差し戻しが頻発し、時間に追われる受験生にとっては効率的とは言えません

そしてレイアウトしていく際も、いきなりパワーポイント上で配置していくのではなく、頭の中や手書きでラフに、完成図をイメージしてから作成していくと良いでしょう。

また2でも述べた通り、人間は情報を認識する上で視覚的な部分も大きな影響を与えます。
「カッコよく」「オシャレに」する必要は全くありませんが、必要な情報が必要な場所にあり、適切な導線が敷かれているデザインを意識しましょう。

「コスパよく」良い書類をつくるためには

しかし、プロセス通りに資料を作成しても時間のかかってしまうのが別添資料。毎年、出願のギリギリまで作業しているルークス志塾生もちらほらいます。

ただでさえ時間に追われている受験生だからこそ、効率的に作りたいですよね?ここではその手法を紹介します!

1:良質な雛形を作る

1つ目は、雛形を作りそれを他の項目全てで使い回す手法です。最初に時間をかけてデザインのテンプレートを作っておけば、あとは文字と写真を差し替えるだけで資料が完成します。
最初の雛形を作る時には時間をかけても大丈夫なので、使い回せる良質な雛形を作りましょう。後の作業スピードが倍速になります。

2:合格者の資料を参考にする

2つ目は、先輩合格者の資料を参考にすることです。合格者の書類とはつまり「評価された書類」であり、少なくとも「評価を外した書類」ではないのです。それらを参考に雛形を作ったり、骨組みを構成することは効率良く書類を作る秘訣なのです。
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別添資料の評価ポイント

実際どの程度合格率に影響するのか

そして受験生が最も気になるポイントとしては、「別添資料は実際どの程度合格率に影響するのか」という点ではないでしょうか。

結果から言うと「提出しないよりは提出した方が良いが、この資料で合否の全てが決まることは無い」です。あくまでも別添で補足資料であることから、これで合否は決まりません。

ただ1次試験は情報が一方通行であり、あなたの書いた書類に対して教授は質問をすることが出来ません
つまり読み手にとってわからない情報/詳細に知りたい情報があることを見越し、補足資料を用意しておくことが丁寧と言えるでしょう。

またそもそも、志願者調書と志望理由書、自己推薦書のみで、あなたの伝えたいこと全てを伝えることは可能でしょうか?

実学を重視する慶應義塾大学だからこそ、あなたはこれまで様々な活動に励んできたと思います。それらを活動報告書の一文のみでまとめてしまうのは、勿体ないですよね?
具体的にどの様な活動や仮説検証に励み、そこからどんな学びや発見を得ることができたのかなど、教授に伝えたいことを詳細に伝えるチャンスです!

別添であるため、あまり読んでくれない教授もいることは事実ですが、同時に細部まで読んだ上で審査してくれる教授もいらっしゃいます。

だからこそ、本当に合格を目指すのであれば別添資料というアピールスペースを余すことなく使い、あなたらしさを存分にPRすることが重要なのではないでしょうか?

どれらいの量を作るべき?

結論から言えば、その人によります。そして50枚作ったから受かるわけでも、提出していないから落ちるわけでもありません。あなたが伝えたい情報を全て詰め込める量が最適と言えます。

あなたに最適な別添資料は?
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別添資料に時間を割くことは危険。法学部のFIT入試はあなたの「志」とのマッチングを審査しています。

ここまで、別添資料を作る重要性についてお話してきましたが、別添資料に膨大な時間を割くことはあまりオススメ出来ません

当然、あなたがこれまで取り組んできたことに関するアピールになることは間違いありませんが、それ以上にFIT入試とはその名の通り、大学と受験生とのマッチングを図る入試であり、あなたの「志」と法学部とのFITが重視されます。

特に志願者調書と志望理由書はAB両方式で必須であることから、合否に占める割合が非常に高い書類です。またA方式では自己推薦書も必須となっていることから同様と言えるでしょう。

別添の資料はなるべく効率良く作成し、「なぜあなたにとって慶應法学部が必要なのか」という問いに向き合い、それらを出願書類に書くことに力を割きましょう。

ルークス志塾では慶應法学部FIT入試における志願者調書や志望理由書、自己推薦書の書き方、2次試験対策法などもまとめています。是非他のページもご覧ください。

この記事を書いた人

受験生の皆さんを応援するために、総合型選抜対策をはじめとした最新の受験情報、効果的な勉強法、モチベーションを高めるコツなどを提供する専門チームです。14年間で2000人以上の難関大学合格者を輩出してきたLoohcs志塾の講師陣や総合型選抜合格者で構成されており、長年の教育現場での経験から信頼性の高い情報を厳選してお届けします。