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【福岡天神校】連載:慶應義塾大学 合格体験記

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連載:合格体験記

この企画は、福岡天神校の卒業生の受験生時代を取り上げ、深堀りします。受験生時代に何を思い、何を考え、何を感じていたのか。振り返ることで見えてくる“あの頃の自分”の素顔を、今だから語れる本音とともに対談形式でお届けします。
学生の皆さんには、共感できるエピソードや今後の自分の参考になるヒントがきっと見つかるはずです。
保護者の皆さまには、受験期の心の動きや成長を感じていただき、お子さまへの理解を深め、支える力につながる内容となっています。

慶應義塾大学 法学部 きのかさん

名前 : きのか
大学 : 慶應義塾大学
所属 : 法学部政治学科
学年 : 1年生(インタビュー時)
興味分野 : 政治
出身 : 福岡県
受験校・志望校
慶應義塾大学 法学部政治学科
同志社大学 法学部政治学科
明治大学 政治経済学部政治学科

どのような高校生活を送っていましたか?

めい

本日はよろしくお願いします。
まず、受験についてお伺いする前に、高校生活について教えてください!

きのか

他校で行った模擬国連が印象に残っています。そこにはネイティブレベルの英語を話す人もいて、留学後の活動だったんですけど、自分の英語力がまだまだだなって思い知らされると同時に、アカデミックな活動になったので自分にとってすごく意味のあるイベントだったと思います。

めい

英語学習にも取り組んでいたということですが何か印象的な活動とかはありましたか?

きのか

留学です!高校二年生の時にスウェーデンに10か月留学に行っていました。これは自分の中でかなり大きなイベントの1つです。

めい

とても活発な三年間だったんですね。中でも特に印象に残っている活動とかはありますか?

きのか

そうですね…頑張っていたのは探究学習と英語です。高校にはグローバルリーダーコースっていうのがあって、社会課題やSDGsの目標に関する外部の講師をお招きして講演してもらったり、4人くらいでチームを組んでプレゼンを作ったりするような活動があったんです。
他には学校で模擬国連とかを通してグローバルな視点から社会課題を解決するみたいな探究の時間もあって、リーダーシップとか国際観とかが身についた経験だったなと思います。

志望校決めと志望理由

めい

続いて、早速受験について聞いていきたいのですが、志望校と志望理由について教えていただけますか?

きのか

はい、最初にルークスに入った時は、慶應の法学部政治学科をFIT入試での合格を第一志望にしていました。併願校としては同志社大学の法学部政治学科、明治大学の政治経済学部政治学科を総合型で受けるって決めていて準備を進めていました。

めい

FIT入試はA,B方式あると思うのですが、どちらでの受験を検討していたのですか?

きのか

どっちも受けるつもりでした!

めい

計4つの書類作成をする必要があったという事ですよね?
かなり大変ですし時間のかかることだったと思うのですが、いつ頃から対策を始めたのですか?

きのか

始まりは二年生の終わり頃だったと思います。きっかけはルークスが学校で講座をひらいていたので、それを受講していて三年生になっても学校での講座がひと段落つくまでは学校での対策に注力していました。
なので入塾したのはゴールデンウィーク後だった気がします。

めい

慶應の法学部を志望したのはなぜですか?

きのか

実は元々の第一志望は慶應じゃなかったんです。最初は早稲田の社会科学部が気になっていて、ルークスに相談したら、早稲田の社会科学部は実績重視みたいなことを聞いて…。しかもその実績っていうのが私が高校でやってきたような活動歴というより、大会での成績を残しているかみたいなのを重視してる傾向があるって聞いて、もう一度志望理由を見直すようになりました。

めい

そこから慶應も視野に入れ始めたみたいな感じですか?

きのか

そうですね。ルークスの一番最初の講座で、慶應法学部政治学科に通っている先輩たちが講演に来てくださってそこで話を聞いたのも、慶應がいいなと思い始めたきっかけの一つです。
あと、自分の学校から同じところに行っている先輩がいっぱいいたので、それも心強かったなと思います。
社会のことを広く学びたいなと思っていたので、それを思うと慶應の法学部は開講科目数も多くて目的にもあっていて魅力を感じるようになりました。

めい

学校の特徴をちゃんと分析して、大学でやりたいことと受験戦略を立てたうえで志望校を決めたんですね!

推薦入試を選んだ理由

めい

推薦入試以外の入試方式もあったと思うのですが、その中でも推薦で受けようと思った理由を教えてください。

きのか

高校生活の間に探究学習をはじめとした活動歴があったのと、先輩たちが活動歴を使って受けていた前例があったっていうのが理由です。あと年内に決まるっていうのも魅力的でした!

めい

対策時にルークスを選んだのは学校講座が理由ですか?

きのか

はい、学校でそういう対策をしてくれる塾がある事を知って、講座を受けていた事もあって、そのまま志望理由書をはじめとした対策までお願いしました。

対策内容・大変だったこと

めい

本格的にルークスで対策を始めてから、どのようなことをしたか覚えていますか?

きのか

主に書類作成を手伝ってもらっていました。活動歴と志望理由書があって、それを対話を重ねながら作っていく感じで、主に志望理由書の対策をしていました。

めい

対面での授業って新鮮ですよね

きのか

そうですね、講師の方とたくさん自己分析をして志望理由書を書きあげることが出来ました!
私は昔から確固たる夢があったわけではなかったので、やってきた活動とか探究学習とかをアドミッションポリシーと繋げながら書くことに苦戦しました。
結局、書類を書き終えた頃くらいに指定校推薦に合格して、書類作成をしただけで大学側に出願する事はなかったんです。なので、実際受けたのは指定校推薦だけなんですけど、振り返ってみると、この経験を通して言語化能力が高まったなと思っています。

めい

一次書類だけとはいえ、FIT入試(2024年度受験)の書類はかなり量が多く大変だったと思います。中でも特に苦労したことはありますか?

きのか

志望理由書の内容と活動歴のつながりです。
志望理由書を公立校と私立校の探究学習格差みたいなテーマにしたのですが、それに関連づくような活動歴がなかったんです。テーマが決まったのが6月くらいで、そこから渋谷の教育委員会にインタビューのアポを取って実際に8月にインタビューに行きました。そういう夏休みに活動を詰めるってことが大変だったなと思います。

めい

8月ってかなりギリギリですよね?

きのか

はい、今思うとそんなギリギリでよく行ったなと思います(笑)

めい

総合型4つに加えて、指定校推薦も出してって大変そうだなって感じるのですが、色んな受験形態を受けることの大変さって何かありましたか?

きのか

慶應の法学部を第一志望に作っていたんですけど、志望理由書の文字数が2000字とかで長めで…。でもそれって慶應の法学部のための志望理由書なので他の学校も出すということは、また他の大学のアドミッションポリシーを読んで、同じような内容ではあるんですけど、ちょっとテイストの違う文章を書かないといけないっていうのが大変でした。時間もなかったですし、その小さな修正には悩んだ記憶があります。

めい

指定校推薦の書類についてとかは覚えていますか?

きのか

はい、でも志望理由書ほど長いものではなくて、内容をまとめて学校に出すだけでよかったので他の書類ほどの大変さはなかったなって思います。
清書で何回も間違えて書き直すことが大変だったくらいです(笑)

指定校推薦について

めい

指定校推薦で慶應の法学部にきまったという事ですが、かなりの人気大学学部ですし、競争率が高かったのではないかなと思います。
何か指定校推薦のために取り組んでいたこととかありますか?

きのか

とにかく、定期テストは一所懸命勉強していました!中間期末問わず!

めい

評点が関わってきますもんね。とはいえ、それをコツコツ続けられるってすごいです!

きのか

いえいえ!指定校推薦の仕組み?的なところでありがたかったのが、成績重視だったところで活動歴とか賞歴とかを重視されていたら無理だったかもと思います。

めい

本当に定期テストが最重要って感じだったんですね。

きのか

はい、あと、提出物も見られてたかも?って思います。評定に関わるとこが重視されていたって感じです。

Loohcs志塾での対策を通して成長したこと

めい

Loohcs志塾での一連の対策を通して、成長したなと思う事はありますか?

きのか

やっぱり言語化能力ですかね!志望理由書を書くにあたって集めた情報や活動をどうまとめて、どう構成するかによって、伝わり方や説得力が変わってくるので、構成は何回も何回も繰り返し考えました。
元々作文とかは嫌いじゃなかったんですけど、講師の方との対話を通して志望理由書を作成していくうちに言語化能力とか、文章力が上がっていってるのを実感することが出来ました。

めい

作文とか小論文とか、文章を書くことに対する苦手意識がある人って多い感じがするんですけど、そうではなかったんですね!

きのか

はい、もともと嫌いじゃないくらいでしたけど、対策を通して、好きになったし、ちょっと得意って言えるくらいになったかなって思います。
あと言語化能力が上がったかもっていう話をしたんですけど、その前段階として自己分析ができるようになったなとも思います。

めい

自己分析ですか?

きのか

総合型を受験するにあたって、自分の経験に基づいて自分がこれから何をしていきたいのかなとか、興味分野がどこなのかなとか考えないといけなかったので、自己分析ができるようになったなと感じます。
総合型を受けた人全体にいえる事かもしれないけど、受験を通して自分への解像度みたいなのがすごく高くなるんじゃないかなって思います。

合格後の過ごし方

めい

最終的には指定校推薦で年内合格が出ていたと思うのですが、合格後に何かしていたことってありますか?

きのか

大学が決まった後も英語の勉強は続けていました!
大学入学後に英語のレベル分けがあるって聞いていたので、上のクラスに行きたくて。
上のクラスに行くためには事前にTOFLEとかIELTSとかが規定のスコアをとっていると試験免除で上のクラスにいけるっていう制度があるんです。

めい

合格後も勉強し続けるってすごいですね!

きのか

結局目標には届かず、一つ下のクラスになっちゃったんですけど…。でもやっていて良かったなって思います!

大学生活について

めい

ここまでは受験の話をお伺いしてきたのですが、大学生活についても教えてください!
何か頑張っていることとか、夢中になっていることとかありますか?

きのか

今頑張っているのはサークルというか、学生団体の活動です。
国際系の団体で、大学生くらいの年代の人は日本からは日本の大学生が海外のNGOとか企業とかにインターンシップに行って、海外の学生さんが日本の企業とかにインターンシップに来るみたいな取り組みがあって、それを運営する学生団体に入って、今、一番力を入れて取り組んでいます。

めい

面白い活動ですね!もっと詳しく教えてもらえますか?

きのか

もちろんです!まず、団体の中に二つ部門があって、一つは日本の企業にお願いして海外からのインターンシップ生の受け入れのお願いをする部門、私が所属しているのはもう一つの方で、海外支部とのコミュニケーションをとる部門です。海外支部に連絡して日本からのインターンシップ生を受け入れてもらえませんかっていうお願いする活動をしています。

めい

学生さんたちはその取り組みの中で海外でインターンをするって感じですか?

きのか

日本の学生がインターンシップに行くときは6週間で、SDGsの中で自分が興味のある項目を選んで、さらにそのあと国とか地域ごとのプログたむがあってそれを選んで、指定の期間働くって感じです。
具体的には企業で働くとか学校の先生するとか。

めい

学生団体とはいえ、かなり大きな規模で動いているんですね!

きのか

今お話しした事だけだと海外との交流がメインな感じがするんですけど、他にも日本の大学にも支部があるので、そこと共同して国際系のイベントを開催したり、国際会議を開催して海外支部の人たちを招いて一緒に平和について考えたりとか、海外である国際会議に日本から行く人もいたり…。かなり大きな学生団体です。

めい

人脈も広がりそうで、すごく楽しそうです!

きのか

確かに、団体の理念として若者がリーダーシップを高めて世界をもっと平和に指定校みたいなのがあって、それで意識高い人とかがたくさん集まってくるので話してて楽しかったり、ワクワクしたりするような人脈は広がります!

めい

学習面では今何か感じている事とか思っている事ってありますか?

きのか

やっぱり大学って自分の興味のあることを学べるのがいいなって思います。課題とかは正直めっちゃ大変ですけど、それでもやりがいはあるのかなって。
とはいえ、今はまだ一年生なので基礎的な内容が多すぎて、ちょっと思ってたのと違うなとか、つまんないなとかは、たまに思っちゃいます(笑)

めい

そうですよね(笑)
一年生の内は教養も多いし、中々専門に入れなくてちょっともどかしいですよね。

きのか

志望理由書に書いたようなことを学べるほどのレベルには、まだ達してないとは思っているんですけど、それでも今受けているような必修授業で興味分野とは少し違う学習はイマイチ面白くないなって(笑)

めい

確かに、大学一年生あるあるですね

今後の目標

めい

大学のお話を聞いてきましたが、さらに未来のお話も聞いてみたいなと思います。
この後の大学生活もそうですし、卒業した後でもいですし、今言える範囲内での未来の話を教えて下さい。

きのか

まだ明確になっていないっていうのが答えなんですけど、選択肢は色々考えています。

めい

沢山活動をされているのでいろんな世界から刺激を受けますよね!

きのか

そうですね、まず大前提として志望理由書に書いている事が大学に入った後も絶対やりたいわけじゃないなって思っていて…。
受験に合格したのが年内だったのもあったので、大学に入る前にちょっと時間をもらえて、大学に行って何したいのかなとか、卒業後に何になりたいのかなとか思い始めると志望理由書に書いていることがすべてじゃないんじゃないかって思い始めたんです。

めい

他の世界に、興味がわいてきたって感じですか?

きのか

というより、他の分野にも興味が広がったって感じですかね。志望理由書に書くことって、それまでにやってきた過去から言える事の範囲内で書ける事を書くってなっちゃうので私の場合は、それを振り返った時に、本当にこれをやりたいのかなって思っちゃって…。
今ももちろん、志望理由書に書いたような教育、環境学習を格差なく色んな人達が体験できるようにしたいっていう思いは消えていませんし、せっかく調べたので、それを将来的にやっていくっていうのもいいなって思いもあるんです。でも、最近、国際系のこともいいなって思い始めていて…。

めい

学生団体の活動を通してですか?

きのか

そうですね、活動をしている中で自分が本当にやりたいのって、こういう国際関係のことなのかなって。
もっと広い話をすると、個人個人が好きなこととか、幸せを求められるような社会になったらいいなっていう漠然とした思い始めるようになったんです。それは国内に限った話じゃなくて、貧困とかで困っている海外の人も含めて、その人たちなりの幸せの形が見つかるといいなって思っています。
それを将来的に教育っていう形でかかわっていくかもしれないし、ボランティアかもしれないし、今はまだ全然明確になってなくて、わからないんですけど…。

めい

大学に入る前にも、入ってからも色んな事を感じて考えて迷ってってされているんだなってすごく感じました。

きのか

まだまだ迷っている最中ですけど、やっと最近、仕事を選ぶにあたって大事にしたい部分みたいなのが見えてきたなって思います。

受験生へのメッセージ&アドバイス

めい

これで最後になります。ここまで読んで下さった受験生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

きのか

はじめに、こんなまとまりのないインタビューを読んで下さってありがとうございます。
一番最初に伝えたいこととして、このHPを読んで下さっているっていうことは受験を真剣に捉えて、入塾を考えている、または推薦入試を考えている方たちだと思います。そのうえで今まですごく頑張ってきて、大学生活を充実させたいと思っているのではないかと思うので、まずはそれを認めて自分を褒めてあげてほしいなと思います。

めい

確かに、推薦入試を受けるということは周りより一足早くスタートを切る必要がありますもんね。

きのか

振り返ると、受験生活、受験勉強って大変だけど、自分との対話の時間が生まれた事がすごく良かったなって感じています。私は推薦を体験するって、勉強ができるだけじゃなくて、目標をもって大学に行けるということだと思っていて、推薦入試って大変だけど、対策のための自己分析ってこの先の未来での就活とか結婚とか…人生の大きなターニングポイントが来た時にも役立つ価値あるものだと考えています。
今はもちろんすごく大変だと思いますが、絶対明るい未来があるって信じて頑張ってほしいなって思います!

めい

そうですね。推薦入試の体験は入試が終わっても、きっとどこかで役に立つと思います!

インタビューは以上になります。ありがとうございました!

この記事を書いた人

福岡天神校舎は、「なぜ」を極限まで追求してきた講師が多数在籍中し指導を行っています。受験生との対話・議論を通して、志望理由の「根本」を考えていくことにこだわりを持ち、九州エリア(西南学院大・福岡大・APU・熊本大・長崎大)、関東エリア(早慶上智・ICU・GMARCH・成成明学)、関西エリア(関関同立・産近甲龍)など多くの志望校に合格を実現してきました。総合型のみに限らず、学校推薦型、一般入試まで各大学の試験内容に合わせてカリキュラム設計を行うことが得意です。

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