国士舘大学の小論文対策|AO選抜とスポーツ・武道選抜の条件と対策について解説
「国士舘大学ではどの方式で小論文があり、何を準備すればよいか」と不安に感じる受験生もいるでしょう。学部や方式によって面接と口頭試問が分かれるため、選考全体を確かめることが大切です。
国士舘大学では、AO選抜とスポーツ・武道選抜で小論文が課され、書類と面接または口頭試問も評価されます。この記事では、2方式の違いから答案を書く4手順まで、必要な対策を受験の流れに沿って整理します。
国士舘大学で小論文が課される2つの入試方式
国士舘大学で小論文が課される主な方式は、AO選抜とスポーツ・武道選抜の2つです。志望学部が決まっていても実施学科や時期が異なるため、方式との組み合わせまで確認します。
方式1:AO選抜は7学部で実施される
AO選抜では小論文を含む3つの内容で選考し、理工学部は口頭試問、その他の学部は面接を受けます。実施する学部は次の7学部であり、学科や受験時期も合わせて確かめる必要があります。
- 政経学部
- 体育学部
- 理工学部
- 法学部
- 文学部
- アジア学部
- 経営学部
すべての学部でAO選抜Ⅰ期が行われ、多くの学部学科ではⅡ期やⅢ期なども実施されています。ただし、同じ学部でも受験できる時期が一律ではないため、志望学科の実施区分を募集要項で確認します。
方式2:スポーツ・武道選抜も7学部で実施される
スポーツ・武道選抜でも小論文と書類が選考に含まれ、政経学部と理工学部は口頭試問、その他は面接を受けます。実施する対象は次の7学部ですが、文学部は史学地理学科だけです。
- 政経学部
- 体育学部
- 理工学部
- 法学部
- 文学部の史学地理学科
- アジア学部
- 経営学部
さらに、対象となる競技は学部学科によって異なり、史学地理学科は水泳が対象です。文学部全体で実施されると捉えず、学科と競技の両方が条件に合うかを確かめます。
2方式の出願条件と300点満点の選考
2方式では出願条件と提出書類が異なります。一方で、小論文、面接または口頭試問、書類の3項目で選考される点は共通します。条件を満たしても一つの試験だけでは決まらないため、出願から本番までの流れを整理します。
AO選抜は諸活動の実績と学修計画書を確認する
AO選抜は、生徒会、部活動、芸術分野などの諸活動で実績がある人などを対象とする入試です。審査書類には調査書と学修計画書などがあり、活動経験を大学での学びへつなげて説明する必要があります。
選考では小論文、面接または口頭試問、書類が各100点で、合計300点満点です。理工学部は口頭試問、その他の学部は面接になるため、学部に合う方法で学修計画と小論文の主張を説明します。
スポーツ・武道選抜は県大会以上の実績を確認する
スポーツ・武道選抜は、スポーツや武道で県大会出場以上の実績があり、入学後も続ける意欲がある人を対象とします。調査書、出願基準証明書、学修計画書を提出するため、実績を証明する書類の準備も必要です。
この方式も小論文、面接または口頭試問、書類が各100点で、合計300点満点です。そのため、競技実績だけに準備を寄せず、学ぶ目的と活動を続ける意思を文章と口頭で一貫して示します。
第一志望の条件と出願時期を確認する
国士舘大学の総合型選抜には、第一志望という出願条件があります。ただし、最終的な入学意思は二次手続きで確認され、日程次第では他大学との併願が可能です。各大学の試験日と手続き期限を並べて判断します。
一方で、入試ごとに試験日が統一されるため、国士舘大学の複数学部を同一入試で受験することはできません。AO選抜は学科ごとに実施時期も異なるので、志望学部学科と受験時期を一組で確かめます。
小論文の形式を確かめる4項目
国士舘大学の小論文は、受験年度の募集要項と入手できる過去問を使い、4項目に分けて形式を確かめます。条件が分からないまま練習すると本番に合わない答案になるため、書き始める前の確認が欠かせません。
項目1:志望学科と受験時期を確かめる
最初に、志望学科がAO選抜やスポーツ・武道選抜を実施する時期を確認します。同じ学部でもすべての時期に受験できるとは限らないため、学部名だけで予定を決めないことが重要です。
具体的には、募集要項で学部、学科、方式、実施区分の4点を照合し、出願締切と試験日を書き出します。別の学科や時期の情報を使うと、書類の準備期限も取り違える可能性があります。
項目2:試験時間を確かめる
試験時間は募集要項や受験案内で確認し、設問確認、構成、執筆、見直しの4工程へ配分します。時間が分かれば、書く速さだけでなく、考える時間と確認する時間も含めた練習ができます。
そのため、練習では本番と同じ時間を測り、各工程に使った時間を答案と一緒に記録します。遅れた工程を把握すると、構成を短くするなど、次回に直す作業が明確になります。
項目3:指定字数を確かめる
指定字数は段落数と根拠の数を決める基準になるため、数字に続く条件まで読みます。「以内」や「程度」の違いを見落とすと、内容が整っていても設問の指示に合わない答案になります。
字数を確認した後は同じ条件で答案を作り、練習後に文字数を数えます。さらに、説明が不足した段落と長すぎた段落を記録すれば、次の答案で内容の配分を調整できます。
項目4:課題文や資料の有無を確かめる
課題文や図表の有無は入手できる過去問で確かめ、資料がある場合は読み取り時間も計画へ入れます。資料がなければ、設問に合う知識や具体例を自分で選び、主張との関係を説明します。
一方で、資料がある形式では、内容の要約だけで答案を終えないことが重要です。資料の種類と設問の動詞を読み、何を整理したうえで、どの問いに自分の意見を示すのかを確かめます。
国士舘大学の小論文を書く4つの手順
国士舘大学の小論文は、設問への結論を決め、反対意見と2〜4つの根拠を経て結論へ戻る4手順で組み立てます。活動経験をどこへ入れるか悩む場合も、工程を固定すると主張との関係を確認しやすくなります。
- 手順1:設問の条件を分けて結論を書く
- 手順2:反対意見を想定して答える
- 手順3:2〜4つの根拠を説明する
- 手順4:結論と今後の見通しを示す
手順1:設問の条件を分けて結論を書く
最初に設問が求める作業と条件を書き出し、すべての指示へ答える結論を1文で作ります。要約と意見の両方が求められる場合は、2つを分けてから答案の冒頭に結論を置きます。
さらに、本文を書く前に各段落で扱う内容を短くメモし、結論を支える順番になっているかを確かめます。書きながら立場を決めると段落ごとに主張が変わり、設問への回答も伝わりにくくなります。
手順2:反対意見を想定して答える
自分の結論に対して読み手が示しそうな反対意見を挙げ、その意見が成り立つ条件も公平に示します。そのうえで両方を比較すると、自分の立場を選んだ判断基準が明確になります。
ただし、反対意見を極端に言い換えたり、理由を示さず否定したりしないことが大切です。異なる立場にも合理的な理由があると認めてから答えることで、自分の結論を選ぶ根拠が伝わります。
手順3:2〜4つの根拠を説明する
結論を支える根拠は2〜4つを目安に選び、根拠ごとに段落を分けて主張とのつながりを説明します。情報や経験を並べるだけで終えず、なぜ結論を支えられるのかまで示すことが重要です。
たとえば、自分の活動経験を使う場合は、経験の紹介に加えて、そこから何を確認できたかを書きます。事実と考えを分けて示せば、個人的な経験を設問への回答に結び付けられます。
手順4:結論と今後の見通しを示す
最後の段落では、それまでに示した根拠を受け、冒頭に置いた結論を詳しく言い直します。設問に合う場合は今後必要な対応や残る課題にも触れ、問いへの回答を明確にして結びます。
一方で、最後に新しい話題や根拠を加えると、十分に説明できないまま答案が終わります。本文で扱った内容だけを使ってまとめれば、冒頭と末尾の結論が対応して主張も伝わります。
国士舘大学の小論文で注意する3点
国士舘大学の小論文対策では、方式と学科、書類との一貫性、今年度の条件という3点を確認します。書き方を覚えても受験全体とのつながりに不安が残る場合は、次の注意点を押さえることが大切です。
注意1:方式と学科を最後まで確認する
AO選抜とスポーツ・武道選抜では出願条件が異なるため、学部だけでなく学科と受験時期まで確認します。とくに文学部のスポーツ・武道選抜は史学地理学科が対象であり、文学部全体ではありません。
また、面接と口頭試問のどちらを受けるかも、方式と学部の組み合わせで変わります。実施一覧から自分の行だけを抜き出すと、必要な口頭試験に合わせて準備を進められます。
注意2:書類と面接に主張をつなげる
2方式とも小論文を含む3項目が各100点で評価されるため、答案と学修計画書の内容に矛盾がないかを確認します。別々に準備すると志望理由や活動の説明が食い違い、一貫した考えを示しにくくなります。
さらに、小論文で使った根拠を口頭でも短く説明し、理由への質問に答えられるかを確かめます。活動経験を扱う場合は、起きた事実と自分が考えたことを分けて話す練習も必要です。
注意3:募集要項で今年度の条件を確認する
入試日程や選考方法は年度によって変わる可能性があるため、受験年度の募集要項で志望学科の条件を確認します。前年の情報だけで出願や練習の予定を決めると、変更を見落とすおそれがあります。
具体的には、出願前と試験前の2回、方式名、学科、実施時期、提出書類を照合します。大学が公開した今年度の情報を基準にすれば、古い名称や日程を使うことを防げます。
国士舘大学の入試全体を確認する2つのポイント
小論文対策と並行して、実施学部学科と口頭試験の違いを大学別ページで確認することが重要です。2方式には共通点もありますが、出願条件と面接の形が異なるため、受験先を先に定めます。
ポイント1:実施学部と学科を確認する
大学別ページでは、AO選抜とスポーツ・武道選抜を実施する学部学科を確認できます。志望先がどの時期に受験できるかを調べる入口になり、必要な書類や試験を整理しやすくなります。
入試全体はで確認できます。ページを読んだ後は受験年度の公式な募集要項も参照し、方式名や条件に変更がないかを確かめます。
ポイント2:面接と口頭試問の違いを確認する
AO選抜では理工学部が口頭試問を受け、その他の学部では面接が行われます。スポーツ・武道選抜では政経学部と理工学部が口頭試問であり、そのほかの対象学部は面接です。
そのため、志望方式と学部に合う口頭試験を確認し、小論文の結論や学修計画を説明する練習へ反映します。最新の試験名と内容は募集要項で最終確認し、書類も含めた準備期限を決めます。
国士舘大学の小論文対策でよくある質問
国士舘大学の小論文対策では、AO選抜とスポーツ・武道選抜の条件を分けて捉えることが大切です。出願や練習の前に生じやすい疑問を5問に整理したので、自分の方式と照らして確認できます。
AO選抜ではどの7学部で小論文がありますか?
対象は政経学部、体育学部、理工学部、法学部、文学部、アジア学部、経営学部です。すべての学部でⅠ期が行われますが、その後の実施時期は学部学科によって異なるため募集要項で確かめます。
AO選抜とスポーツ・武道選抜はどう違いますか?
AO選抜は諸活動の実績などを条件とし、スポーツ・武道選抜は県大会出場以上の実績と入学後も続ける意欲を条件とします。提出書類も異なるため、自分の実績に合う方式の募集要項を確認します。
小論文は選考で何点ですか?
2方式とも、小論文、面接または口頭試問、書類が各100点で、合計300点満点です。小論文だけで合否が決まるわけではないため、学修計画書と口頭試験も同じ時期に準備します。
面接ではなく口頭試問を受ける学部はどこですか?
AO選抜では理工学部が口頭試問を受け、スポーツ・武道選抜では政経学部と理工学部が口頭試問を受けます。そのほかの対象学部では面接が行われるため、方式と学部を組み合わせて確認します。
国士舘大学の複数学部へ同じ入試で出願できますか?
入試ごとに試験日が統一されるため、国士舘大学の複数学部を同一入試で受験することはできません。志望する学部学科を一つに定め、出願条件、実施時期、口頭試験の内容を確かめます。
まとめ|国士舘大学の小論文対策で押さえる4手順
国士舘大学の小論文対策では、AO選抜とスポーツ・武道選抜の条件を確認し、300点満点の選考全体を見通します。方式、学部学科、受験時期の順に整理すれば、自分に必要な書類と試験が明確になります。
答案は設問を分けて結論を決め、反対意見と2〜4つの根拠を示した後、最後に結論へ戻します。さらに、学修計画書や活動経験との一貫性を確かめ、面接または口頭試問でも理由を説明します。
試験時間や指定字数、具体的な日程は、受験年度の募集要項と入手できる過去問で確かめます。志望方式と同じ条件で練習を重ね、小論文、口頭試験、書類の3項目を並行して準備しましょう。


