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日本大学の小論文対策|総合型選抜の学部別形式と答案の書き方について解説

「日本大学の小論文は、どの学部や学科でも同じ形式なのか」と不安に感じる受験生もいるでしょう。小論文と組み合わせる選考も学科によって異なるため、志望先に必要な準備を切り分けることが大切です。

日本大学では12学部の総合型選抜で小論文が課される一方、口頭試問、発表、面接、適性検査などの組み合わせは一様ではありません。この記事では学部ごとの形式を表で確認し、出願から答案を書く4手順までを順番に整理します。

目次(ページ内リンク)

日本大学で小論文が課される12学部の形式

日本大学で小論文が課されるのは、文理学部から生物資源科学部までの12学部にある対象学科です。学部名が分かっても学科ごとの違いに戸惑う場合は、次の表で志望学科と一緒に受ける選考まで確認できます。

学部 小論文が課される学科 小論文と組み合わせる選考・内容
文理学部 国文学科 日本語学に関する口頭試問と、レポートに基づく口頭試問
文理学部 英文学科 英語エッセイ形式の小論文、口頭試問
文理学部 心理学科 発表、面接
文理学部 地球科学科 地球科学に関する小論文、口頭試問
文理学部 生命科学科 面接、生物に関する適性検査
文理学部 化学科 口頭試問
経済学部 経済学科、産業経営学科、金融公共経済学科 面接
商学部 商業学科、経営学科、会計学科 面接
芸術学部 映画学科 映画に関する口頭試問、面接
芸術学部 文芸学科 提出作品の評価、面接
国際関係学部 国際総合政策学科 国際関係に関する小論文、面接
危機管理学部 危機管理学科 危機管理に関する小論文、面接
スポーツ科学部 スポーツマネジメント学科 スポーツマネジメントに関する小論文、面接
理工学部 土木工学科 土木工学に関する小論文、面接
理工学部 交通システム工学科 交通システムに関する小論文、面接
理工学部 建築学科 建築に関する小論文、提出作品の評価、面接
理工学部 海洋建築工学科 海洋建築工学に関する小論文、面接
理工学部 物理学科 物理学に関する小論文、面接
生産工学部 土木工学科、応用分子化学科、マネジメント工学科、環境安全工学科 面接
工学部 土木工学科、生命応用化学科 面接
松戸歯学部 歯学科 面接
生物資源科学部 生命農学科、動物資源科学科、食品生命学科、森林資源科学科、海洋生物資源科学科 面接
生物資源科学部 応用生物科学科、バイオサイエンス学科、動物学科、国際地域開発学科、食品ビジネス学科 面接

形式1:口頭試問と組み合わせる

文理学部の国文学科、英文学科、地球科学科、化学科では、小論文と口頭試問が選考内容に含まれます。芸術学部映画学科でも映画に関する口頭試問があるため、書いた結論と根拠を自分の言葉で説明する準備が必要です。

さらに、国文学科ではレポートに基づく口頭試問もあり、小論文だけを見直せば十分とはいえません。提出した内容と当日の主張を照らし合わせ、関心や判断の理由に食い違いがないかを確かめます。

形式2:面接や発表と組み合わせる

経済学部や商学部など多くの対象学科では、小論文と面接を組み合わせて選考します。また、文理学部心理学科では発表、同学部生命科学科では生物に関する適性検査も課されるため、学科別の準備が欠かせません。

理工学部建築学科と芸術学部文芸学科では、提出作品の評価も選考内容に含まれます。作品の意図や制作過程を面接で説明できるようにし、小論文で示す学科への関心とも方向をそろえます。

形式3:専門分野に関する内容を書く

国際総合政策学科、危機管理学科、スポーツマネジメント学科では、学科の専門分野に関する小論文が示されています。理工学部の対象5学科でも各分野が明記されているため、基礎知識を設問への回答に結び付ける必要があります。

ただし、専門用語を詳しく説明するだけでは、設問に対する自分の結論と根拠が伝わりません。学んだ知識は主張を支える材料として選び、事実から結論を導く理由まで文章にします。

出願条件と第2次選考までの3段階

日本大学の総合型選抜は、学科別の出願条件を確認し、書類審査を経て、第2次選考へ進む3段階で捉えます。小論文の練習を始めていても出願条件や提出書類を見落とすと受験へ進めないため、先に全体像を確認します。

段階1:学科ごとの出願条件を確認する

出願条件には学業成績、活動実績、履修科目、資格、オープンキャンパスへの参加などがあり、学部や学科で異なります。たとえば、商学部では評定3.3以上が示されるため、志望学科の条件を自分の状況と照合することが必要です。

また、文理学部や経済学部などは第一志望であることが求められ、芸術学部や松戸歯学部では合格時の入学確約が条件です。日本大学の総合型選抜は併願できるものの、個別の条件を確認せずに出願先を増やすことはできません。

段階2:書類審査へ向けて提出物を整える

日本大学では多くの学部の第1次選考が書類審査であり、志望理由書などの提出書類が評価されます。書類作成を後回しにすると第2次選考へ進めないため、小論文の練習と並行して内容を整えます。

具体的には、志望学科で学びたい内容と社会へ貢献したいことを結び付け、学科別のアドミッション・ポリシーとも照合します。建学の精神である「自主創造」を踏まえ、自主的に学ぶ姿勢が書類から伝わるかを確認します。

段階3:10月の第2次選考に備える

総合型選抜は9月に出願が始まり、10月に第2次選考が行われます。追加で入試を行う学部学科もあるため、受験年度の募集要項で自分の出願日と試験日を特定することが大切です。

そのため、書類審査の結果を待ってから小論文対策を始めず、出願準備と同時に答案を書きます。面接、口頭試問、発表、適性検査も表から抜き出し、試験日までの練習予定へ組み込みます。

日本大学の小論文で確かめる4項目

日本大学の小論文形式は学科によって異なるため、受験年度の募集要項と過去問を使い4項目に分けて確かめます。試験名だけを見て準備すると、小論文ではない筆記試験や一緒に受ける選考を取り違える可能性があります。

項目1:志望学科の選考名を確かめる

最初に、第2次選考が小論文、英語エッセイ、専門科目の筆記試験のどれに当たるかを確認します。法学部では法学や社会科学などに関する筆記試験が示されるものの、元資料では小論文とされていません。

一方で、文理学部英文学科は英語エッセイ形式の小論文であり、使用する言語まで確認することが重要です。筆記試験をすべて小論文だと捉えず、大学が示す試験名と内容に沿って対策を分けます。

項目2:試験時間と指定字数を確かめる

試験時間は受験年度の募集要項や受験案内で確認し、指定字数は数字に続く「以内」などの表現まで読みます。時間と字数が分かれば、構成、執筆、見直しへの配分や、答案に置く根拠の数を決められます。

確認できた後は同じ条件で答案を書き、各工程に使った時間と完成時の文字数を記録します。条件が分からないまま練習すると、説明を削る箇所や見直しに必要な時間を判断しにくくなります。

項目3:課題文や資料の有無を確かめる

課題文や資料の有無は、受験年度の募集要項と入手できる過去問を使って確かめます。提示物があれば読み取りにも時間が必要になるため、文章や図表など資料の種類まで見て練習内容を決めます。

一方で、資料がない形式では、志望学科の分野から設問に答える知識を自分で選ぶ必要があります。形式を把握すれば、資料を要約する練習と専門知識を整理する学習のうち、必要な方へ時間を配分できます。

項目4:一緒に受ける選考を確かめる

小論文と一緒に受ける面接、口頭試問、発表、適性検査、作品評価の有無を学科ごとに確かめます。たとえば、文理学部心理学科には発表、生命科学科には生物に関する適性検査が含まれます。

さらに、作品を提出する学科では制作意図を説明し、口頭試問がある学科では答案やレポートの要点を話す練習をします。選考内容を一覧にすると、一つの試験だけに準備時間が偏ることを防げます。

日本大学の小論文を書く4つの手順

日本大学の小論文は、設問への結論を決め、反対意見と2〜4つの根拠を経て結論へ戻る4手順で組み立てます。専門知識をどの順番で書くか決めにくい場合も、工程を固定すると主張に必要な材料を選びやすくなります。

  • 手順1:設問を分けて結論を決める
  • 手順2:反対意見を想定して答える
  • 手順3:2〜4つの根拠を説明する
  • 手順4:結論と今後の見通しを示す

手順1:設問を分けて結論を決める

最初に設問が求める対象と作業を分け、すべての条件へ答えられる結論を1文で作ります。答案の冒頭にも結論を置けば、読み手が最初の段落で主張の方向をつかめます。

また、本文を書く前に何を主張するかを短くメモし、各段落がその主張を支えるか確かめます。結論が曖昧な状態で書き始めると、途中で論点が変わり、専門知識も設問への回答につながりません。

手順2:反対意見を想定して答える

自分の結論に対して考えられる反対意見を挙げ、その意見が成り立つ理由まで公平に示します。そのうえで自分の立場を選ぶ理由を書くと、異なる考えを踏まえた主張になります。

ただし、反対意見を極端に言い換えたり、理由を示さず退けたりしないことが大切です。相手の立場が成り立つ条件を認めてから答えることで、自分が用いた判断基準も明確に示せます。

手順3:2〜4つの根拠を説明する

結論を支える根拠は2〜4つを目安に選び、根拠ごとに主張とのつながりを説明します。情報を並べるだけで終えず、事実からなぜ結論を導けるのかまで言葉にすることが重要です。

たとえば、危機管理や建築など志望学科に関する知識は、設問への答えを支える材料として使います。用語の説明に紙幅を使い切らず、結論との関係が強い事実を優先して書きます。

手順4:結論と今後の見通しを示す

最後の段落では、それまでに示した根拠を受け、冒頭に置いた結論を詳しく言い直します。設問に合う場合は今後の課題や必要な対応にも触れ、問いへの回答を明確にして結びます。

一方で、最後に新しい話題や根拠を加えると、十分に説明できないまま答案が終わります。本文で扱った内容だけを使ってまとめれば、冒頭と末尾の結論が対応して主張の流れも伝わります。

日本大学の学部別対策で注意する3点

日本大学の小論文対策では、学科別の形式、専門知識の使い方、他の選考との一貫性という3点に注意します。12学部の情報を一度に見ると複雑に感じても、志望学科へ絞れば準備する内容を整理できます。

注意1:学部名だけで形式を決めない

同じ文理学部でも小論文がある学科とない学科があり、一緒に受ける選考も学科によって異なります。志望学科の募集要項を開き、小論文、面接、口頭試問などの内容を一つずつ書き出すことが大切です。

具体的には、英文学科は英語エッセイと口頭試問、心理学科は小論文、発表、面接を受けます。学部の情報だけで練習を始めると、使用言語や発表の準備を見落とす可能性があります。

注意2:専門知識だけで答案を終えない

分野が指定された小論文では学科に関する知識が役立つ一方、答案には設問への結論と根拠も必要です。用語を説明した後は、その事実が自分の主張をどう支えるかを書き、問いとの関係を示します。

さらに、書き終えた後は設問の条件と段落を照合し、知っている内容の紹介だけになっていないかを確認します。専門知識を使う目的を明確にすると、学科への関心と論理的な回答の両方を伝えられます。

注意3:小論文と他の選考をつなげる

面接や口頭試問では、小論文や提出書類と異なる主張をしないように準備します。答案を書いた後に結論と根拠を口頭で説明し、質問を受けても同じ判断理由から答えられるかを確かめます。

また、発表や作品評価がある学科では、内容を暗記するだけでなく選んだテーマや制作意図も説明します。選考ごとの役割を分けつつ問題意識をそろえると、志望学科への関心を一貫して伝えられます。

日本大学の入試全体を確認する2つのポイント

小論文対策と並行して、学科ごとの出願条件と第1次選考の提出書類を確認することが重要です。日本大学の総合型選抜は併願できる一方、第一志望や入学確約を求める学部もあるため注意が必要でしょう。

ポイント1:学科ごとの出願条件を確認する

出願条件は学部や学科によって異なり、学業成績、活動実績、資格、履修科目などが設けられています。併願を考える場合も、各学科の条件を満たすか、合格時に入学を確約する必要があるかを先に確かめます。

日本大学の入試全体は、次の大学別ページで確認できます。

日本大学の総合型・学校推薦型選抜

大学別ページを読んだ後は受験年度の公式な募集要項も参照し、選考内容や日程に変更がないかを確認します。

ポイント2:書類と第2次選考を確認する

日本大学では多くの学部で書類審査が行われるため、小論文や面接と並行して志望理由書なども準備します。提出書類と当日の回答が食い違うと、自分の関心や志望動機を一貫して説明しにくくなります。

そのため、学科ごとに出願書類、第1次選考、第2次選考を一覧にし、それぞれの期限から準備日を逆算します。追加の入試を行う学部学科もあるので、自分が受ける日程は最新の募集要項で特定します。

日本大学の小論文対策でよくある質問5問

日本大学の小論文対策では、12学部の対象学科と一緒に受ける選考を分けて理解することが大切です。出願や練習の前に生じやすい疑問を5問に整理したので、自分の志望学科と照らして確認できます。

小論文が課されるのは何学部ですか?

元資料では、文理学部、経済学部、商学部、芸術学部など12学部の対象学科で小論文が課されます。同じ学部でも対象外の学科があるため、学部名だけで判断せず志望学科の選考内容まで確認します。

文理学部ではどの学科も同じ形式ですか?

文理学部では小論文がある6学科でも、口頭試問、発表、面接、適性検査の組み合わせが異なります。英文学科は英語エッセイ形式であるため、日本語小論文と同じ練習だけでは対応できません。

小論文と専門科目の筆記試験は同じですか?

元資料では小論文と専門科目の筆記試験は別の選考名で示されており、同じものだと判断できません。法学部や理工学部の一部学科では筆記試験があるため、募集要項で出題科目と形式を確かめます。

日本大学の総合型選抜は併願できますか?

日本大学の総合型選抜は併願できる一方、第一志望や合格時の入学確約を出願条件とする学部があります。志望先ごとの条件を確認し、合格した場合の進学意思まで整理してから出願先を決めます。

試験時間や字数はどこで確認しますか?

試験時間や指定字数は、受験年度の募集要項や受験案内、入手できる過去問で確認します。確認できた条件を練習にも反映し、時間配分や文字数を答案と一緒に記録すると改善点を把握できます。

まとめ|日本大学の12学部に合わせて進める4手順

日本大学の小論文対策では、12学部のうち志望学科の行を表で確認し、第2次選考全体を見通して準備します。対象、出願条件、形式、書き方の順に整理すれば、自分に必要な試験と提出物が明確になります。

答案は設問を分けて結論を決め、反対意見と2〜4つの根拠を示した後、最後に結論へ戻します。学科の専門知識は設問への回答を支える材料として使い、面接や口頭試問でも判断した理由を説明します。

総合型選抜は9月に出願が始まり、10月に第2次選考が行われます。試験時間、字数、資料の有無と具体的な日程は受験年度の募集要項で確かめ、確認した条件で練習を重ねましょう。

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この記事を書いた人

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