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立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜(AO入試)について解説します!

立命館アジア太平洋大学のキャンパス
CC:JKT-c
目次(ページ内リンク)

立命館アジア太平洋大学の総合型選抜(AO入試)について

立命館アジア太平洋大学が実施する「総合型選抜入試」では「世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~」「総合評価入試」「活動実績アピール入試」の3つから構成されています。それぞれ入試の趣旨や出願資格などが異なりますので、自分の成績や実績に即した入試方式を選択することが可能です。

また立命館アジア太平洋大学では「海外修学経験者(帰国生)入試」や「国際バカロレア(IB)入試」が実施されている他、それぞれの入試に秋期入試も用意されていますので、高校が6月卒業の受験生の門戸が広い点も特徴です。

立命館アジア太平洋大学日程早見表

【入試方式別】募集人員・倍率比較表(文系・理系・文理融合系学部)/2021年度

学部 入試名称 募集人数 倍率 志願者数 合格者数
アジア太平洋学部 世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 10 6.1 92 15
アジア太平洋学部 総合評価入試 45 5.6 222 40
アジア太平洋学部 活動実績アピール入試 60 1.7 286 173
アジア太平洋学部 海外修学経験者(帰国生)入試 20 3.1 53 17
アジア太平洋学部 国際バカロレア(IB)入試 若干名 2.3 7 3
アジア太平洋学部 秋期・世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~(志願者/合格者数は活動アピール入試と合算) 4 2.8 22 8
アジア太平洋学部 秋期・ 活動実績アピール入試(志願者/合格者数は世界を変える人材育成入試と合算) 6 2.8 22 8
アジア太平洋学部 秋期・ 海外修学経験者(帰国生)入試(志願者/合格者数は 国際バカロレア入試と合算) 10 1.7 25 15
アジア太平洋学部 秋期・ 国際バカロレア(IB)入試(志願者/合格者数は帰国生入試と合算) 若干名 1.7 25 15
国際経営学部 世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 10 7.0 63 9
国際経営学部 総合評価入試 25 5.5 131 24
国際経営学部 活動実績アピール入試 35 2.1 138 66
国際経営学部 海外修学経験者(帰国生)入試 10 5.6 28 5
国際経営学部 国際バカロレア(IB)入試 若干名 0.0 0 0
国際経営学部 秋期・世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~(志願者/合格者数は活動アピール入試と合算) 2 2.2 31 14
国際経営学部 秋期・ 活動実績アピール入試(志願者/合格者数は世界を変える人材育成入試と合算) 4 2.2 31 14
国際経営学部 秋期・ 海外修学経験者(帰国生)入試(志願者/合格者数は 国際バカロレア入試と合算) 4 1.5 9 6
国際経営学部 秋期・ 国際バカロレア(IB)入試(志願者/合格者数は帰国生入試と合算) 若干名 1.5 9 6

出願条件の学部別早見表

学部 入試名称 出願〆切 1次入試実施 2次入試実施 合格発表 入学手続き〆切
アジア太平洋学部/国際経営学部 世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~① 9/14 10/3 10/23or24 11/2 11/12
アジア太平洋学部/国際経営学部 世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ ② 11/9 11/28 12/18or19 1/11 1/21
アジア太平洋学部/国際経営学部 総合評価入試① 9/14 10/2 10/23or24 11/2 11/12
アジア太平洋学部/国際経営学部 総合評価入試② 11/9 11/27 12/18or19 1/11 1/21
アジア太平洋学部/国際経営学部 活動実績アピール入試① 9/14 10/9or10 11/1 11/12
アジア太平洋学部/国際経営学部 活動実績アピール入試② 11/2 11/20or21 11/30 12/10
アジア太平洋学部/国際経営学部 活動実績アピール入試③ 12/14 1/22 2/1 2/15
アジア太平洋学部/国際経営学部 海外修学経験者(帰国生)入試① 9/14 10/20~22 11/2 11/12
アジア太平洋学部/国際経営学部 海外修学経験者(帰国生)入試② 11/24 12/15~17 1/11 1/21
アジア太平洋学部/国際経営学部 海外修学経験者(帰国生)入試③ 12/14 1/19~21 2/1 2/15
アジア太平洋学部/国際経営学部 国際バカロレア(IB)入試① 11/2 11/24~26 12/7 12/17
アジア太平洋学部/国際経営学部 国際バカロレア(IB)入試② 11/24 12/15~17 1/11 1/21
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 5/24 6/18 7/9or10 7/19 7/29
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 活動実績アピール入試① 11/24 12/18or19 1/11 1/21
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 活動実績アピール入試② 3/22 4/23 5/10 5/20
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 活動実績アピール入試③ 6/7 7/9or10 7/19 7/29
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 海外修学経験者(帰国生)入試① 12/14 1/19~21 2/1 2/15
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 海外修学経験者(帰国生)入試② 2/22 3/23~25 4/5 4/15
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 海外修学経験者(帰国生)入試③ 4/19 5/18~20 5/31 6/10
アジア太平洋学部/国際経営学部 秋期・ 国際バカロレア(IB)入試 3/22 4/22 5/10 5/20

募集要項/応募資格早見表

学部 入試名称 出願条件
アジア太平洋学部/国際経営学部 世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~/総合評価入試(秋期入試共に) 次の(1)(2)の両方に該当する者。
(1)出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者。
(2)高等学校(中等教育学校を含む)を卒業または2022年3月31日までに卒業見込みの者等、大学入学資格を有する者。
アジア太平洋学部/国際経営学部 活動実績アピール入試(秋期入試共に) 次の(1)(2)の両方に該当し、かつ(3)(4)のいずれかに該当する者。また、英語基準出願者は(5)も満たすこと。
(1)出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者。
(2)高等学校(中等教育学校を含む)を卒業または2022年3月31日までに卒業見込みの者等、大学入学資格を有する者。

(3)次の①~③のいずれかに該当する者。
①英語能力に関して、 TOEFL iBT® Test 42点相当以上のスコアを持つ者。
②International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③外国における高等学校に相当する課程で、正規の教育制度に基づき通算3か月以上の教育を受けた者。

(4)中学卒業後から出願時までの諸活動において優れた実績を持つ者で、高等学校の全体の学習成績の状況(評定平均値)が5段階で3.5以上の者。また、数学について、少なくとも「数学Ⅰ」ならびに「数学A」を履修し、単位を修得している、または修得見込みである者。

(5)英語能力に関して次の①~③のいずれかに該当する者。
①TOEFL iBT® Test 75点相当以上のスコアを持つ者。
②International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
アジア太平洋学部/国際経営学部 海外修学経験者(帰国生)入試(秋期入試共に) 日本国籍を有する者(日本に永住権を持つ者を含む)であって、次の(1)~(3)のすべてに該当する者。また、英語基準出願者は(4)も満たすこと。
(1)出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者。
(2)高等学校(中等教育学校を含む)を2019年4月1日から2022年3月31日までに卒業または卒業見込みの者等、
大学入学資格を有する者。
(3)外国において、正規の教育制度に基づく中学校・高等学校(Grade7以上)にあたる課程で2022年3月31日までに
通算2年以上の教育を受けた、または受ける見込みの者。
(4)英語能力に関して次の①~③のいずれかに該当する者。
① TOEFL iBT® Test 75点相当以上のスコアを有する者。
②International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
アジア太平洋学部/国際経営学部 国際バカロレア(IB)入試(秋期入試共に) 次の(1)~(3)のすべてに該当する者。
(1)出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者。
(2)International Baccalaureate(IB)のディプロマを取得した者または2022年3月31日までに取得する見込みの者。
(3)英語能力に関して次の①~③のいずれかに該当する者。
①International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得または取得見込みの者。
②[日本語基準出願者]
  TOEFL iBT® Test 42点相当以上のスコアを持つ者。
 [英語基準出願者]
  TOEFL iBT® Test 75点相当以上のスコアを持つ者。
③日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した
 者や英語を母語とする者等、十分な英語力を有していると本学が認めた者。

提出書類早見表

入試名称 出願書類 補足
世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 志望理由書 指定の言語で記述
総合評価入試 志望理由書 指定の言語で記述
活動実績アピール入試 志望理由書
活動報告書
エッセイシート
指定の言語で記述
海外修学経験者(帰国生)入試 志望理由書
活動報告書
エッセイシート
推薦書
指定の言語で記述
国際バカロレア(IB)入試 志望理由書
エッセイシート
Extended essay
指定の言語で記述

二次試験の学部別早見表

入試名称 試験概要 補足
世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 個人面接20分 口頭試問を含む
総合評価入試 個人面接20分
活動実績アピール入試 個人面接20分 英語基準の際は英語
海外修学経験者(帰国生)入試 個人面接30分 英語基準の際は英語
国際バカロレア(IB)入試 個人面接30分 英語基準の際は英語

立命館アジア太平洋大学の対策方法

ルークス志塾の考察

併願におすすめの大学

立命館アジア太平洋大学は入試方式によっては評定平均や英語資格が必要なく門戸の広い入試ですので、併願先は自身の評定平均や所有する資格をベースに選出すると良いでしょう。また入試の門戸が広いことから立命館アジア太平洋大学を併願先として選ぶ受験生も多い大学です。

最近の立命館アジア太平洋大学の入試トレンド

立命館アジア太平洋大学は倍率が毎年高まっている、グローバル系の中で人気を博する大学です。入試の種類や回数が多いことから、自分に合った入試を選び、複数回受験するのも手です。
「アジア太平洋」と聞くと分野として広くない様に感じる方もいるかもしれませんが、実際はグローバル系のテーマであれば合格する事例も多くありますので、グローバル系に関心のある人には良い受験先となるでしょう。

立命館アジア太平洋大学(APU)に合格するためにはどの様な対策が必要?

「APUに合格するにはどんな対策が必要?」「自分に合った入試方式は?」「英語資格や評定平均が低くても合格できる?」など、APUの総合型選抜入試の情報や対策方法でお困りではありませんか?
入試方式が増えたり、倍率も高まったりなどきちんとした対策が不可欠なAPU。

この記事では実際にルークス志塾の池袋キャンプ長がAPUの総合型選抜入試(旧AO入試)に関しての質問や悩みにお答えし、対策方法をわかりやすくまとめました!

APUの総合型選抜に関する入試情報はこちらをご覧ください。

今すぐ対策を希望の方やプロ講師に対策法を相談したい方はこちら


APU総合型選抜入試の概要

APUの総合型選抜入試には「世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 」「総合評価入試」「活動実績アピール入試」の3方式が用意されています。また帰国生入試や国際バカロレア入試に加え、これらの秋期入試も行われていることから、入試の種類や回数が多い点が特徴です。
それぞれの方式で出願資格や評価軸などが異なるため、自分に合った方式を選択しましょう。

世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~について

世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~とは、自分なりの「問い」を立て、自分なりの「方法」で、自分なりの「答え(最適解)」を見つける力(探究型の資質や能力)を評価する入試です。

評定平均や英語資格等が出願資格に設けられていないことから、高校卒業/見込み者なら誰でも出願できる、門戸の広い方式です。一方で、アジア太平洋学部・国際経営学部で定員がそれぞれ10名づつであることから総合型選抜入試の中で最も倍率の高い入試方式です。 また「ロジカル・フラワー・チャート」という独自のチャートを用いた入試を展開していることから、他の方式とは異なる対策が必要と言えます。

世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~ 内容
出願書類 志望理由書
1次試験 与えられた資料から、自分なりの「問い」を立て、自分なりの答え(仮説)を設定した上で、設問に解答(120分)
2次試験 個人面接20分(口頭試問含む)

総合評価入試について

総合評価入試とは、志望学部への関心や入学後の学修当への意欲、自らの思考や意見を表現する力を問う選考を通じて、入学後の成長の可能性を総合的に評価する入試です。
この方式の定員はアジア太平洋学部が45名、国際経営学部が25名となっていることから世界を変える人材育成入試よりは倍率が低い傾向にありますが、それでも昨年は5倍を超えるなど人気の方式です。こちらも評定平均や英語資格が出願基準に設けられておらず、代わりに小論文の試験が設けられております。

総合評価入試 内容
出願書類 志望理由書
1次試験 社会で生起する様々な問題に関する評論文・エッセイ等の課題文を読み、小論文を作成(試験時間90分、記述量1,200字)
2次試験 個人面接20分

活動実績アピール入試について

活動実績アピール入試とは、中学卒業後から出願時までに修得した英語能力や海外留学等の国際経験をはじめ、学業、文化、芸術、スポーツ、ボランティアなど、さまざまな分野での活動実績・成果と、入学後の活動意欲や学修意欲を評価する入試です。

英語資格や評定平均、活動実績などで基準を満たさなければ出願が出来ないことから、他の方式と比較すると門戸は狭いと言えます。ただその基準自体はそこまで難しいものではなく、また倍率もこの入試が最も低いことから、オススメの方式と言えるでしょう。

活動実績アピール入試 内容
出願書類 志望理由書
活動報告書
エッセイシート
1次試験 書類審査のみ
2次試験 個人面接20分

APUの総合型選抜入試を対策する際の重要なポイント

ルークス志塾では過去の入試結果を踏まえ、APUの書類を執筆する際に以下のポイントを重視しています。

・「世界を変える」を意識する
・自分にAPUが必要な理由を考える
・学修分野が設置されていることに注意する

「世界を変える」を意識する

まず最初の「世界を変える」を意識する点についてですが、APUでは「APU 2030 VISION」を設置しており、これやアドミッションポリシーを踏まえた上で志望理由書を記述することが求められます。その中でも APU 2030 VISION では

APUで学んだ人たちが世界を変える。
この多文化が共生する国際社会には多様な価値観が存在し、対立や摩擦が否応なく生じる。異なる文化と価値観の違いを認めて理解し合い、自由で平和な世界を築く「世界市民」を育成する。これが、APUの目指す「自由・平和・ヒューマニティ」「国際相互理解」「アジア太平洋の未来創造」という理念の核心である。

APUで学んだ一人一人が、自由と平和を追求する人間として、人間の尊厳に対する畏敬の念を抱き、世界で、日本で、それぞれの住む地域や立場で、他者のために、社会のために行動することにより、世界が変わる。

APUで育つ「世界を変える」人とは
・他者と協働し、対話を軸に対立を乗り越え、社会に影響を与えることができる。
・異なる文化との衝突や遭遇したことのない困難への耐性がある。
・多様な視点やアイデアから、新しい価値を創造することができる。
・自分自身のゴールを描き、生涯学び成長し続けることができる。

「世界を変える」人を育てるためにAPUは
・比類ない多国籍・多文化環境を活かして、世界市民として成長するための学習や活動の機会及び生活環境を提供し、世界に誇るグローバル・ラーニング・コミュニティを創成する。
・教育・研究の質を絶え間なく向上させ、世界で通用する新たなグローバル・ラーニングの価値を創造する。
・APUの財産である世界中の卒業生や地域社会のステークホルダーとのつながりを深化させ、教育活動や大学運営で協働する。

―APUは世界に誇れるグローバル・ラーニング・コミュニティを構築し、そこで学んだ人たちが世界を変える。

APU公式サイトより引用

上記の様になっています。すなわち、地球社会で生じている対立や摩擦、言い換えれば社会の問題を解決に導いたり、社会に良い影響を与えたりする様な人材を育むことを目指していると言えるでしょう。

自分が抱く将来像を基に記述するのは大前提ですが、利己的な目標に留まってしまってはAPUとのマッチングは難しいでしょう。将来はどの様にして社会に貢献したり良い影響を与えたりしたいのかなど、自分の理想と社会の理想のバランス感を意識しながら、志望理由書を記述するのがポイントです。

自分にAPUが必要な理由を考える

全ての総合型選抜入試に通ずることですが、なぜあなたがAPUに進学する必要があるのか、ないしはそれが望ましいのかを論理的に説明することは不可欠です。特にAPUは他大学と比較しても多様で豊かな特徴が多くあります。これらを踏まえ、「あなたが世界を変える人間になるためになぜAPUが必要か」について深堀りをすると良いでしょう。
そのためにはAPUに対するリサーチが欠かせません。ホームページやパンフレットを参照するのはもちろん、オープンキャンパスや模擬授業など、実際にAPUと触れる機会を作ることも重要です。APUはこうした機会も他大学より多いですので、積極的に参加してみましょう。

学修分野が設置されていることに注意する

APUはアジア太平洋学部と国際経営学部の2学部で構成され、各学部で以下4つの「学修分野」が設置されています。

アジア太平洋学部:
・環境/開発
・観光学
・国際関係
・文化/社会/メディア

国際経営学部:
・会計/ファイナンス
・マーケティング
・経営戦略と組織
・イノベーション/経済学

APUは「国際学生が約半数」「日英二言語による学部教育」などの特徴に目が行きがちですが、そこで留まってしまってはAPUとのマッチングに関しては不十分です。幅広い分野を扱っているAPUですが、志望理由書の落としどころ(大学で何を学び/研究するか)は上記の学修分野をベースにすることでさらなるマッチングが期待できます。

出願書類の対策方法

志望理由書

3つの入試方式全てで志望理由書の提出が求められています。

志望理由書には「本学のアドミッション・ポリシーとAPU2030ビジョンを読んだうえで、志望理由と入学後の学習プランについて、述べてください。」との設問があり、800字以上1000字以内で記述するフォーマットとなっています。

そして入試の趣旨に「入学後の学修について自分なりの目標を掲げ、より良い世界の実現に向かって他者とともに取り組むことのできるみなさんの入学を期待しています」とあり、また出願書類の選考基準には「志望学部への興味や関心、入学後の学修当に対する意欲や熱意、記述の論理性や説得力など」とされています。
これらをまとめると、あなたが将来解決したい社会問題やどの様に社会に良い影響をもたらしたいかなど、志望理由書を執筆する上でのテーマを設定し、そのテーマを達成する上でなぜAPUに進学する必要があるのかを論理的に記述しましょう。
その際は自身の実績やキャラクターなど個人的な話をすることも欠かせませんが、同時に社会的視点も欠かせません。「なぜその問題が生じているのか」などの視点も踏まえることで、APUが必要な理由を深めることが出来るでしょう。なお、こうした社会的な視点は「世界を変える人材育成入試」「総合評価入試」の1次の筆記試験でも重宝されます。

活動報告書編

活動実績アピール入試で提出が求められています。
あなたがアピールしたいことと、書類のフォーマットに合わせて記述をすると良いでしょう。また内容によっては証明書などの提出も必要ですので、余裕を持って準備することが重要です。

エッセイシート

活動実績アピール入試で提出が求められています。設問は以下の通りです。

高校時代の学修や課外活動等を通じて、あなたにとって大切な経験となった出来事について述べてください。成果を挙げられたことはもちろん、困難な状況に直面したこと、あるいは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたことなどを振り返り、あなた自身の成長や変化について分析してください。言及する活動は、1つでも、複数でもかまいません。

APU総合型選抜募集要項より引用

そしてエッセイシートは800~1000字での記述となります。
設問がありますが比較的自由度の高い書類と言えます。自らがこれまでに経験してきたことで、特に文書として大学側に伝えたいものを選んで書くと良いでしょう。その際はただ実績の羅列に留まるのではなく、「困難な状況に直面したこと」を踏まえ、それをどの様にして乗り越えたのかを記述することで「あなた自身の成長や変化」を記述することが出来ます。

またAPU 2030 VISIONでは「世界を変える人」を

・他者と協働し、対話を軸に対立を乗り越え、社会に影響を与えることができる。
・異なる分野との衝突や遭遇したことのない困難への耐性がある。
・多様な視点やアイデアから、新しい価値を創造することができる。
・自分自身のゴールを描き、生涯学び成長し続けることができる。

APU公式サイトより引用

上記の様に定めています。何を記述するか迷った際はこうした基準を参考に、あなたがやってきたことに意味づけをするのも一手です。

筆記試験・面接試験の対策方法

筆記試験

世界を変える人材育成入試と総合評価入試では書類の出願後に、筆記試験が設けられています。これと書類を合算して1次試験の合否が決まるので、対策の欠かせない試験です。
世界を変える人材育成入試については、APU独自の「ロジカル・フラワー・チャート」を用いた筆記試験を行います。ロジカル・フラワー・チャートとは「考えるべき問題を見つけ、その問題がなぜ起きているのか(どうすれば解決できるのか)について仮説を立て、その仮説が正しいかどうか、誰もが理解できるような方法で論証・検証し、結論を導くという探求的なプロセスをモデル化したもの」です。なお、この方式は歴史が浅いことから、APUから対策法が示されています。以下を参考に対策を講じると良いでしょう。

① 社会的に価値のある「問い」を立てること
② その「問い」に対応した仮説を筋道立てて説明できる練習をすること
が必要です。
また、普段から身の周りの出来事に関心を持ち、「Why」をキーワードに「問い」を立てる練習を心掛けましょう。

入試要項より

一方、総合評価入試ではいわゆる小論文の試験が課されます。課題文読解系の小論文でアジア太平洋学部と国際経営学部双方に通ずるテーマの出題がなされ、主に読解力や要約力、自らの意見を論理的に述べる力が図られます。
過去の講評を見ると、内容はもちろん文章表現や誤字脱字、文字数不足も減点対象となることから、見直しが不可欠です。また要約部分では「論点をきちんと抑えること」と、自らの論を展開する部分では「正しく問いに答えること」や「論理的に解答すること」で点数を落とした受験生が散見されています。これらは小論文における基礎ですので、まずは小論文の基礎を固めることで失点を回避しましょう。市販の小論文の問題集などは市販で多くのものが取り扱われていますので、それらを参考に学校の先生に添削を依頼するのも一つの手です。

課題文は決して難解なものではなく、多くの解答からは、日ごろ様々な文章に接し、また、
自分の論を矛盾無く展開する訓練を積んだことが窺えました。
内容理解度を問う設問に対しては、課題文の要旨を踏まえた適切な解答が多くを占めまし
たが、設問の意図への理解が不十分なものや、重要ポイントの見落とし、基礎的な文章表現
上の誤り、誤字・脱字が散見され、それらは減点対象としました。
受験者自身の論を展開することを求めた設問や、筆者の論考について自分自身の経験を通
して説明することを求めた設問においては、設問の求めに正しく応えられていない解答や、
自らの考えを論理的に展開できていない解答、課題文に示された論を踏まえずに展開されて
いる解答が少なくありませんでした。また解答が指定文字数の 7 割程度未満である場合や、
適切に段落が設けられていない解答、誤字・脱字、その他言語表現上の誤りも散見され、そ
れらは減点対象としました。

2017年度 総合評価方式 講評

面接試験

2次試験は全ての入試方式で面接試験が設けられており、20分となっています。「APUの多文化教育・生活環境やリソースを積極的に活用し、学び成長することができるかなど」を評価すると要綱に記述のあることから、自らの志や将来の目標を主軸に、なぜあなたにAPUが必要なのか入学してどのような勉学や活動に励みたいかなどを深堀りすると良いでしょう。また下記の2017年度の講評を踏まえると、「具体性」「将来性」で他の受験生と差をつけられる点が伺えることから、こちらは重点的に対策をすることが効果的です。
一方で、一般的な質問に対してあらかじめ準備をすることは重要ですが、面接はコミュニケーションの場であることも忘れてはいけません。対話の流れや論理を意識し、常にナチュラルで等身大の自分をアピールする様に心がけましょう。

しかし一方で、志望学部の学修に対する興味・関心や、入学後の学修計画について具体的に述べられない受験者や、これまでの学習や経験を大学入学後にどのように発展させていくかを的確に説明できない受験者などが散見されました。
また、志望動機や入学後の展望などに関する一般的な質問に対して、的確に答えられるようあらかじめ回答を準備してきた受験者が多数でした。準備して面接に臨むことは大切なことであり、そのこと自体が評価を低めることはありませんが、準備してきたままの簡潔さを欠く回答や、具体性を欠く回答などは低い評価となりました。

2017年度 総合評価方式 講評

また過去の講評によれば、「興味・関心のある社会事象や国際問題等を受験者に挙げさせ、それに対する受験者自身の考えを述べさせる」質問もあるとのことです。こちらに関しては、自らの志望するテーマや国際問題について広く関心を広げ論点を理解して自らの意見を述べる力を育むことが不可欠です。こうした力は小論文を通じて身に着ける受験生が多いですので、APUに小論文がないからと言って油断は禁物と言えます。
世界を変える人材育成入試については、面接と一緒に口頭試問も実施し、筆記試験での解答内容に基づく質疑応答を行います。この入試方式の受験生は、問いを発見して分析し解決へ導く際の思考力も鍛えておくと良いと言えます。
なお、活動実績アピール入試を英語基準で出願した際には、面接は英語で実施されますのでご注意ください。またこの方式以外でも英語力をアピールした受験生は面接で英語での解答を求められることもありますので、一般的な質問はある程度準備をしておいた方が良いでしょう。

学校では対策が難しい場合も?

ここまでAPUの総合型選抜に関する対策法を述べてきましたが、学校では本質的な対策が難しい場合もあります。特にAPUは毎年多くの学生を総合型選抜で採っていることから、他の受験生の傾向などを踏まえた対策が不可欠です。また新しい方式を積極的に用いている点からも、学校にはノウハウが不足する事例もあるようです。

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この記事を書いた人

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