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高3の夏から考える大学受験・AO推薦入試 (総合型選抜)の攻略法

高3の夏から考える大学受験・AO推薦入試 (総合型選抜)の攻略法

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高3夏から総合型選抜(AO入試)を対策をする場合、いける大学は「あなたの実績次第」!

「高3夏からでも総合型選抜(AO入試)の対策は間に合います!」という記事をよく見かけます。しかし、長年講師として指導している筆者が正直に言うと ・早慶上以上は能力次第 ・MARCH、関関同立は気合と根性次第 ・大東亜帝国あたりは能力問わずまだ間に合う

となると思います。

そこで、今回は高3の夏にやるべき具体的な対策法をお伝えします!この記事を読んで、ぜひこの夏の対策に役立ててください!

また、「そもそも総合型選抜(AO入試)(総合型選抜)って何?」「基礎から知りたい!」という方は、こちらの記事をご覧いただいてから、本記事をお読みください。

また、夏の対策はこちらの「高3の春から考えるAO推薦入試(総合型選抜)」も合わせて読むと、より理解が深まると思います!

なぜ高3夏からだと、能力次第で合格できる大学が変わるのか

前述のように、「高3の夏からでも総合型選抜(AO入試)は間に合う」と言うことをよく耳にします。もちろん、これは間違っていません。しかし、この言葉には落とし穴があります。

高3の夏から間に合う人は、すでに活動実績を持っている人

AO推薦入試(総合型選抜)を意識してはいなかったが、すでに課外活動や留学経験、英語資格などを持っている人は間に合うこともあります。つまりそれは、「すでに大学にアピールするための活動実績や学力があり、あとは書類に落とし込むだけ」という人です。

しかし、対策などをこれから行うという人は、書類の内容から作っていかないといけないなど、時間がかかることが多いです。

では、ここから具体的に大学別で高3から間に合う大学についてお話ししておきます。

早慶上は能力次第

一般入試同様、早慶上は総合型選抜(AO入試)においても最難関大学と呼ばれ、学生に求めるレベルもかなり高いです。

さらに、早慶上を受ける受験生の多くは留学経験がある、英検準1級を持っている、ビジネスコンテストなどの課外活動をおこなっている、などの人が多いです。
また、大学によってかなり求める生徒像が違っているため、そこを把握しつつ対策を行っていく必要があります。

そのため、対策(活動実績を作るなど)にも時間がかかりますし、小論文などは学力次第によって対策する量も変わってきます。ですので、高3夏から早慶上に合格するためには、現状のあなたの実績や能力次第となることが多いです。

MARCH、関関同立は気合と根性次第

総合型選抜(AO入試)、総合型選抜においてもMARCH・関関同立はかなり人気のある大学であり、毎年受験生も多く、倍率が10倍を超える学部も存在します。ただ、これらの大学は早慶上に比べ、学生に求める活動などはそこまで高くないこともあります。

しかし、だからと行って対策をしなくてもいいということではありません。というのも、総合型選抜(AO入試)、総合型選抜においても、毎年MARCHあたりを受ける受験生は「早慶上の滑り止めとして受ける」という人が多いためです。

ですので、活動実績などがない人でも対策を間違えなければ逆転のチャンスはありますが、「ほぼ毎日対策を行ってギリギリ合格できるかどうか」ということになってきます(もちろん、受験生の現状によっても変わってきますが)。

大東亜帝国あたりは能力問わずまだ間に合う

早慶上、MARCH、関関同立以外の大学は、まだ間に合うパターンが多いです。ただし、勘違いしないで欲しいことは「対策をしっかり行っていれば」という前提のもとです。

活動実績を作る、課題論文を作成するために知識をつける、小論文対策を行う、など。
これらはしっかり行えれば高3夏からでも間に合う、ということを忘れないでください。

高3の夏は、出願書類作成に力を入れましょう!

高3の夏にやるべきAO推薦入試(総合型選抜)対策は、出願書類(志望理由書、自己PR書など)の作成です。ここで注意して欲しいのは「ただ書類の体裁を整えて書けばいい」というわけではありません。

では、どのように対策をすべきなのでしょうか。

対策の前に知っておきたい、AO推薦入試(総合型選抜)の特徴

出願書類を作成する前に受験生のみなさんに知っておいていただきたいのは、AO推薦入試(総合型選抜)がどういう試験か、ということです。試験概要・評価のポイントは何かです。これを知っておけば、合格するために出願書類で他の受験生と差をつけられます。

簡単にお話しすると、AO推薦入試(総合型選抜)は・・・

総合型選抜(AO入試)の本質は、大学とのマッチング

つまり、①自分の将来のビジョンが明確、②志望校が求める生徒像に合うこと 
この2点を出願書類で見せていく必要があります。

(もっと詳しく総合型選抜(AO入試)について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください)

対策1 出願書類を書く前に準備しておくこと

AO推薦入試(総合型選抜)の特徴を知ったところで、出願書類を書くためにするべき具体的な対策をお話ししていきましょう。

出願書類に書く内容を揃えよう

まず受験生のみなさんに考えて欲しいのは「出願書類は何を書けばいいのか」ということです。

ちなみに、この質問を毎回受験生にするのですが、返ってくる回答として
①大学に入ってからやりたいことを書く
②自分の将来の目標を書く
③自己PRをする
が多いです。

前提として、上記のことは書く必要があります。しかし、忘れないで欲しいことはAO推薦入試(総合型選抜)は相対評価、他の受験生よりどれだけ評価されるかです。そう考えると、①〜③ではあまり差が出ないことが多いです。

それでは、上記以外でどこで差をつけるべきでしょうか。

準備すること1 志を明確にしよう

何よりもまずやらなければいけないことは、志(自分が将来やりたいこと)を明確にすることです。また、志は「自分の夢を社会のため・人のためにどう役立てることができるか」ということまで考えていかなければいきません。

例えば「子供が好きだから教師になりたい」では、自分がやりたいことで終わっていますが、「子供たちの個性を伸ばすことができる教師になりたい」ということであれば、社会のためになるので志となります。

まずは自分の志を明確にしましょう。

(詳しい志の見つけ方はこちらの記事で紹介しています)

準備すること2 志を実現するための活動実績

AO推薦入試(総合型選抜)の対策としてやってしまいがちなことは、とりあえずボランティアをするということです。もちろん、ボランティアが悪いというわけではありませんが、合格に近づける活動実績は「志を達成するための活動実績」です。「自分の志を達成するために活動しています!」ということをアピールできるためです。

代表的な活動としては

  • 自分の志と近い人にインタビューに行ってみる
  • 自分の志を達成するための課題点を見つけるために文献を読む
  • 志を達成するための活動を自分でやってみる

などがあります。これらの活動を出願書類でアピールすることで、他の受験生と差をつけることができます。

(詳しい活動の内容については、こちらの記事の「対策3 活動実績を作っていこう」をご覧ください)

対策2 出願書類の対策・書き方

対策1を終えたら、ある程度志望理由書や自己PR書類に書くことが出来てくるでしょう。その次にやるべきことは、出願書類対策・書き方です。ここで、多くの受験生が見落としてしまっている、出願書類に書くにあたって先にやるべきことを紹介します。
これを知ることで、書類の通過率がグッと上がります。

やるべきこと1 大学が求める生徒像を理解しよう

多くの受験生が出願書類でやってしまいがちなことは「自分の経験をアピールしよう!」ということに比重を置きすぎてしまうことです。

もちろん、自己PRも必要です。ただ、忘れていけないことは「自分はあなたの大学に適性がある!」ということをアピールするということです。

考えてもみてください。AO推薦入試(総合型選抜)は、教授たちが将来自分の研究室に来てくれるかもしれない生徒を見定めるための試験です。仮に相手が「グローバルな人材を求めている」ということを知らず、「部活動で全国大会に出て優勝しました!」と言っても響かないのです。

ですので、まずは大学がどういう生徒を求めているのかを把握しましょう。

(詳しい大学の分析方法は下記のページに載っています)

やるべきこと2 出願書類(志望理由・自己PR書など)の書き方を理解しよう

次にやるべきことは、志望理由書や自己PR書類などの書き方を理解しましょう!前提として書き方に答えはありませんが、ルークス志塾では長年蓄積してきたノウハウから伝授しています。

各書類の書き方については、こちらのページにまとまっていますので、参考にしてみてください。

対策3 小論文対策もしっかり行おう

二次試験に小論文がある方は、出願書類作成を進めながら対策を進めましょう。というのも、小論文は①書き方を覚える②小論文で使える知識を入れていく、という2つの段階があります。

まだ対策をしていないという人は、演習を重ねて①書き方を覚えなければいけないですし、②知識をつけるのはさらに時間がかかります。

また、小論文は書けば書くほど上達していきます。ルークス志塾では、総合型選抜(AO入試)でよく出題される傾向から作成した50問の演習問題を塾生は解いています。このように、早めのうちから対策を始めていきましょう!

おまけ 活動実績はギリギリまで作ろう!

上記のやるべきことは別として、より合格率を高めるためには「活動実績はギリギリまで作ること」をおすすめしています(特に、MARCH以上の大学を狙っているのであれば確実にやりましょう)。

「対策1 出願書類を書く前に準備しておくこと」でも記述したように、活動実績は自分の志を達成するためにどれだけ活動することです。つまり、活動実績のゴールは「社会問題を解決した理想の状態」であり、それを達成するには一生をかけても叶わない可能性もあります。

しかし、だからと言って途中で止めるのではなく、ギリギリまで活動を行い「ここまでやりました!残りは大学で具体的にこういうことをしていきたいです!」と伝えることで、やる気をアピールできます。

ですので、なるべく合格率を上げるためにはギリギリまで活動実績を作りましょう。毎年ルークル志塾の塾生も、出願書類を作成しながら活動も行なっている子が多いです。

以上!高3の夏から始めるAO推薦入試(総合型選抜)でした!

お伝えしたように、人によってもやるべき対策や志望校によって戦略も変わってきます。もし受験にお悩みの方はぜひ無料相談会にいらしてみてください!夏からあなたがやるべき対策をお伝えします!

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この記事を書いた人

大城 翔平のアバター 大城 翔平 Loohcs志塾柏・名古屋・仙台校校舎長

Loohcs志塾柏、名古屋、仙台校の校舎長、webチームにも所属。浪人生活を経て、東京学芸大学→同大学院に進学。在学中は「教育に必要なことはなんだろう」と休学して日本中を旅しながら考えたことも。卒業後、某大手予備校に勤務し、大学受験のアドバイス・サポートを行う。コピーライター養成講座受講、宣伝会議賞も受賞経験あり。