【合格者解説】東北大AOⅡ期入試の面接試験について徹底解説します!
東北大学AOⅡ期入試とは?
東北大学のAOⅡ期入試は11月の上旬から中旬に行われる総合型選抜(AO入試)(総合型選抜入試)のことであり、国公立大学では珍しく共通テストを利用しない入試方式となっています。
一般入試とも両立しやすい入試形式であり、多くの学部で前期試験よりも高倍率になっているためAOⅡ期入試で不合格だった受験生が毎年200名以上一般入試で合格しています。
この記事ではそんなAOⅡ期の面接試験について解説していきたいと思います。
令和6年度の募集要項をもとに作成した、東北大AOⅡ期入試の特徴、倍率、スケジュール、選抜方法等の徹底解説ページも併せてご覧ください。
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詳細は以下のページをご確認ください。ご参加お待ちしております!
AOⅡ期入試を実施している学部
- 文学部
- 教育学部
- 法学部
- 理学部
- 医学部医学科
- 医学部保健学科
- 歯学部
- 工学部
- 農学部
各学部の面接形式
以下、令和6年度東北大学入学者選抜要綱、そして各学部の2023年度以前の実際の合格者からの体験談をもとに作成しています。今年度から面接形式が変更となる可能性もありますのでご注意ください。
文学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、文学部の学問・研究に対する熱意や問題関心、独創性や積極性、及び文学部で学ぶ積極的な意思その他について質問します。それにより、自分の考えを口頭で的確に表現できるかどうか、すなわち、話す力を評価します。出願書類も、面接の参考にします。」
<対策のポイント>
文学部は知への謙虚さが重要視されている印象です。要綱にも記載されている通り、専門や自分の興味の分野に関わる質問が多く聞かれることになります。自身の志望理由書に書いた分野に関する質問には答えられるように準備していくことが望ましいです。その際、分野や見識に対する安易な比較や決めつけ、知ったかぶりをせず、自分の考えを誠実に伝えようとする姿勢で臨みましょう。知らない質問が来た際には、しっかりと知らないことをまず認めた上で、自分なりの見解や大学で学んでいきたいという意思を示すことが大切です。
教育学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、論理的思考力、表現力、英語で話すための基礎的な能力等の学力とともに、国内外の教育に関する課題の解決や研究に携わろうとする意志の強さ、人間性の豊かさなどについて評価します。」
<対策のポイント>
教育学部では要綱にも記載されている通り、教育分野に関わる者として、教育を通して世界をより良くしていこうとする意志が重要視されている印象です。将来、自分がどのような形で教育に関わり、貢献できるかをしっかりと伝えられるように準備していくことが望ましいです。また、教育は人と人が直接関わる分野であり、人間性の豊かさも学力と同等に重要視されるため、教育に対する情熱や誠実さを伝えられるように練習を重ねましょう。
法学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、国内の地域社会のみならずグローバル社会に生起する法的・政治的諸問題についての関心の程度、国内外の法律・行政・政治に関する実務や研究に将来携わろうとする意志の強さ、英語で話すための基礎的な能力、論理的思考力等について、評価します。」
<対策のポイント>
法学部では、グローバルな視点で法的・政治的諸問題について考えられる多面的な思考力、そしてその分野で将来活躍し、世界をより良くしていこうとする意欲や情熱が重要視されている印象です。自身が将来携わりたいと考えている分野の質問が来た際には、根拠をもって答えられるように準備しておきましょう。また、普段から現代社会の直面する諸問題に関心を持っておくことで、思いがけない質問にも対応しやすくなります。
理学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、学習意欲、論理性・独創性・好奇心及び理学的センス・英語で話すための基礎的な能力などについて評価します。」
<対策のポイント>
理学部では各専門分野に関しての強い探求心、好奇心、学習意欲が重要視されている印象です。自分の興味がある分野に関してかなり踏み込んだ質問がされる傾向にあるので、自分の志願学科の範囲については専門的な質問が来ても対応できるように準備していくことが望ましいです。
医学部医学科
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、実施前に小作文を課します。面接では、医師や医学研究者としての適性、英語で話すための基礎的な能力を評価します。また、科学研究に関する活動を主体的かつ継続的に行ってきた経験がある場合には、面接の際にその成果や活動について発表の場を与えて評価します。なお、小作文は面接の参考資料として用います。」
<対策のポイント>
他の多くの学部と異なり、医学部と農学部では事前に小作文課題が出され、それについても質問されることになります。また、医学科の面接ではプレゼンをするのが特徴です。面接が始まる前に先生からある話題について講義を受け、約10分間で講義の内容をまとめたスライドを作ります。それを面接官の前で発表し、プレゼンの内容に関する質問に答えます。他には、簡単な英文の音読や、自己アピールなどの時間があります。
これらは自分一人で対策するのは難しく、学校の先生や塾を利用したり、友達とお互いを評価し合うなどして問題形式に慣れておくことが望ましいでしょう。また、医学に関する専門的な知識はもちろん、将来医療分野に関わる者としての心構えや人間性も重視されるため、医療にまつわる倫理的問題など知見を深めておくことが大切です。
医学部保健学科
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、実施前に小作文を課します。面接では、保健・医療に対する関心と学習意欲、探求心や積極性、コミュニケーション能力、協調性、倫理観、英語で話すための基礎的な能力などを評価します。なお、小作文は面接の参考資料として用います。」
<対策のポイント>
医学科と同様、事前に課された小作文についての質問が来ることが特徴といえます。医療に携わる者としての、積極性や倫理観などが重要視されている印象です。将来、保健や医療に自分がどう関わっていきたいと思っているのか、その中でどのように成長していきたいかを自信を持って伝えられるように準備していくことが大切です。
歯学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、出願書類の内容を参考にして歯科医療高度専門職業人としての適性や歯学教育者・研究者としての適性及び英語で話すための基礎的な能力などを評価します。」
<対策のポイント>
歯学部では、問題解決や知識追求に高い意欲を持つ人,幅広い視野と柔軟な感性をもち、医療に携わる者として豊かな人間性を備えた人が求められています。将来、歯学・歯科医療の各分野で自分はどのように活躍したいか、そのためにどのような大学生活を送りたいかをしっかりと伝えられるように準備していきましょう。面接内容は、専門的な質問というよりも、人間性を測るような突飛な質問が来る傾向にあるため、学校の先生や塾を利用したり、友達とお互いを評価し合うなどして対策することが効果的です。
工学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、主に志願学科に関わる科学技術についての知識、コミュニケーション能力、独創性やひらめき、学問や研究に対する熱意や積極性、視野の広さや倫理観などについて評価します。」
<対策のポイント>
工学部は、化学・バイオ工学科、機械知能・航空工学科、建築・社会環境工学科、材料科学総合工学科、電気情報物理工学科の5つの学科があり、それぞれの分野に関してかなり踏み込んだ質問がされる傾向にあるので、自分の志願学科の範囲については専門的な質問が来ても対応できるように準備していくことが望ましいです。また、知らない質問が来た際には、しっかりと知らないことをまず認めた上で、自分なりの見解や大学で学んでいきたいという意思を示すことが大切です。
農学部
令和6年度東北大学入学者選抜要綱を見てみましょう。
「面接試験では、実施前に農学に関する話題で小作文を課します。面接では、出願書類と小作文を参考に、農学への関心度と知識、発想の柔軟性と豊かさ、表現力、行動力、協調性等を総合的に評価するとともに英語で話すための基礎的な能力を評価します。なお、小作文そのものは採点の対象にしません。」
<対策のポイント>
農学部も医学部と同様、事前に課される小作文に関する質問が来ることが特徴です。農学に関する専門的な話題で小作文や質問が課されるため、農学に関する植物、農業、動物、海洋などの知見を深めて臨むことが有効であると考えられます。また、入学後に希望するコースの分野に関しては特に深堀りする質問がされるため、自分の興味のある分野の話題について普段から考えを深め、準備しておくことが望ましいでしょう。
面接試験の対策のコツ!
東北大学のAOⅡ期試験の面接は多くの学部で提出書類に基づいた質問や志望学部(学科)に関連する基本的な知識を問われます。
対策として重要なのは以下の二点です。
- 自分の志望理由について簡潔に説明ができること
- 突然の質問に対しても論理性を保ちながら自分の考えを相手に伝えること
面接試験は一人で対策することが非常に難しいため、周りの人に頼んだり、塾を利用するなどの方法で上記の2点を確実に押さえるようにしましょう!
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どのような形式で面接されるのかは分かったけど、どう対策すればいいか分からない、今の対策で本当に十分なのか不安、実際にどんな質問がされるのか知りたい。
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徹底的に対策をして合格を掴み取ろう
東北大学の総合型選抜(AO入試)の面接試験では、医学部や農学部などの少し特殊な面接形式などもありますが、基本的に大学が求めている能力は変わりません。定型文を覚えるだけでなく、その場で聞かれた質問にも臨機応変に答えることができる実践的な力を身に付けましょう。それには、学校の先生や塾などを利用して本番形式の練習を積み重ねることが効率的です。
胸を張って堂々と面接試験に臨めるように、万全な対策で合格を掴み取りましょう!
実施校舎/お問い合わせ先
ルークス志塾(旧AO義塾)仙台校舎
宮城県仙台市青葉区 木町通2-2-51-2F
メール:sendai@aogijuku.com
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