【秘訣公開】法政大学文学部グローバル体験公募推薦で圧倒的に合格に近づく秘訣を伝授します!
はじめに
はじめまして!ルークス志塾シェルパの久保領雄音です。
今回記事にする法政大学は、文部科学省が定める「スーパーグローバル大学です」グローバルな人材の育成に力を注ぎ、まさにグローバル化に対応することのできる大学です。グローバル体験公募推薦は、そんな法政大学において唯一名前にグローバルという単語がある入試形態です。
これから紹介していく特徴にもあるように、国際色豊かなバックグラウンドで成長してきた学生、そして、日本に留まらずグローバルな舞台で活躍したい学生にぴったりな大学です。
あなたのグローバルな体験を活かして法政大学文学部哲学科に興味がある学生は是非最後まで読んでみてください!
ひと目で分かる入試概要
学部 学科 |
募集人数 | 倍率 | 評定基準 | 留学資格 | 出願 | 1次試験 | 2次試験 |
哲学科 | 若干名 | 2.4倍 (2020) |
なし | 連続180日間以上 | 専願のみ | 書類選考 (志望理由書/小論文) |
面接 |
日 本 文 学 科 |
若干名 | 2.4倍 (2020) |
なし | 連続180日間以上 | 専願のみ | 書類選考(志望理由書) | 小論文/面接 |
英 文 学 科 |
若干名 | 2.4倍 (2020) |
なし | 連続180日間以上 | 専願のみ | 書類選考(志望理由書/小論文) | 面接 |
(出典:法政大学、「2021年度グローバル体験公募推薦入学試験要項」)
出願するために大切な情報を以上の表にまとめました。
募集人数は正確には定まっていません。そのため、その年度の出願者数によって大きく倍率が左右されます。2020年度の倍率は2.4倍でした。ところが、一般入試合計の倍率は5.4倍(2020年度)、セ試合計は5.0倍(2020年度)であるため、一般入試よりもはるかに低い倍率となっています。留学経験のある受験生には倍率からの視点では魅力的な入試方法です。
学力証明について、高等学校での評定に関する基準はありません。英語能力を証明する書類の提出もありません。一方で、連続で180日間以上の留学経験が必要です。
また、専願(合格した場合には必ずその大学の学部学科に入学すること)でのみ出願可能です。
入試試験は、1次と2次に分かれています。1次選考では、哲学科/英文学科は志望理由書、小論文によって、日本文学科は志望理由書のみで選考されます。2次選考は、哲学科/英文学科は面接のみ、日本文学科は小論文と面接となっております。
グローバル体験公募推薦とは
グローバル体験公募推薦は、海外高校への留学体験を経験したことがあるなどの、国際色豊かな経験を持つ高校生のために、学力試験だけでは評価できない能力、経験および意欲を評価する入試形態です。
選考方法は、第1次選考として書類審査(志望理由書等)を行い、その合格者に対して第2次選考(筆記試験や面接)を行います。
法政大学には、自身の海外経験や海外高校でのバックグラウンドを活かしたい学生が、その長所を最大限発揮することのできる環境が広がっています。あなたの長所を活かして大学に入学することができる入試がグローバル体験公募推薦なのです。
各学科の特徴を比較
哲学科
哲学科の特徴は、なんといっても多彩なカリキュラム設定と、幅広い専門分野に対応することのできる教員陣がそろっていることであると言えます。
例えば、あなたの海外経験を通して、日本人と外国人の根本的にある思想や考え方に違和感を覚えたことがきっかけで、古今東西の哲学思想を比較しながら哲学について学びたいと考えるようになったとします。その思いを実現することができる大学が、この法政大学文学部哲学科なのです。
哲学思想や宗教、美学・芸術学、文化史、心理学、社会学関係などの多彩な学問分野を、学生の多様な関心に応じて学ぶとができる環境を整えている点に、大きな特色があります。また卒業後の進路については、大学院へ進む学生もいれば、IT産業界や大手企業、公務員になる学生もいます。
文学部哲学科で培った論理的思考力は、社会に出てからも大きく活躍することでしょう。
日本文学科
日本文学科の特徴は、一つ一つの「言葉」との関わりを大切にすることで、日本人の心や文化の本質を追求していくところにあります。そして、情報を正しく受け止めて、自分なりに思考し、結論を的確に表現するといった、大学で要求される本物の国語力について学びます。
また、カリキュラムは高い専門性を身につけるため、2年次より文学、言語、文芸の3つのコースに分かれます。学生はこのうちの1つのコースに所属し、所属したゼミナールでは、卒業論文につながる研究を進めていきます。日本文学科では、中学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(国語)、図書館司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員、社会教育主事についての資格が取得可能です。
英文学科
英文学科の特徴は、英米の文学作品を学ぶことで異文化への感性と批評眼を養い、英語の歴史や言語一般の仕組みを知ることで、体系的、科学的に考える力を養えることです。また、人文科学・社会科学・自然科学的な要素も取り入れ、幅広い領域について学ぶことが可能です。
さらに、ユニークな教授陣が揃っていることも特徴の一つです。学科独自の留学プログラムでは、アイルランドへの短期留学、アイルランドおよびカナダへの長期留学、アメリカの現地大学で正規科目を受講するといった4つのプログラムが用意されています。また、中学校教諭一種免許状(英語)、高等学校教諭一種免許状(英語)、図書館司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員、社会教育主事についての資格が取得可能となっています。
(出典:法政大学、大学案内2021キャリスタ進学パンフレット)
入試スケジュール
出願、選考に関するスケジュールは以下の通りです。出願期間が他の大学に比べ遅くにあることが特徴的です。出願を考えている他大学の入試スケジュールも念頭に、戦略的に入試について考えてみてください。
各種手続き内容 | 日程 |
出願期間 | 2020年9月29日~10月9日 |
第1次合格発表日 | 2020年11月6日 |
第2次試験日(面接のみ) | 2020年11月22日 |
合格者発表日 | 2020年12月1日 |
(出典:法政大学、「2021年度グローバル体験公募推薦入学試験要項」)
志望理由書を書こう!
書類選考による1次試験において、志望理由書が占める重要度はもっとも大きいと言って過言ではありません。なぜなら、他の受験生とあなたを差別化する判断材料になるからです。
そのため、時間をかけて抜かりなく作成していくことが求められます。
この章では、「じゃあどのようにして良い志望理由書を書いていけばいいの」というあなたの声にお答えしていきます。一緒に、志望理由書を書く上で大切にしたいポイントをみていきましょう。
まず、志望理由書の文字数はどの学科も全て、1600字以内です。最低でも最大文字数の9割(1440文字)は埋めたいところです。限られた文字数の中であなたが入学したい思いを伝える必要があるため、記入用紙いっぱいに書くよう心がけましょう。また、哲学科のみ、定められたテーマを盛り込まなくてはいけません。記述する必要があるテーマはこちらの3つについてです。
○哲学に関わる何を、なぜ学びたいか
○なぜ本学の哲学科を志望するか
○あなたの「人物」アピールなどの内容を盛り込んでください
こちらの「問い」から分かることは、志望理由書では、なぜ哲学について学びたいのか、なぜ法政大学の哲学科で哲学を学ぶ必要があるのかということです。
つまり、哲学に興味関心を持った経緯と、法政大学文学部哲学科の理解についてを問われています。入学してから想像していたのと違ったと、あなたと大学側のミスマッチが起こらないように、なぜ哲学について学びたいのか、なぜ法政大学の哲学科で哲学を学ぶ必要があるのかということを考えてみてください。
また、あなた自身の留学体験から、哲学に興味を持ったという流れは、ごく自然で、アピールしやすい書き方になりますが、留学体験について分量を割かないように注意してください。留学体験を通してあなたの考えを記述する場所は次の小論文がメインとなります。
日本文学科、英文学化の志望理由書には、定められたテーマはありませんが、求められる内容は上記と概ね同じです。入学後は何について学びたいのか、なぜ志望した学科に入りたいのか、そこである必然性はどうしてかということが求められます。
自己アピールについては、留学体験を通してあなたが培った人格や特徴を伝えられるとアピールしやすいです。志望理由書を書く上で気をつけたいことは、根拠を明確にすることです。あなたが入学後に学びたいことや、志願した理由、あなたの長所など、そのように断言できる理由を誰が読んでもわかるように意識してください。常に「自問自答」しながら書き進めれば、明確になってくるはずです。
小論文を対策しよう!
哲学科、英文学化では、1次試験の時点で小論文を提出する必要があります。文字数はこちらも1600字以内です。
哲学科の課題テーマは、「あなた自身の海外体験をふまえて、異文化理解の難しさについて論じなさい。」です。
志望理由書で分量を抑えて記述したあなたの留学体験についてを、こちらの小論文で思う存分表現してください。課題テーマにあるように、「異文化理解」の難しさについて問われています。
例えば、あなたの留学体験の中で、友人、恋人、先生、地域の人々等と関わり合いに、違和感や抵抗を感じたことはないでしょうか。反対に、海外での生活が長い学生は、日本に帰ってきて初めて感じる日本人の国民性や文化性に気がつくことがあるでしょう。また、その感情に対して、順応しようと努力をした経験や、自分は自分であると主張することが大切であると考えたことなど、その瞬間に生まれた感情をありのまま表現することが大切です。
このようにして、海外体験を振り返ることで、あなたにしか表現できない小論文を書くことができるでしょう。さらに「異文化理解」という抽象的な題について、書籍や論文を参照して理解を深めると、より説得力と深みのある小論文を書くことができます。
英文学科の課題テーマは、あなたの海外での経験を将来どのように活かすことができるのか「海外での特筆すべき体験の内容 」「法政大学での学びにどのように結びつけるか」を含めて書きなさい。です。
特筆すべき体験は、今のあなたがあなたである所以を形成した体験や、今でも心に引っかかっている体験、留学中に法政大学文学部を志望しようと思ったきっかけなどです。どうしても思いつかない、思い返せないという受験生は、特筆すべき体験が、華やかなものではなくても、ごく当たり前のように経験していた体験なのかもしれません。インパクトのある体験を書かなければ、、、といった考え方を一度やめて、小さな体験から一つずつ振り返ってみてください。
法政大学での学びにどのように結びつけるのかということについては、大学での学びの場がどういったものであるか一度考えてみてください。高校までのように、与えられたものを学ぶのではありません。自身が興味関心のある分野や、将来のために必要なスキルを身につけるために、主体的に学ぶことができる場です。ですので、法政大学での学びに主体的に結びつけるという視点を意識できると良いでしょう。
面接を対策しよう!
面接では、志望理由書や小論文を始め、1次試験で提出した書類を中心に質問がされます。志望理由書、小論文で質問されやすそうな箇所は、あらかじめ予測してリストにまとめ、返答する内容の核となる部分を準備しておきましょう。文章を一文字一文字覚えようとすると、忘れた時にパニックになるので、質問に対する答えの核となる部分だけをまとめることをおすすめします。
また、留学体験談などもいくつか用意しておいて損はないでしょう。面接は、あなたと面接官の言葉のキャッチボールです。ですので、覚えてきたことを話すのではなく、面接官と楽しくお話する意識で挑むと気持ちよく面接ができるはずです。1次試験に突破したと自信を持ってください。あなたらしさが伝われば十分です。
さいごに
法政大学総合型選抜(AO入試)についての一覧はこちらからご確認ください。本ページで紹介したグローバル体験公募推薦は、あなたの留学体験を活かして入試にチャレンジすることができる入試形態です。グローバル化に対して真摯に向き合う法政大学では、あなたのグローバルなバックグラウンドを最大限に発揮することができるでしょう。
受験で大切なのは、1次試験の志望理由書、小論文です。留学体験を振り返りながら丁寧に書き上げていきましょう。
最後に、ルークス志塾の無料体験では、プロの講師があなたの志望理由書を添削してアドバイスをしてくれます。小論文や面接の対策も、もっと詳しく丁寧に説明してくれます。そんなプロに無料で志望理由書を読んでもらいたいと思いませんか。試験が迫る受験生も、これから受験の準備を進めていく高校生も、いつでもルークス志塾の無料体験にご応募ください。お待ちしております!