2025年度/慶應義塾大学 法学部/全ての子どもが権利の主体であれる社会を模索していきたい
2025年度【合格体験記】関矢美南さん
全ての子どもが権利の主体であれる社会を模索していきたい
慶應義塾大学 法学部
関矢 美南さん
受講校舎: 武蔵小杉校舎
出身高校: 法政大学第二高等学校
合格大学: 慶應義塾大学
高校生活の送り方
どんな高校生活を送っていましたか?
私は、さまざまな課外活動に積極的に参加してきました。
まず、全国から古本を回収し、貧困家庭の子どもたちに絵本を届ける活動を行う一般社団法人を立ち上げ、代表理事として取り組んでいます。また、絵本の読み聞かせを通じて、子どもたちが文字に触れる機会を増やすことを目指しています。
高校2年次にはカナダに留学し、スピーチコンテストに飛び入りで参加したり、仲間とともに日本文化を紹介するイベントを開催して、現地メディアに取り上げられることができました。この経験を通じて、行動力を養うことができました。
さらに、アフリカの包括的性教育に取り組むNPO法人でインターンをし、マラウイの子どもたちに知育教材を届けるプロジェクトに携わりました。現地の伝統的な布を使用した教材を開発し、実際に届けることができたことは大きな経験となりました。
模擬裁判においてはチームリーダーを務め、神奈川県で2位となる成績を収めました。法学に対する興味を深め、20件以上の裁判傍聴や最高裁主催イベントへの参加を通じて、法律に対する理解を深めました。
また、1年間の議員インターンを経験し、政治や自治体運営について学びました。15名以上の議員との意見交換を行い、区長や国務大臣にも政策提言を行いました。
ボランティア活動にも積極的に参加し、20回以上子ども食堂に訪れ、学童クラブで勉強を教えたり、清掃活動に参加するなどしました。さらに、多様なアクターと対話を通じて、知識を深めることができました。
日弁連主催のシンポジウムにも登壇し、300人以上に子どもの権利保障について訴えました。加えて、80人以上の離婚家庭の子どもと交流し、彼らの居場所作りに貢献することができました。高校生で初めて最高裁判所への政策提言に同行し、見学する機会も得ました。
学校生活では、英検2級を取得し、2000人をまとめる生徒会長として生徒の主体性を大切にし、公約実現率100%を達成しました。また、体育祭のクラスリーダーとして、クラス全員と丁寧にコミュニケーションを取りながら、クラスを総合優勝に導くことができました。
国際交流委員会に所属し、年間50冊以上の洋書を読みました。親友のカミングアウトをきっかけに、性的マイノリティの権利保障に関心を持ち、学内で多様性に関する講義を主催して、80名以上に理解促進を訴えかけました。
最後に、成績優秀者兼模範生として学校のパンフレットに選ばれることができました。
総合型選抜を受けようと思った理由
総合型選抜を受けようと思った理由はなんですか?
2年生の春までは一般入試を考えていましたが、生徒会副会長としての業務との両立が難しくなり、一度は受験を諦めました。しかし、これまでの活動や実績、自分の経験を活かせる入試方法に魅力を感じ、総合型選抜を受けることを決めました。
志望校を選んだ理由
志望校はどのように決めましたか?
法政大学以上を目指していたのですが、小論文を解いていくうちに法律の仕組みや法学的視点に興味を持つようになりました。法学部の評判が良く、司法試験の合格率も高い慶應義塾大学に強く魅力を感じ、志望校として考えるようになりました。
Loohcs志塾を選んだ理由
Loohcs志塾を選んだ理由を教えてください。
他の塾にも体験に行きましたが、特にLoohcsの個々に合った柔軟なサポートが充実している点に魅力を感じました。生徒会や他の習い事との両立を図る中で、自分に合っているのではないかと考えました。
Loohcs志塾で実際に受講していた対策について
Loohcs志塾で実際に受講していた総合型選抜対策はなんですか?
自己分析, 志望校選び、志望校分析, 探究活動, 小論文, 面接, 講義理解試験, グループディスカッションを対策していました。
最初は、これまでの合格者の方の資料を見て「自分の実績では…」と弱気になり、モチベーションが下がってしまっていました。しかし、自己分析からテーマ決め、探究活動の進め方、知識インプットまで幅広く、自分に合ったスピードで丁寧に対策していただけたおかげで、志望校に進学したいという気持ちがさらに高まり、最後まで走り切ることができました。
Loohcs志塾での対策や総合型選抜入試を通じて成長したこと
対策や総合型選抜入試を通じて成長を感じたことを教えてください。
対策や総合型選抜入試を通じて成長を感じたことはたくさんありますが、一番は積極的に何かに取り組むようになったことです。現場で自分にしかないエピソードを作ったり、人脈を活用して次のアポ先に繋げたりする中で、講師の方にアドバイスを受けるだけでなく、自分で素材集めを頑張ることができました。そのおかげで、限られた時間でも密度の濃い資料を作成することができました。自分のテーマやこれまでの活動に一番詳しいのは自分自身だというプライドを持つようになり、講師に頼り切るのではなく、真剣に取り組むことで、受験を通じて得られるものが大きいと実感しました。
大学、社会に出てでやろうとしていること、これからの目標
これからの目標を教えてください!
これからの目標としては、大学では政治家や当事者団体、地方自治体など様々なアクターと連携し、全ての子どもが権利の主体として認められる社会を目指していきたいと考えています。そして、大学で学んだ法学の知識や実践経験を生かし、将来は法曹として親の離婚に巻き込まれる子どもたちの権利を守っていきたいです。