2022年度【合格体験記】川口翔太さん
日本の教室で外見が違う人がいても、認め合える教育環境を作りたい
同志社社会学部、青山学院大学地球社会共生学部
川口 翔太さん
受講校舎: 渋谷校
出身高校: 桐蔭学園高等学校
合格大学: 青山学院大学
どんな高校生活を送っていた?
高校生活は波乱万丈でした。笑
中学から桐蔭でずっとラグビーをしていました。桐蔭はラグビー強豪校なので、ラグビー漬けで高校生活を終えると思ってたんです。
でも、いつしか部活をやらせれていると感じ、主体的ではない自分が輝いていないと感じるようになりました。
そんな時、留学などで国際交流をしている姉を見て、自分も留学したい!と思うようになりました。そこから、国際奉仕団体に所属して8ヶ月間エクアドルに留学をしました。
帰国後も留学で培った行動力を活かして、生徒会長に立候補したり、高校のゼミで人種差別についての論文も書いたりしていました。
総合型選抜を受けようと思った理由
総合型を受けようと思った理由を教えてください。
最初は留学などの経験をしていたので、一般入試よりも総合型選抜の方が有利かなって思って受験しようと考えていました。
それから友達の紹介もあってルークス志塾に来たんですけど、大学でやりたいことは明確ではなかったので、すごい考えましたね。
受験が終わったからわかるんですけど、総合型選抜は自分の経験も武器になりますが、それだけで受かるような甘い試験ではないので。
大学でやりたいことを明確にしないといけないもんね。ちなみに、大学でやりたいことはどういうテーマだったの?
「日本の教室の中で外見が違う人がいても、認め合える教育環境を作りたい」がテーマでした。簡単にいうと多文化共生です。
実は自分自身が日韓ハーフで、小学生の時に母に保護者会の話をしたら「日本語が喋れないから行きたいくない」って言ってたんですね。当時の自分は「しゃべれないことが悪いことだ」って決めつけちゃって、日韓ハーフということを隠してたこともありました。
また、日韓関係のニュースを見て「韓国うざい」という発言も耳に入ってきて、自分のように文化的なルーツが2つ以上ある人たちは生きにくいと感じていました。
志望校を選んだ理由
なるほど。それで大学は自分のテーマを研究できるところを選んだ。
そうですね。最初は教育文化を学びたいなと思い立命館大学などを志望しました。
ただ、いまだに自分がどうやって解決していったらいいかわかってない部分もあって。自分がやりたい日韓関係について調べていくと、様々な経済や政治など様々な視点が必要だとわかってきたんです。
ですので、今はいろんな分野の学問を学べる青山学院大学地球社会共生学部に進学を考えています。そして大学に入って研究者になり、いろんな視点で問題を捉え、解決に向けて考えていきたいです。
ルークス志塾を選んだ理由
ルークス志塾を選んだ理由を教えてください。
コミュニティがすごい!って思ったことです。
最初は1月の冬期講習で仮入塾という形で入ったんですけど、その時に集まってたメンバーがみんな海外経験があって。
正直、自分のように留学や学内活動の経験をしている人はあまりいないだろうと思っていたので、びっくりしました 笑
それと同時に、こんなに色んな経験をしている人がいるコミュニティであれば、自分を高められると感じました。
また、アットホームな雰囲気も決め手になりました。講師はみんな話しやすくて、いい意味で先生と生徒という感じではなく1人1人と対話をしてくれます。また、色んな専門性を持っている人がいるので、高校で習う学問よりも多くのことを学べます。
塾生同士も仲が良くて、講義の中でも話す機会が多いですし、この中で大学受験をできるならすごく楽しいだろうなと思って決めました。
ルークス志塾で対策を終えて、成長したこと
受験を終えて成長したところは?
論理的思考力が身に付きました!
思春期とかって、なんでダメなの?とか、主観的に物事を考えてしまうと思うんですけど、なぜダメなのか、それを客観的に捉えて考えることができるようになったと思います。
論理的思考力はどうやって身に付いたの?
講義で小論文対策をしていく中で鍛えました。小論文は、そもそも質問に答えになっているかとかを考えないといけないので訓練になりました。小論文もただ添削するだけではなく、講師と1対1で話したり、友達と話していく中で色んな視点も身に付いたと思います。
また、ディスカッションも講義でよくやるのですが、社会問題などを考えるときは、なぜそれが問題になっているのか自分の中で定義付けて考えるようになりましたね。
この論理的思考は、大学でも社会に出ても必要な力になってくると思うので、大学受験を通して学べてよかったです。
大学、社会に出てでやろうとしていること
これからの目標を教えてください。
目標は、全ての人々が生きやすい社会を作りたい、そのためには教育というツールが必要だと考えています。なので、大学では教育学を学びたいです。それだけじゃなく、人種差別、民族差別、国際協力論などを通してグローバルな視点を学んでいきたいです。
また、青学は経済的にも成長が期待されている東南アジアへの留学が必須です。そういった最前線の場所で学んでいきたいです。
あとは、受験を通して抱いた志をもっと深めて、大学の中だけじゃなくて大学の外でも主体的に行動して解決策を模索していきたいです。