すぐに実践できる!小論文で使える便利なフレーズ5選を解説します
「小論文を書き始めたいけど、今まで書いたことがないのでどうすればいいかわからない……」
小論文は、比較的自由に書いても良い作文と違って、ある程度の型や書き方が決まっています。
そのため、いきなり「小論文を書くぞ!」と思ってみても、実際はどのように書けばよいのか分からない……とつまづいてしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方に向けてすぐに使える小論文のフレーズ5選を紹介します!
これらのフレーズを使えば、小論文の型に沿った答案が作成しやすくなること間違いなし。
ぜひ実践してみてください!
すぐに使える小論文のフレーズ5選
【1】私は○○と考える。その理由は~~。
まずは「書き出しに使えるフレーズ」を紹介します。
小論文は「わかりやすさ」が重視されます。
そのため、冒頭で「自分がどの立場をとるのか」を主張することは必須となります。
意見を求められている場合は、まずこの書き出しから始めることを意識しましょう。
加えて、小論文における「主張」には必ず「根拠」が必要となります。
小論文では、読み手がその「主張」を理解できる必要性があるので、客観的に見ても納得ができるような「根拠」が必要なのです。
「その理由は~」としてつなげているように、意見を主張したら必ず根拠を述べましょう。主張と根拠はセットです。
また、「○○だと思う」という表現は控えましょう。
小論文では、感情的に感じられる「思う」よりも、論理的に感じられる「考える」を使った方が良いためです。
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【2】その理由は三点ある。第一に~~。第二に~~。第三に~~。
次は、根拠を述べる際に使えるフレーズです。
小論文ではわかりやすさが重視されるので、ここでも「先に理由が何点あるか」ということを明示してから話を進めていきます。
第一に、第二に、とナンバリングされていると、読み手も「ここから論点が変わるのだな」と理解しやすく、また「3個中の2個目の理由なのだな」と構成に対する理解を得ることもできます。
例では「三点ある」としていますが、この理由が二点であっても四点であっても構いません。
総合型選抜の小論文では「三点」くらい述べられると長すぎず短すぎずちょうど良い場合が多いです。
しかし、文字数制限や出題内容によってこの目安も異なるので、臨機応変に対応していきましょう。
また、どうしても理由が一つしか思いつかなかった場合は、ナンバリングする意味がなくなってしまうのでこのフレーズは必要ありません。「その理由は~~~である」と、そのま書きましょう。
【3】しかし○○という例(意見)もある。確かに~~。だが~~。
次に、反駁(自分の主張と異なる意見を出すこと)に使えるフレーズを紹介します。
小論文では、視野の広さと客観性をアピールするためにも、自分の主張と異なる意見に触れることが大事です。
このフレーズでは、
- 自分の主張と異なっている事例を例示し、
- その事例について検討し、
- その事例に対して、自分の主張の立場から再度反論
をしています。
「反駁」においては、ただ反対事例や反対意見を述べるだけでは不十分です。
読み手側も「こういう例もあるよね!」と言われただけでは、「?」となってしまいます。
大事なのは、その反対事例意見を検討し理解をしたうえで自分の立場から再度反論をする、ということです。
そのために「確かに~~~。だが~~~。」というフレーズが大変重要になってきます。
【4】例えば○○というのはどうだろうか。これは~~。
これは、小論文において解決策のアイディアを出す際に使えるフレーズです。
小論文、特に総合型選抜の小論文では「回答者の意見を求める」ものが多いので解決策の記述は必須ではない出題がほとんどです。
(解決策まで述べよ、と問題文中に明記されている場合は別です)
しかし、小論文にオリジナリティを出すためにも、解決策が思いついたり、記述できそうな場合は記述してみることもおすすめです。
先ほどの「反駁」の後に続けると、反対の立場や意見を検討した上での解決策提示となるので、客観性が増し説得力が生まれます。
【5】よって、私は○○だと考える。
最後のフレーズは、小論文の結論に使えるフレーズです。
なんども解説してきているように、小論文ではわかりやすさが大事であるので、最後の締めくくりに再度、自分の意見を明確に主張しておきます。
特に表現を変える必要はなく、冒頭部分の書き出しを同じように再度書いてしまって構いません。
最後に自分の意見をもう一度記載することで、読み手に対して主張の一貫性をアピールすることができ、また「結局この文章では何を主張したかったのか」を思い出させてくれるので「わかりやすい文章」にすることができます。
最後に
すぐに実践できるフレーズを中心に紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
小論文は書けば書くほど上達していきます!
上記のフレーズを参考にして、問題をどんどん解いてみてください。
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