【福岡天神校】連載:九州大学共創学部合格体験記②

連載:合格体験記
この企画は、福岡天神校の卒業生の受験生時代を取り上げ、深堀りします。受験生時代に何を思い、何を考え、何を感じていたのか。振り返ることで見えてくる“あの頃の自分”の素顔を、今だから語れる本音とともに対談形式でお届けします。
学生の皆さんには、共感できるエピソードや今後の自分の参考になるヒントがきっと見つかるはずです。
保護者の皆さまには、受験期の心の動きや成長を感じていただき、お子さまへの理解を深め、支える力につながる内容となっています。
九州大学 共創学部 ゆうさん

名前 : ゆう
大学 : 九州大学
所属 : 共創学部
学年 : 1年生
興味分野 : 地域創生・教育
出身 : 山口県
どのような高校生活を過ごしましたか?

本日はよろしくお願いします!

お願いします!

早速なのですが、まずは高校生活について教えて下さい。
打ち込んでいたことや、どのような生活をおくっていたのかなどをお聞かせください。

山口県長門市の地域創生を題材に高校生向けのアントレプレナーシップ教育を展開する会社と、学校とが協力して地域創生の取り組みをするような活動に取り組んでいました。
数多くいるメンバーの中でも、特に活動への参加率が高く、精力的に活動していました。活動の中では、リーダー的な役割を果たすこともあったし、リーダーばかりでなくて、アイデアを出す役割をすることもあり、いろんな役割を担っていました。

部活とかはしていましたか?

部活はESSに所属していて、部長をしていました。
主に英語でプレゼンをする活動をしていました。
英語ディベートにも挑戦したんですけど苦手で…笑
長門市の地域活性化活動の内容を、英語にしてスピーチして、二つの活動をリンクさせながら取り組んでいました。
部活の他には、地域のボランティア活動もしていました。
志望校・志望理由

続いて受験の話に移ります。
受験校、形式、その学校を選んだ理由を教えて下さい。

第一志望は九州大学の共創学部。総合型入試の受験を決めました。
九大共創学部を選んだ理由としては、最初は単に将来やりたいことがたくさんあったからです。
大学を調べる中で、どの学部もいいなぁって思ってて、色々やりたいと思った時に、選んだのが共創学部でした。
幅広い学びができるっていうのはもちろん、いつか留学にも行きたいなって思っていたので、留学制度が充実しているのも魅力的でした!

志望校を共創に決めたのは、いつでしたか?

二年生の終わり頃ですね。
共創のことを知ったのは一年生の夏で、色々調べて考えた結果、決めました。

一般という選択肢もある中で、総合型を選んだのはなぜですか?

一番はチャンスを増やしたかったからです。
あと、話すのが好きだったので、総合型で受かる見込みもあるかなって思って、総合型のチャレンジを決めました。
受験対策について

学校の対策や、個人で対策するなど、推薦入試を受ける上で、いろんな準備方法があると思います。その上で、Loohcs志塾を選んだ理由を教えて下さい。

共創に特化しているってことを知って、そんなところは他にないので惹かれました。
あと、山口に住んでいて、オンラインで授業を受けることができるという点も魅力的でした!

福岡天神校ということで、地元からは離れていると思うのですが、どのようにして見つけたのですか?

お父さんが見つけてきてくれて、一緒にHPとか見ていくうちに、合格実績とか、対策内容とかみて、入塾をきめました。

入塾後はどのような対策をしてきたのですか?

とりあえず、共創模試はすべて受験しました。
志望理由書は自分で書きましたが、模試を利用してフィードバックをもらって、ブラッシュアップしていきました。
直前一週間は、直前講座に参加して最後の追い込みをして受験に臨みました。

学校や個人でやっていた対策はありますか?

学校ではグループディスカッションの練習をしてもらっていました。
志望校はバラバラだけど、推薦入試でディスカッションが必要な人達で集まってする感じでした。
面接や小論文は担当の先生が割り振られて、その先生に指導してもらっていました。

志望理由書は塾以外で見てもらっていましたか?

学校の先生にみてもらっていました。それに加えて、課外活動でお世話になっていた人にも見ていただいて、活動や、その内容の解像度を上げていきました。

塾でも学校でもいろんな対策をしていたと思いますが、個人的には何か対策をしていましたか?

たまーーーに英字新聞を読んでいました笑
やる気のある時は、その内容をまとめるとかもしていました。正直毎日やってたわけじゃないです笑
総合型選抜対策で大変だったこと

いろんな対策をしてきて大変だったかと思います。
中でも大変だったことはありますか?

やる気のコントロールですかね。
ルークスの対策は学校では自分しかしてないことで、一般みたいに先生からの監視や声掛けがない分、さぼらないように自分で気合を入れないといけないのが大変でした。

確かに、監視の目がない分、さぼれてしまうため、自力でのやる気のコントロールは大変ですよね。

でも、グループディスカッションも小論文も嫌いじゃなくて、対策が楽しかったため、総合型対策は比較的意欲的に取り組むことができました。
一般入試のほうが、自分でやるぞ、ってやる気出すのが大変でした…。
総合型不合格から学校推薦型へ

総合型に向けて、いろんな対策をしてきて、全力で向き合ってきた分、結果が出たときはやはり色んな感情があったのではないかと思います。
結果を知った時の率直な気持ちを教えて下さい。

そうですね…。結果が出るまでは一か月くらいあって、その期間受かるかな、もっとできることがあったんじゃないかな、もっと違うことが言えたんじゃないかなって、色々考えてたし、自信がなかったです。
でも受かると信じて対策してきたし…。受かってるかな?いや受かっててほしいみたいな希望的観測も含めて、合否への期待は半々くらいでした。

試験終了から結果までの期間が長いため、いろんなことを考えて、不安になりますよね。

そうなんです。当日も、合否の可能性は半々かなくらいのマインドで結果を見ました。
自分の学級とは別の教室で結果を見ると、そこに自分の番号はなくて…。
合格していても不合格でも、先生には報告に来るようにいわれていて、結果を伝えたときは思わず泣いてしましました。泣くと思ってなかったんですけどね。

全力で取り組んだ分、気持ち的にショックが大きかったと思うのですが、そこからの立ち直りのきっかけは何だったんですか?

話を聞いてもらって、励ましてもらったことですかね。
ダメだったって、わかってすぐに先生に報告すると次の授業の時間まで使って、気持ちを切り替えられるように話をしてくれました。
プロジェクト関係の人にも電話をして結果をご報告したら励ましていただいて…。
不合格だった時は本当に落ち込みましたけど、先生やプロジェクトの方に励ましていただいて、かなり立ち直ることができました。

頑張りを見てくれていた人たちからの声掛けって、すごく大きいですよね。
総合型のあと、学校型も挑戦したと思うのですが、そこまでの経緯も教えて下さい。

もともとは総合型選抜だけのつもりで、ダメだったら一般受けるつもりだったんですけど、他に同じところを受けたい人がいなかったことや、評点も取れたことなど、学校型推薦受ける上での条件がそろっていたので、先生からのすすめもあって、受験を決めました。
学校推薦型選抜について

学校推薦型に向けてはどのような対策をしていましたか?

ルークスでは、総合型に引き続き、プレゼンや面接の指導をしてもらっていました。並行して、一般に向けた小論文対策もしていました。

学校型は総合型とは違う、資料作成などもあると思うのですが、その点はどのような対策をしていましたか?

学校型の対策は、基本自力ですることを意識していました。総合型がダメだった時に振り返って、すごくルークスのシェルパさんたちはじめ、第三者に頼りすぎてたなって反省して…。
学校型の資料は、自分の言葉で自分で責任をもって書くってことを一層意識して作りました。
※シェルパ=講師

総合型と学校型ではかなり受験の形式が異なると思うのですが、その点で大変だったことはありましたか?

とにかく準備時間が短かったことです。
これ私が悪いんですけど…(笑)
本当は、総合型の結果待ちくらいの時から学校型に向けて準備しておくべきはずなんですけど、総合型がワンチャン受かってるかな…って思ってあんまりちゃんと準備してなくて…。
結局1、2週間くらいしか準備期間がなかったんです。

総合型と学校型ではかなり提出書類や受験内容が異なりますよね?

そうなんです。だから、新たに必要な資料を急いで用意して、志望理由書以外にも書かないといけない文章があったから急いでかいて…。本当にドタバタでした。でも総合型を経験したからこそ、その反省を生かして書くことはできたと思います。

総合型を受けた経験が学校型に生きたことって、書類作成のほかにもありましたか?

一度受験会場に行って緊張を経験済みだったというのはかなりのアドバンテージになりました。
もちろん、学校型の時も緊張はしましたが、それでも一度同じような緊張の経験があったので、気持ち的に総合型よりは余裕を持てたのではないかと思います。
Loohcs志塾での対策を通して

ルークスでの対策を通して成長したと思うことを教えて下さい。

ちゃんと自分の言葉で語れるようになったことです。
対策の時、シェルパの皆さんたちは、アドバイスはくれますが答えを教えてくれるわけではないので、もらったアドバイスを元に自分で調べて、さらに深めるってことを繰り返す中で、自分の言葉で語るっていうことは本当に鍛えられたなと思います。

確かに対話型の授業の中で、自分で考えて言語化する能力を問われる場面って多いですもんね

そうなんです。
あと、これは成長したことかはわからないのですが、大学についてよく知れたっていうのもあります。
やっぱりたくさん、これでもかってくらい、その大学について調べるので解像度はぐっと高くなりましたね。
大学生活について

ここまでは高校時代、受験について聞いてきたのですが、大学進学後のお話も聞かせてください。
現在大学で熱中していることはありますか?

一番はサークルですかね。ミュージカルと街づくり系のサークル、起業部の三つのサークルに入っています。

三つもですか?

はい、高校にはなかったような少し変わったことがしたいなと思って選んだサークルです。
あと今は狩り部にも興味があって…(笑)

狩り部ですか?

イノシシを狩るみたいなサークルらしくて…。
九大近くの森にイノシシがでるそうです(笑)

いいですね!すごく貴重な体験ができそうで楽しそうです!
他に学校外でのお話も聞かせていただけますか?

学校外でいうと、バイトの友達とご飯に行ったのが楽しかったです!
平日の昼間から、自由な時間があって、これまでの学校生活では考えられないことだったので、当初はすごく新鮮でした!

確かに、大学は自由にカリキュラムを組める分、それまでなら学校に通っていた時間に自由時間ができたりしますもんね。

そうなんです!その明るい時間の暇な時間っていうのが、最初のころは違和感あって、「あぁ自由だなー」って。解放感も同時にあったんですけどね!不思議な感覚の方が強かったです。
でも今はもうそれに慣れちゃいました(笑)
今後の目標

大学生活についてお伺いしたところで、続いて今後の目標についてもお話をお聞きしたいと思います。

今後の目標は、志望理由書にも書いたような地域創生活動に取り組むことです。
大学生の間に、地域創生関連の人とたくさんかかわって人脈づくりをしたり、今既存であるとりくみに参加したり、今の自分にできることから始めていきたいなって思います。

目標をしっかり持って大学に入ったからこその目標ですよね!

そうですね。入学後何をしたいかが割と明確になっていたので一年生の段階からやりたいことがはっきりしているのはありますね。
なので、地域創生の取り組みに不随して、いろんなところに行ってみたいっていう目標もあります。

いいですね!時間のある大学生ならではですよね。

そうなんです!地域創生に取り組みたいと思っている以上、いろんな場所を見て視野を広げたいと思っています。なので、そのために国内外問わずいろんなところに行ってみたいなって。

大学の間にやりたいことが、かなり明確な印象を受けたのですが、将来やりたいこともすでに決まっているのですか?

そうですね…ざっくりなんですけど、将来的には二拠点生活したくて(笑)
地方創生の取り組みをするためには一つの地域に住み続けないといけないのかもしれないですけど、地域創生したいその地域って自分の故郷だけでなく、私の中ではいろんな地域を指しているんです。なので一か所にとどまり続けるっていうのはあまり考えていなくて。
まだ本当にざっくり考えているだけなんですけどね!

色んな地域を見るっていう点においては、効果的でしょうし、何よりとっても楽しそうですね!
受験生へメッセージ&アドバイス

最後に、ここまで読んでくださった受験生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします!

はい、私が今大学生になって、受験を早くから自分事だと思ってほしいって考えています。
入学して思うのですが、入学前に大学に入ったあと何をしたいかじっくり考える時間があったのが良かったなって。
志望理由書に書いたことも大学に入るためではなく、本心だったんです。だから、授業選択とか活動とか方向性を決めやすくて。

確かに、大学って、どうしても入ることが目標になりがちですよね

そうなんです。他にも、大学をネームバリューとか、友達と一緒だからとかそういう理由で決める人も、一定数いると思うんです。それを否定するつもりはないですけど、私は目標をもって大学に入ることで、そのあとの生活がより充実するって実感しているので、そういう面でも早くから受験を自分事だと思って大学への理解を深めて、自分のやりたいことを優先するような大学選びをしてほしいなって思います。

入ることだけではなく、入った後何をしたいか、何になりたいのか、その先の未来まで見据えることが大事ってことですね!

はい!ぜひ、大学入学後、どうしよう?どうなるんだろう?って、大学に入るだけではなく、その先のわくわくするような未来を、道を選択してほしいなって思います!

本日は素敵なお話をありがとうございました!