【対策のコツ】関西大学総合情報学部/情報リテラシー評価型総合型選抜(AO入試)
【徹底解説】関西大学総合情報部 総合型選抜(AO入試)の対策方法 情報リテラシー評価型編!
はじめに
こんにちは。ルークス志塾マーケティング部の伊東です。
今回は関西大学総合情報学部の総合型選抜(AO入試)について解説していきます。
「どんなことが問われる入試なの?」「どんな勉強をしていけばよいの?」
など疑問がある受験生も多いのではないでしょうか?
このコンテンツでは、関西大学総合情報学部の入試内容から、具体的な対策の方法まで解説していきます。
まずは関西大学 総合情報学部の特徴を知ろう
関西大学総合情報学部の最大の特徴は、分離融合の学部であることです。他大学では、情報系の学部は、理系に位置づけられることが多いですが、関西大学は情報を多角的に捉えており、文理融合となっています。学べることも、コンピューター関連のことだけでなく、メディア情報や社会情報システムをなど幅広く、自由になっています。
また、併願が可能な学部であるため、分野が似ている慶應義塾大学環境情報学部との併願もおすすめです!
関西大学総合情報学部 情報リテラシー評価型はこんな人を求めている!
①アドミッション・ポリシー
関西大学は、学位授与の方針及び教育課程編成・実施の方針に基づく教育を受けることのできる者として、様々な入試制度を通じて、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力及び主体的な態度を備えた入学者を広く受け入れます。
1.高等学校の教育課程を通じて、基礎的な知識・技能を幅広く習得している。
2.高等学校の正課及び正課外での学習を通じて、柔軟な思考力、旺盛な知的好奇心、社会に貢献しようとする高い目的意識など、「考動力」の基盤を培っている。
3.特定の学問領域を主体的に学んでいく強い意欲を持っている。
学びに対する意欲と、それを用いて実践していく力を重視していることがわかります。
総合情報学部が求めている人物像
大学の情報によると、
総合情報学部では、既存の学問分野の枠にとらわれることなく、さまざまな専門領域を横断的に学べます。つまり、広い視野と独自性を兼ね備えた柔軟な専門性を身につけていくところに、総合情報学部で学ぶ醍醐味があるといえます。これまで、高校や社会で培ってきた経験や技能を、総合情報学部においてさらに発展させ、自分の夢に向かってチャレンジする意欲のある人を待っています。
特に、情報リテラシー評価型では、
情報系のWEB、システム、プログラミングに関する実績を持っていたり、それを利用して社会に貢献したいという強い思いを持っていたりすることが求められます。
関西大学総合情報学部総合型選抜(AO入試)の概要 情報リテラシー評価型
出願条件
全体の評定平均値が3.5以上の者と定められています。この条件は必須なので、低学年の頃から学校の勉強をしっかりしておきましょう。
1次選考の内容
基本的な出願書類は 「入学志望理由書」、「課題レポート」、「調査書」です。
課題レポートについては、
2021年度の問題は与えられた3つの視点から1つを選び、その視点から情報社会の問題点を具体例をあげて説明し、解決策を述べるという問題でした。
採点のポイントは、視点に沿った問題設定がなされること、その上で、身近な例をあげながら情報社会全般に通じる論理的な説明をすることです。また、解決策においては、具体的で実現可能であること、独自の視点などが評価されます。自身が述べた解決策を、批判的にとらえる視点がもてると、更に深まりのある主張になります。
2次試験の内容
第2次選考実施日当日に出題する「情報リテラシーを問う課題」について、本学部の実習教室のパソコンで発表用資料を作成し、プレゼンテーション(1人5分)、グループディスカッション(60分程度)を行い、評価します。
2021年のプレゼンテーション課題は、観光政策における情報技術の活用方法について1つの方法に注目し、注目した理由、活用された場合の効果、導入する上での課題を説明するものでした。次に、グループディスカッションでは、総務省が報告している外国人旅行者の獲得のために、各自治体の取り組みの状況をまとめた図表から、各自治体が抱える課題とその課題の原因、課題の解決策を議論する課題が出ました。
タイムスケジュールとしては、午前中2時間は、パソコン教室において、インターネットを使って情報を収集し、オフィスツールを使用して、資料を作成します。午後からの試験では、午前中に作成した資料を用いて一人5分のプレゼンテーションとそれに対する質疑応答を個人ごとに行い、そのあとで60分程度のグループディスカッションが行われます。
各試験内容の対策ポイント
1次試験
志望理由書作成では、これまでの主体的な活動や、大学で学びたいテーマや学習意欲、さらに自分の将来像などを示す必要があります。学部の行事へ参加したエピソードを書くだけでは強い志望理由を伝えることはできません。情報系の素養を実績や想いで伝えましょう。また、なぜ文理融合の学部で学ぶ必要があるのかを明確に示すと、説得力があります。
課題レポートに関しては、情報系の分野について総合的に調べることが重要です。そのためには、文献にあたる他、実際にその分野に携わっている人に話を聞きにいくことも必要になることがあります。課題が発表され次第すぐに取り組み、時間をかけて調べましょう。また、一度書いて終わりではなく、自分の示す結論に分かりにくさがないかどうか他の人に確認してもらうとよいです。
2次試験
プレゼンテーション資料のポイントは、課題の内容に適切に答えているか、オリジナリティのある主張をしているか、その根拠を示す資料や例が出典元とともに示されているかです。理由と主張が
プレゼンテーションでは、決められた時間内に説得力のある説明ができているか、質問に対して的確な回答を返せるかが重要です。普段から質問を想定した練習をすることが必要ですね。また、発表後の受験生同士の質疑も行われます。ただ質問することが目的ではなく、発表者の意図や動機を質問し、自身の考えとの相違が何かを明確にできるような質問の技術を目標にしてください。
グループディスカッションでは、自分の考えを主張できているかの他に、他のメンバーの考えも汲み取れているか、課題遂行への配慮がなされているかといった点が重視されます。図の読み取りなども多く出題されており、正確に行うことが求められます。普段から、図を読んで意見を組み立てる練習が必要です。また、自分だけでなく、グループ全体で作り上げるというチームワークも大切です。こうした力は普段から、グループディスカッションの経験を積んでおくことで身につきます。
総じて2次試験を乗り越えるには、パソコンを用いて何かを調べたり、資料を作ったりする技術が不可欠です。また、情報分野への基礎知識もないとディスカッションなどで厳しいです。文系の学生やそうした知識に自信のない学生は、ITパスポートレベルの知識を学んでおきましょう。
おわりに
関西大学総合情報学部の対策には、一般的な志望理由書などに関する準備の他に、情報系に特化したことが必要です。ルークス志塾関西校舎では、情報系の知識を持った講師が授業を行うため、そうした対策をとることができます。また、プレゼンテーションやグループディスカッションの実践的な練習も行うことができます。本番で十分な力を発揮するためにも、自分の能力や考えを正確に相手に伝える準備はとても大切です。是非、一緒に合格のための対策をしましょう!
関西大学総合情報学部の受験について、少しでも相談してみたいという方はルークス志塾の無料相談会にお申込みください。関西大学に合格した講師から習いたいという方は、関西の校舎を指定して頂くことをお勧めします。