【福岡天神校】連載:九州大学共創学部合格体験記①

連載:合格体験記
この企画は、福岡天神校の卒業生の受験生時代を取り上げ、深堀りします。受験生時代に何を思い、何を考え、何を感じていたのか。振り返ることで見えてくる“あの頃の自分”の素顔を、今だから語れる本音とともに対談形式でお届けします。
学生の皆さんには、共感できるエピソードや今後の自分の参考になるヒントがきっと見つかるはずです。
保護者の皆さまには、受験期の心の動きや成長を感じていただき、お子さまへの理解を深め、支える力につながる内容となっています。
九州大学 共創学部 かなみさん

名前 : かなみ
大学 : 九州大学
所属 : 共創学部
学年 : 2年生
興味分野 : 地域コミュニティ
出身 : 福岡県
どのような高校生活を過ごしましたか?

本日はよろしくお願いします。
まずは、高校生活について聞かせてください。
どのような高校生活を送っていましたか?

部活に熱中した高校時代でした。
私は吹奏楽部に所属していて、強豪校だったため活動時間が長く、
平日4時間、休日11時間、大会前14時間練習するような、
平日の放課後も土日も部活漬けの毎日をおくっていました。

それは大変でしたね…

確かに大変でしたが、私の所属していた吹奏楽部は練習だけではなく、シャッター商店街で演奏会を開いて地域を盛り上げようという地域貢献の活動や、チャリティーコンサートを開いて募金を集める慈善活動などにも取り組む、とてもやりがいのある部活でした。

とても充実した高校生活だったんですね!

はい、留学生がたくさん来るような高校だったので、留学生たちに向けてウェルカムコンサートみたいなのをやって、その後一緒にパーティーしたりするイベントもありました。そのときに来てくれた留学生の国家を演奏して、歌も歌ってっていう風にすると、すごい喜んでくれました。
このような経験を通して、音楽の可能性を感じると同時に、海外への関心も高まり、とても充実した高校生活を送ってました。
志望校決め

かなみさんは、九州大学共創学部を総合型で受験されたとのことですが、どうしてこの大学、学部を志望されたんですか?

一番の理由は、将来、「音楽×地域活性化」っていうのをテーマに、人と人や、地域に温かみのあるつながりを作り出したいっていう目標があって、その実現のための学習が共創学部でなら叶うと思ったからです。

なるほど。
特に惹かれていた共創学部のカリキュラムはありますか?

そうですね…特定の授業というより、文理融合である点に惹かれました。目標である、「音楽×地域活性化」を実現するにあたり、単に理系の分野でか文系の分野に特化してるってだけじゃ、解決できないことがたくさんあると思っていて、何かに特化するのではなく、分野横断的な学びができるという点に惹かれました。

確かに文理融合的な学びができるというのは共創学部の魅力の1つですよね!
他にもカリキュラムに留学が組み込まれているのも特徴だと思うのですが、受験時に留学については何か考えていましたか?

はい、アメリカではアートを使って実際に地域活性化を成功させた事例があって、そのような成功事例を留学プログラムを使って見にいけるのがいいなと思っていました。他にも地域に住む海外の人も含めて誰も取り残したくないという思いがあったので、そのような人たちへの理解を深める機会になるのではないかとも思っていました。
推薦入試を選んだ理由

共創学部を受けるにあたり、総合型選抜での挑戦を決めた理由を教えてください。

自分が一番一生懸命に取り組んできた部活動を生かすことができるというのが大きかったですね。
今の自分にしかない、今までの経験を生かせるっていうのが、部活動に全力だった自分にとってはとても魅力的でした。
Loohcs志塾を選んだ理由

総合型入試を受けるにあたり、どうしてLoohcs志塾で対策しようと思われたのですか?

一人ひとりに合わせた対策をしてくれる点、合格実績、知識をもった講師の皆さんの存在が主な理由でした。

なるほど…。ぜひ、それぞれ詳しく教えてください。

はい、まず一つ目の一人ひとりに合わせた対策をしてくれるという点ですが、私はこの時期もまだ部活動を現役でしていたので、対策ができるのも夜22時以降とかで…そんな時間にも合わせて柔軟に対応してくださるとのことで、助かりました。

確かに、部活動を夜までしていて塾に通うとなると、中々時間も合いにくいですし難しいですよね。

そうなんです。
しかも私の高校は九大に行った先輩がいませんでした。そのため前例がなくて、学校も自分も情報を持っていないみたいな状況で困っていて…。
でもLoohcs志塾は過去に共創に受かった先輩もダメだった先輩もいるため、情報が非常に豊富でたくさんのサポートを受けられることも魅力に感じました。
総合型対策について

総合型対策に関して、具体的に行っていた対策内容を教えてください。

志望理由書をはじめ、小論文や面接などすべて対策はしていたのですが、特に志望理由書はいろんな人に見てもらうようにしていました。

学校の先生とかですか?

そうですね。顧問の先生とか、学校の先生、塾の先生、ルークスだったら担当じゃないシェルパさんにも見てもらってアドバイスをもらっていました。
他にも、私のテーマは地域活性化だったので部活の時に知り合った地域の方にその地域の現状や問題を聞きながら志望理由を固めていきました。
※シェルパ=講師

他に、個人的にされていた対策はありましたか?

小論文に向けて少しでも今起きている世界のことを知ろうというのはやっていました。

ニュースを見るとかですか?

ニュース番組を見るのではなく、ネットニュースを読んでいました。スマートニュースのアプリを入れて、毎回一番上に出てくるその日一番のトップニュースを読んでいました。

なるほど!確かにそれなら時間のない受験生の皆さんでも取り組めそうですね!
対策で大変だったこと

いろんな対策をしてきたと思うのですが、中でも大変だったことを教えてください

志望理由書でも集団討論でも「正解」ばかり探してしまって息詰まってしまったことですかね…。

「正解」ですか?

はい、小論文や志望理由書だったら「何を書いたらいいんだろう、何を書くのが正解なんだろう」って。集団討論だったら「みんなはどんな答えを待ってるんだろう」って。
特に集団討論では正解ばかり考えすぎてしまって、中々討論の輪に入ることができませんでした。

それをどうやって乗り越えたのですか?

ヒントになったのは部活で、顧問に言われた「お前らは正解じゃなくて納得解をさがせばいい」って言葉でした。
その言葉がすごくしっくりきて、総合型対策にも共通する点があると気づいたんです。
それからは集団討論や面接などは、求められてることとか正解じゃなくて、自分が納得できる答えを探すことを重視して対策できるようになりました。
Loohcs志塾での対策を通して成長したと思うこと

対策を通して大変なことをたくさん経験されたと思うのですが、Loohcs志塾での対策を通して成長したと思うことを教えて下さい。

成長といえるのかわかりませんが、コミュニケーションをとることが、一層好きになりました。
元々コミュニケーションをとるのは好きだったのですが、特に集団討論の練習を通して、普段はしないような学術的な内容の会話をするので、そこで自分の意見を言うこととか人の意見を聞くことの面白さを改めて実感しました。
レベルの高い議論に参加できたことに加えて、そういう人たちと出会えたこと自体も私にとっては成長につながったと思っています。

確かに、違う学校だけじゃなく、出身すら違う、多様な人と出会いますもんね。
大学生活について

ここまでは受験について色々聞いてきましたが、大学生活についても教えて下さい!

私の大学生活は一言でいうと「『やりたい』と思ったことをすべてやる」です。
そのため、サークルも学生団体も、習い事やアルバイトなど、いろんなことに興味をもったらとりあえず挑戦しています。

具体的にどんな活動をしているか紹介してもらえますか?

はい、主に私は4つサークルや学生団体に所属しています。
1つ目は九大フィルハーモニー・オーケストラでの活動で、幼いころからずっと続けてきた音楽を大学でもしたいと思って入りました。
2つ目は学生団体「ミチマチプロジェクト」での活動です。「まちを歩くことを通して、伊都をすきになる」をコンセプトに、散歩イベントなどを企画する団体で、地域活性化について学ぶ良い機会になっています。
3つ目は九大唯一の公認ミュージカル劇団「Italento」です。
社会課題をテーマに自分たちで脚本を書き、ミュージカルという形で発信する活動をしています。
最後、4つ目はフリースタイルフットボールサークルでの活動です。中学生の頃から趣味で続けてきたのですが、大学ではより積極的に取り組みたいと思い、加入しました。

大忙しの生活ですね!

高校時代は部活が忙しかった分、大学になると自由な時間がすごく多くて…やりたいことなんでもできるじゃん!って(笑)
だから、やりたいと思ったことはすべてやろうと思っていろんなことに挑戦しています。
先ほど話したことの他にも、趣味としてK-POPダンスのレッスンを外部で受けています。
「やりたい」と思ったことをすべて行動に落とし込んでみたら、気づいたら世界が広がっていて、とても充実した日々をおくっています。
今後の目標

現在、非常に充実した日々をおくられていると思うのですが、今後の目標について教えて下さい!

今後やりたいこととしては、自分の活動の幅を海外に広げていけたらと思っています。海外でも、新しい出会いを大切にして、自分の知っている範囲を超えた知識だったり、新しい経験だったりにたくさん触れていけたらいいなって。

活動の幅を広げるとのことですが、具体的に考えている活動はありますか?

特にこれって決めているわけじゃないんですけど、広げていくとしたらやっぱり音楽関係かなと思っています。
例えば、海外で音楽を使って何かをやっている人たちや、音楽を通じて地域活性化に貢献している人たちと出会ってみたいです。
その人たちが、どんな思いでその活動をしているのか、音楽に対してどういう考えを持っているのか、そして地域に対してどれだけの愛情を持っているのか……。
そういうことを聞けたら、きっとすごく面白いと思うし、自分の視野も広がると思っています。そうした出会いを通して、将来に向けての“架け橋”になるような経験を、たくさんしていきたいなと思っています。
受験生へのメッセージ&アドバイス

最後に、この記事を最後まで読んでくださった受験生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

推薦入試を考えているみなさんに、今しておいてほしいことは、人との出会いを大切に、何かを「主体的」にそして「継続的」に取り組むことです。どんな小さなことでも、自分の意思で続けた経験は、きっと大きな力になります。 私が合格を掴み取れたのは、特別何かができたからではありません。様々な経験を通して、たくさんの人と出会えたからです。 受験生のみなさん、未来を変える人とのつながりは自らつくり出せます。ぜひ、たくさんの人と出会い、様々な経験をしてみてください。心より応援しています!

本日は、インタビューへのご協力ありがとうございました。
ここまで読んでくださった皆様もありがとうございました!