逆転合格体験記 慶應義塾大学 環境情報学部 一般入試
2026年度【合格体験記】田渕智之さん
慶應義塾大学 環境情報学部
田渕 智之さん
受講校舎: 福岡天神校
出身高校: 東福岡高等学校
合格大学: 慶應義塾大学
高校時代について

本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします!

本日は、総合型選抜の受験から、不合格経験、一般入試合格まで、様々なお話をお聞きしたいと思います。
まずは、高校生活についてですが、特に印象に残っていることはありますか?

特に、印象に残っているのは、高校三年生の時、体育祭委員長として体育大会の運営をしたことです。

三年生という事は受験と被っていて大変だったのではないですか?

体育大会の準備期間と、書類作成の期間が重なっていたこともあって、大変でしたが、いかに仲間と協力して、どのような時間配分でやるかなど、工夫を重ねて、何とかやりきりました。
総合型選抜について

総合型選抜を経験されたとのことですが、その際の志望校と志望理由を教えてください。

九州大学共創学部を総合型選抜で受験しました。きっかけは友達に誘われたことです。共創について調べていくうちに、自分は理系だったのですが、文理両方を学べるのがいいなと思うようになり、共創学部を第一志望に、総合型選抜を受験することにしました。

総合型選抜を選んだのはなぜなのですか?

最初は正直、早めに受験を終えたいというのが一番の理由でした。元は一般入試で頑張るつもりだったのですが、総合型について知ると、自分の将来に本気で向き合える入試内容に魅力を感じるようになりました。

「自分の将来に本気で向き合える入試」ですか?

はい、総合型は自己分析や自分の活動を振り返ることで、自分と向き合う入試なので、教科の勉強をするよりも、より今後の自分の人生のためになるのではと思うようになりました。そして高2の3月に総合型での受験を決めました。

実際に取り組んでみてどうでしたか?

最初はあらゆる知識が不足していることを痛感するばかりでした。小論文も志望理由書も、知識をどう身につけたらいいのかわからず苦戦しました。

特に大変だった対策はありますか?

特に大変だったのは志望理由書対策の期間です。対策内容というよりも、体育祭期間と重なっていたので、とにかく時間が無かったのと、出願1週間前に自分が書いていたものが違うんじゃないかって思って変えちゃったので、余計追い込まれることになりました。

対策期間と学校のイベントが重なると大変ですよね。
入試変更に伴い、一次試験から現地に行き、書類選考の他に、講義や、小論文などがあったと思いますが、受けてみてどうでしたか?

あまり納得のいく出来ではなかったです。正直「もう落ちた」とまで思って、一次合否発表までの期間は一般入試の勉強をしていました。
なので、いざ結果がでて合格が出たときは喜びよりも安堵の方が強かったです。

一次試験突破後、二次試験に向けてはどのような対策を行いましたか?

二次選抜までの間は、面接のために自分の興味分野の本を読み込んで、知識を深めていました。面接は面接官によって質問の方向性が異なりますし、想定外の質問もたくさんされるので、対策が大変でした。

総合型選抜に向けてたくさん対策を重ねてこられたと思います。
そんな中で不合格になってしまった時の率直な気持ちを教えて頂けますか。

もちろん、ものすごく悔しかったのですが、やりきったという気持ちもあって、かなり複雑だったというのが正直な気持ちです。

この時点で12月末だったと思うのですが、ここから一般入試に向けてどのように切り替えたのですか?

この不合格は絶対今後の自分の原動力になると気持ちを切り替えました。自分が落ちた理由は面接だと思っていたので、教授を見返すためにも一般入試で絶対に共創に入ってやろうと考える事にしました。
一般入試について

最終的に一般入試で、慶應義塾大学の環境情報学部を受験されましたが、それまでの経緯を教えて下さい。

共創を見返したいと思って、共通テストの勉強を合否後3週間くらい頑張ったんですけど、全く共創に届くような点数には満たずで…。その時くらいから浪人が視野に入ってきていたので、自分の現状の力を試すため、関東、関西の私大を受けてみようという方向に切り替えました。

その中でも慶應が第一志望だったんですよね?

そうですね、高校1年生の時は慶應が第一志望だったので、せっかくチャンスがあるなら受けてみたいという思いがあったので。受験生として慶應が本格的に視野に入ってきていたのは、総合型に落ちた後だったので、1月くらいです。総合型は不合格になってしまったけど、身につけた小論文の力とかを活かせる入試がないかと探し、環境情報学部を見つけました。対策をはじめ、元々自分の第一志望だったことや、共通テストの結果も踏まえて受験を決めました。

一月からの本格的な対策ということは、かなりの短期勝負だったと思います。どのように対策されたのですか?

受験科目は英語と小論文だったのですが、英語に関しては、高三になってからコツコツやってきたので、慶應の対策は過去問をたくさん解いて、何点とれるかをグラフを作って点数を可視化しながら取り組みました。

小論文はどのように対策していましたか?

小論文はルークスで過去問を解いて、自分が納得いって、塾長にOKをもらえるまで解き直しをしました。合計15年以上は解いたと思います。
慶應の小論文対策では、とにかく時間が無かったので共創の時に蓄えた知識だけで勝負することを決めて、小論文の知識というよりも思考の枠組みを確立するように取り組みました。

九大共創の総合型対策の時と、慶應の一般入試対策の時の心持ちに違いはありましたか?

共創の時はもう後がない、落ちたら終わりだって追い込まれていたのですが、慶應の時には不合格を経験したことで、浪人を視野に入れ、未来を冷静に見据えることができていたので、共創の時のような追い込まれる感覚は無かったです。気負わず臨めたというのが結果的に良かったのかもしれません。

慶應の他にも私大を一般入試で受けたとの事ですが、その経験が活きたとは感じましたか?

慶應の受験会場は何千人って受験生がいて、自分が総合型で経験した受験とは全く異なる規模感に驚きました。「これが東京かぁ…」って。
でも、慶應の前に別の私大も受験していたおかげで、規模感には何となく慣れることができていたので、それが良かったです。

慶應の一般入試の際の、会場の雰囲気やその時の気持ちなどは覚えていますか?

実際に慶應のキャンパスに入った時、空気感や環境に圧倒されると同時に、キャンパス内には個性的な服装の人も多くいて、自分もここで学びたい、こういう人達と一緒にキャンパスライフを送りたいなと思いました。

一般入試を受けてみて、どうでしたか?

環境情報学部の入試の後は正直、「これは受かったな」みたいな感覚がありました。塾長に「百四十パーセントの力を出せました。これで落ちてたら、もう僕は一生受からないです」って伝えたくらいです。

総合型不合格から、一般入試に挑戦し、最終的には合格をつかみとりましたが、合格を知った時どうでしたか?

実を言うと、結構複雑な気持ちでしたね。受かって嬉しいっていうのはもちろんありましたけど、ずっと第一志望に掲げてきた共創を思うと本当に進学していいのかなって。でも周りの人たちから背中を押してもらって、まずは進学してみようと思うようになりました。今は大学生活が楽しみです。
※2026年4月インタビュー時
今後の大学生活について

ここまでは受験について聞いてきましたが、この後は今後についてもお伺いしたいと思います。
大学生になって楽しみなことや、挑戦してみたい事はありますか?

環境情報学部では特殊な授業がたくさんあるので、その授業を受けるのが楽しみです。勉強以外では、サークル活動とか学内に限らず、学会に参加したり、興味分野に関連するような企業訪問をしたりして、人脈づくりに注力したいと思っています。

四月から初めての一人暮らしだと思いますが、いかがですか?

正直、一人暮らしになるのは、結構心配なのですが、いずれは通る道なので、早めに経験できるのはいいのかなと思い、腹を括って頑張ろうと思います。

現時点で将来像は思い描いているものがありますか?

まだどんな職業につきたいとかは決まっていませんが、世界で活躍できるような仕事がしたいです。夢を与えられるような人になりたいので、教育者とか経営者などが視野に入ってきていて、今後じっくり考えていこうと思っています。
メッセージ&アドバイス

最後に、この記事を読んでくれている受験生や、今後受験を控えている学生の皆さんにむけてメッセージをお願いします。

ありきたりにはなるんですけど、受験には、諦めない気持ちと、前向きな気持ちが絶対必要かなって思います。
受験って失敗や挫折がつきものですけど、その時に自分を責めるんじゃなくて、どう前向きに捉え直せるかで、その後の結果は大きく変わると思うんです。
僕自身、総合型選抜には落ちてしまいましたが、その悔しさを原動力に変えることができました。
慶應を受けるって決めた時、正直学力的にはかなり厳しい状況でした。それでも合格出来たのはポジティブなメンタルだったと思っています。「自分なら絶対できる」って信じる気持ちとか、「絶対やってやるっていう」強い執念とかは、他の誰にも負けていなかったと思います。総合型で不合格になりましたし、共通テストでとんでもない点数を取ってしまいましたが、最後まで何が起きても悲観せずに「自分はまだいける」と信じて諦めなかったことが合格に繋がったのだと思います。だから、諦めずにやり抜けば夢は叶うと信じています。ぜひ、受験生の皆さんには、自分を信じて頑張ってほしいなと思います。

本日は大変貴重なお話をありがとうございました。
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