2023年度【合格体験記】神里春七さん
沖縄戦の継承活動をする上で、トラウマについて研究したい
立教大学社会学部、青山学院大学コミュニティ人間科学部
神里 春七さん
受講校舎: 沖縄校
出身高校: 沖縄尚学高等学校
合格大学: 立教大学
まずはルークス志塾を知ったきっかけを教えてください
一般受験の塾に通っていたのですが、あまり対策をしてもらえず、ここだと落ちてしまうと悩んでいた時に、友達からルークス志塾の体験に行こうと誘われたのがきっかけです。
実際きてみて、すごく丁寧に話を聞いてもらえました。大学合格がゴールではないという話や、人生のプランを立てて自分の将来と結びついた受験をすること、そして実績をみて、ここなら大丈夫だと直感的に思い入塾を決めました。
どんな高校生活を送っていましたか
元々推薦を視野に入れていたので、先生に気に入ってもらえるように意識していたと思います。提出物はもちろん、他の人がしないような課題もやって、授業中はしっかりメモをとって、授業終わりに先生に質問をしに行っていました。生徒会活動は、コロナで行事が全部なくなったので、全くできなかったです。
部活動は何をしていましたか
地域研究部という、民族舞踊、沖縄戦の継承活動、また環境問題、ハンセン病などの差別問題、まちもどしを研究する部活で、副部長とダンスリーダーをしていました。祖父母が戦争経験者だったことからよく当時の話を聞いていて、沖縄戦の継承ができる部活だったので入部を決めました。
修学旅行生の戦跡ガイドをはじめ、環境問題のグループに所属していたので、ビーチクリーンや珊瑚の白化問題を研究してプレゼンテーションを作ることもしていました。
他に課外活動はしていましたか
部活動の顧問に勧められて、オンラインのイベントやプロジェクトに参加していました。コロナ禍で人とコミュニケーションを取る機会も減っていたので、参加してみると友達がどんどん増えて人脈が広がっていく感覚が楽しくて、気づいたら自ら探して参加するようになってました。
そこで繋がった友達と、実際にイベントを主催したこともあります。
ルークス志塾で対策を終えて、成長したと思うことはありますか
成長した部分は、物事を深く考えるようになりました。対策をする中で、なんで?という質問や根拠は何?と聞かれることが多かったですし、常に自分の考えを深くつかれ続けていたので、一つの物事に対して根拠と自信を持とうと考えるようになりました。
あとは元々話すことがすごく苦手でしたが、大人や年上の人と話す機会が増えて、対策を進める中で、自分の軸を持って考えを人に伝えようという意識が自然と芽生えました。
受験が終わってからは、先生や友達にも「変わったね」と言われるほど、話すことが得意になりました。
学校で総合型を受ける人はいますか
数人いるかいないかだと思います。受験期になると、総合型で受けたいけど実績が全くないから…と諦めていく人が多かったです。
ただ、いざ受験してみると、実績を持っているか否かが合格を大きく左右するわけではないとわかりました。私の周りには、リーダーシップがある子が多かったので、その子たちがもし総合型を受けていたら、自信に繋がったんじゃないかなと思います。
後輩に総合型選抜を勧めたいと思いますか
私は勧めたいです。総合型は逃げだとか、指定校推薦と同じ分類だと思われることが多いですが、実際は準備過程含めて、みんな死ぬ気で対策をしているので全然違いました。
ただその分、文章力はつくし、将来設計もできるし、大学で学びたいことをプラン立てできるのがメリットだと思います。
大学に入ったら何をしたいですか
立教大学を最終的に選んだ理由にもあるのですが、他学部履修を利用していきたいです。沖縄戦の継承活動をする上で、トラウマについて研究したいので、心理学の授業も取りたいですし、心理とメディアの融合で学んでいきたいです。もちろん、ジャーナリズムのゼミ活動もしたいです。今から大学生になるのが、とても楽しみですね。
最後に、後輩にメッセージをお願いします
正直、総合型をしていると、先生や友達から、大変だよとかそんなに高い大学を目指しているの?と言われることが多いです。また自分を追求していく時間が長いので、その分悲観的になってしまう瞬間もありますし、楽な入試ではないので大変なことも多いです。でも、自分と向き合って深めて、しっかりと対策をすれば、ちゃんと合格できる入試だと思っているので、大変なことは周りに頼りながら是非挑戦してほしいです。