2023年度/上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科 慶應義塾大学法学部政治学科(一次合格)/障がい者や、選挙権を持たない子どもの声がしっかりと反映される社会をつくりたい
2023年度【合格体験記】太田映壮さん
障がい者や、選挙権を持たない子どもの声がしっかりと反映される社会をつくりたい
上智大学 総合人間科学部
太田 映壮さん
受講校舎: 新小岩校
出身高校: 東海大学付属浦安高等学校
合格大学: 上智大学
どんな高校生活を送っていた?
どんな高校生活を送っていましたか?
親元を離れて寮生活をしていたので、自分で時間を管理し、剣道と勉強のバランスを考えながら頑張った3年間でした。
剣道部が全国大会に進出した時、選手から外れてしまい、出場することができず、とても悔しかったです。その悔しさを糧に大学入試は頑張ろうと思い、勉強も怠らずにやってました。テストは学級で1位になったり、100点を3回取ったりもしました。あとは、剣道3段や英検(元々は準2級、ルークスに入塾後2級)の取得などにも取り組んでいました。
総合型選抜を受けようと思った理由
総合型選抜を受けようと思った理由は?
高校3年間剣道、学校の勉強に打ち込んだ日々を送っていたので、高い評定を維持していて、剣道で結果を残せたこと、学級委員長や剣道部のキャプテン、生徒会に入っていたこともあり、勉強面と剣道以外の能力にも自信があったので総合型選抜を受けようと思いました。
いろんなことにチャレンジしてたんだね。それは何か理由あるの?
私は、吃音症を抱えており、一時期は何も頑張りたくない思うこともありましたが、ハンデを抱えてでも社会で活躍し、頑張っている人たちをみて、自分も何事も頑張ろうと決心しました。そこから、学校では剣道や勉強だけでなく、積極的にリーダーを務めたり、人とコミュニケーションを取るようにしました。
総合型選抜を受けようと思ったのはいつ頃?
高校3年生の6月です。部活動の経験や、日頃から意識して勉強に取り組んでいた評定平均を生かしたいと思い、決断しました。
志望校を選んだ理由
志望校を選んだ理由はなんですか?
ルークスに入塾前は、祖父が市長を経験していたことから、祖父の市民のためにひたむきに働く姿を見て、自分も社会に貢献したいなと軽くでしか思っていませんでした。しかし入塾後は、ルークス志塾においてどういう形で社会に貢献するのか詳しく分析していったことで具体的になり、「当事者福祉論」にとても興味を持ちました。
最初は政治家を目指してたってイメージだったけど、どうして「当事者福祉論」に変化して行ったんだっけ?
私が吃音症を抱えている当事者であることが一番大きくて、当事者だからこそ、障がいを持った人達に共感できる、寄り添えると考えていました。
この「当事者福祉論」は上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科でしか学べないので、上智大学を志望しました。
AOの塾に入ろうと思った理由
なぜAOの塾に入ろうと思ったの?
総合型選抜入試は対策がとても難しく、自分の力と知識だけでは難しいと思ったからです。また、受験に対する知識が浅はかで、とても不安に思っていたので、受験のアドバイザーとしても頼りたく、塾に入ろうと思いました。
Loohcsを選んだ理由
Loohcs志塾に入塾しようと思った理由は何ですか?
総合型選抜とはどういった入試なのかインターネットで調べている時に、ルークスを見つけました。合格体験記を見た際には、先輩方がどのような状況から合格を果たしたのかや、実際にどんな対策を行なったのかを知ることができ、今の自分でも合格の可能性があると感じたので、入塾を決めました。
実際に入ってみて
実際に入ってみてどうだった?
一般の塾にも通っていましたが、そこでは1人で机と向き合う勉強が主なのに対して、ルークスはフィールドワークなどに取り組みながら知識をインプットしたり、新しい情報を得るという感じで、自ら進んで研究をすることができました。みんなで話し合ったりする機会も多く、アウトプットがしっかり出来る環境で、定着も早かったです。
Loohcs志塾では具体的にどのような対策を行いましたか?
ルークス志塾では、総合型選抜受験に必要な対策を幅広く行うことができました。例えば、書類の添削や、小論文の添削、知識インプットの授業、そしてディスカッションなどです。また、シェルパ(講師)の方が一緒にスケジュールを立ててくれたり、授業ごとに次までに必ずやってくるべきことを提示してくれるため、やることに迷わず対策を進めることができました。
特に印象に残っている内容はディスカッションです。グループで行ったり、シェルパとマンツーマンで行う中で、これまで得てきた知識を存分にアウトプットできました。他の人の意見もみんなで共有することができ、あらゆる問題に対する見方、考え方も変わるようになりました。以上の様々な内容の対策を行い、文章力の向上や、面接時の受け答えなど幅広い面で成長することができたと実感しています。
活動について
フィールドワークはどんなことに取り組んだんだっけ?
自分が持っている知識、学力を更に向上させたいと思い、勉強だけでなくヒアリングを沢山行いました。具体的には、25人の政治家の方々にインタビューしたり、議員さんの会議に高校生ひとりだけで参加し、自分の意見を発表したり、政治活動のイベントの運営に携わったりしました。また、横浜市議会議員の方々に政策提言なども行いました。
初めは、一つのイベントに参加するだけでも勇気が必要でしたが、お手本のように様々な活動を行ってきたシェルパの方々に背中を押していただき、色々なことに挑戦することができました。
活動内容においても、シェルパの方が提案をしてくれたり、同じ塾生が活動している内容を共有してくれたことで、何をしたら良いのかが具体的にわかりました。高校生ではありますが、これらの活動を積極的に行ったことで、自分の発言に自信を持つことができました。行ってみないと分からないことや聞いてみないと分からないこと、やってみないと分からないことがあり、活動ひとつひとつに新たな発見があり、とても勉強になりました。
また、活動で得た知識や発見などが小論文や入試の時にとても生かされるなと感じました。参考書などを使って勉強するよりも、課外活動を通した勉強の方がより身になり、受験の時に役に立ちました。
Loohcsに通って成長したこと
Loohcs志塾での対策を終えて、成長したと感じることはありますか?
一つ目は、行動力が身に付いたことです。
志を持つことが大事で、実現のために何が出来るのか考えられるようになりました。
最初は、自分にはできないだろうと思っていたことも、シェルパに背中を押されたり、実際に志望校に合格した人の話を聞いて、一歩踏み出す勇気もでました。
二つ目は、物事を批判的に見れるようになったことです。
ニュースを見た時に、ただ見て情報を得るだけではなくて、どうして?なんでそうなってしまったの?という考え方が身に付き、自分なりに分析出来るようになりました。これができるようになった理由は、ルークス志塾特有の講義を受けてきたからだと思います。講義では様々な社会問題に触れ、それに対してどう思うのかをシェルパを中心にみんなでディスカッションを重ねていきます。ここで、自分がしっかりと考えを持つ力が養われ、何が原因で怒ってしまっているのかなど内容を深く考えることができるようになりました。
最後に、自己分析がとても大事なことに気づいたことが一番大きな成長です。
以前はどうしても自分の障がいが後ろめたい気持ちだったけど、ルークスに入塾して自己分析した時に、弱点も自分の個性だというふうに気づくことができました。大学受験の時にその弱点を自分のアピールポイントに変えたことで、合格を掴み取ることができたのではないかと思っています。
大学、社会に出てやりたいこと
大学、社会に出てやりたいことは何ですか?
障がいの当事者として、当事者にしかできないことや考え方にこだわって、イベントの開催や障がい者施設へのヒアリングなどの活動をしていきたいと考えています。
大学では、国家資格である社会福祉士の資格の取得を目指し、将来は当事者に寄り添いながら行政に関係する仕事をしたいと思っています。
また、いろいろ活動する中で障がい者の声が社会に反映されていないと感じたら、自ら政治家になり、活躍したいと思っています。
障がいを持った人でも、一人一人に個性があり、それを最大限発揮できる機会が必ずあると思うので、それを引き出してあげられる人になりたいです。
目標となる人物像は?
私はこれまでたくさんの人と出会い、支えられ、生きてきました。なので、何よりも出会いを大切に、人との関わりを大事にしていきたいです。特に様々な状況を抱える方や、私のように何らかのハンデを持っている方と出会った際には、誰よりも寄り添って、誰一人見離さずに救っていきたいと思っています。