2023年/慶應義塾大学環境情報学部、日本大学法学部/世界中から海洋プラを無くしたい
2024年度【合格体験記】比嘉雄翔さん
世界中から海洋プラを無くしたい
慶應義塾大学環境情報学部、日本大学法学部
比嘉 雄翔さん
受講校舎: 沖縄校
出身高校: 読谷高等学校
合格大学: 慶應義塾大学
まずは生い立ちから教えてください!
沖縄の読谷という海が家のすぐそばにあって、自然豊かな環境で伸び伸び育ちました。性格は結構目立っていた方で、学級委員長とかやってましたね。高校生になってからは野球からサッカー部に転向して、勉強も評定4.3だったのでそこそこで、日本史とか政経が好きでそればっかり伸ばしてました。県外の大学にいく予定もなくて、琉大いけたらな〜くらいに思ってました。
そこからSFCを目指すようになったのはなぜですか
高校2年生の時、学校の先生に「琉球Flogs」という沖縄の若者に起業家精神を身につけた人材を育てるプロジェクトを紹介してもらって、ここで活動を始めたことがきっかけです。そこでかなり人生が変わりましたね。17年間ずっと同じ場所で生活してきて、ある程度コミュニティも固まっていたので、政治家や起業家、社会活動家の大人と話して、同期のメンバーにも刺激をもらいながら新しい考えに出会って、世界が広がりました。OBにSFCの人が多くてそこでSFCを知って、志望するようになりましたね。
どんなテーマで活動していたのですか
物心ついた時から海でゴミ拾いをしてたので、海を守りたい気持ちから、自然と海洋汚染問題をテーマにしていました。どうやったらゴミ拾いしない人を巻き込めるのか悩んで、ポイ捨てする人にヒヤリングして、ゴミ拾いをビジネス化する方法を考えました。最終的に「ゴミ拾い合コン」というプロジェクトを立てました。
Loohcsで受験をしてみて気づいたことはありますか
Loohcsに入ってから自分のやりたいことができたと思っていて、Flogsでは起業家育成がメインなのでビジネスの思考とかマネタイズのことに気を配っていました。「世界中から海洋プラを無くしたい」というメインテーマは変わっていないのですが、Flogsの活動で溜まっていったアイデアを昇華できました。だからゴミ箱を作ってみたり、デポジット制度を試してみたり色々と挑戦できましたね。
受験を終えてみての感想を教えてください
とにかく、楽しかったですね。何が具体的に楽しかったっていうのは難しいんですけど、学校のお勉強と違って、自分で考えて構築して、表現できるのは楽しかったです。自分の色に染められるというか、志望理由書も1つの作品を仕上げているみたいな感覚でした。
成長できたなと思う部分はありますか
柔軟な人間になれたなと思っています。正直、中学生くらいまでは自分が一番偉い、自分が最強、自分の意見は全て正しいくらいまで思ってたんですけど、総合型で海洋汚染問題を深掘っていくに当たって、自分の意見はカスなんだなって気づきました。結局、多角的な意見がないと議論も進まないわけで。そこが一番成長できた部分です。
最後に、後輩にメッセージをお願いします
まず、受験はメンタルが本当に大事です。自分は、SFCの一次が通った後に第二志望に落ちていて、予期しないことがばんばん起こってくるし、一般を対策していなければその分プレッシャーもありますよね。もちろん、ここは難しいですけどね。
あとは、受験はいくらでもフライングしていいと言われるように、総合型も始めるのは早いに越したことはないです。どうしても、色々なことを考えて何かに気づくって、短期間でパッとできるものではないので、長い時間やる方がいいと思っています。