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小論文における文章のルール

小論文における文章のルールを解説。文体から使用NGの表現、原稿用紙の使い方などを紹介

小論文には、普通の文章と違って文章を書く際の「ルール」が存在します。

本記事ではそのルールについて解説していきます。
小論文を書き始める前によく読み、そのルールを知らずに減点されてしまった……ということを防いで高得点を獲得しましょう!

目次(ページ内リンク)

文章を作成するときに注意すること

段落を作成する

小論文では、段落を作成することが必須です。

小論文の書き方で詳しく解説していますが、小論文の構成にはある程度の決まりがあります。

【小論文の構成】
①主張:自分の主張(結論)の決定
②理由:自分の主張に対する根拠
③具体例:理由を裏付ける具体例の提示(字数や内容によっては省略可能)
④反駁:自分の主張と異なる他者の視点の提示
⑤再反駁:他者の視点に対する反論
⑥まとめ:自分の主張(必ず1と統一させる)

上記の構成に従って文章を作成していきますが、「①主張」の文章から「②理由」の文章に移った時は改行し、段落を作成するようにしてください。

段落を作成することによって文章の主張が異なることが視覚的に分かるため、読み手にとって読みやすく理解しやすい小論文となります。逆に、ころころと段落をかえると流れがわかりにくくなるので、最低でも1段落は2文以上としましょう。

長すぎる文章は書かない

小論文では、一文一文を短く区切るように注意しましょう。

長すぎる文章は理解するのに時間を要しますし、簡潔に述べられていない場合がほとんどです。
小論文では「簡潔さ」が重視されるため、「一文が短い、的確な文章」を作成するように心がけましょう。

接続詞(「~のため」、「~だが」等)が一文の中に2個以上用いられているのは長すぎる文章です。
接続詞を使用したい場合は一文の中に1つまで使用するようにし、文章を区切る癖をつけましょう。

文字数の規定を守る

試験で出題される小論文には、文字数の規定がある場合が存在します
(特に、原稿用紙を用いて解答するタイプの問題の場合はほとんどのケースにおいて文字数規定があります)

文字数をオーバーしてしまったり、逆に少なすぎる場合は減点の対象となってしまいます。
下記の表を参考に、文字数を調整しましょう。

○○字以内要求されている文字数の9割以上、要求文字数以下
○○字程度要求されている文字数の前後1割の範囲内

細かい表現の仕方

字下げをしよう

小論文では、段落の一番最初の文字は空白(一字下げ)にします。
字下げによって生じた空白も、原稿用紙による文字数がある場合には一字とカウントするので注意しましょう。

「だ・である調」を使用する

小論文では「だ・である調」を使用しましょう。

「ですます調」はNGです。
「ですます調」の方が丁寧に感じられるかもしれませんが、小論文で重要なのは「簡潔に自分の意見を述べる/筆者の主張をまとめる」ことです。
そのため、「ですます調」に含まれる丁寧な語尾は簡潔さを欠いているため不要ということになります。

また、曖昧で主観的な印象を与える「~だと思う」という文末もできるだけ避け、「~だ」という言い切りや、「~だと考える」などの表現をつかいましょう。

比喩表現を使わない

これまで何度か述べてきたように、小論文では「簡潔さ」が重視されます。
そのため、ストレートな表現でない「比喩表現」は使用しないようにしましょう。オノマトペも不可です。

話し言葉を使わない

話し言葉ではなく、書き言葉で書くようにしましょう。
特に、若者言葉や省略語、不必要なカタカナ言葉に気を付けてください。(カタカナ言葉は、同じ意味の日本語に言い換えるように意識するとよいです。)

その他、気を付ける言葉使いとしては、同じような言葉を不必要に繰り返さない方が良いです。また、「~たり」という表現はよく使いがちですが、2つ以上並列して(「~たり、~たり」)使うものなので、正しく使うように注意しましょう。

一人称は「私」を使用する

小論文の一人称では、基本的に「私」を使用します
「僕」などはNGです。また、ひらがなの「わたし」も文字数を不要に消費してしまうことになるので控えましょう。

原稿用紙の使い方

解答を原稿用紙に書く方式の場合は、原稿用紙の使い方にも注意しましょう。

  • 読点や句点の位置は文頭におかない
  • 「ゃ」や「っ」も1マスに書く
  • 縦書きの場合、数字は必ず漢数字でアルファベットは使わない
  • 横書きの場合、算用数字も使える(1マスに二文字)

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小論文における文章のルールを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

本記事で解説した小論文のルールは、小論文において基本中の基本なので必ずマスターするようにしましょう。

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この記事を書いた人

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