【解説】九州大学共創学部 小論文の対策法
【プロ直伝】九州大学共創学部の小論文 これだけは押さえよう!
はじめに
Loohcs(ルークス)志塾Webチームのトムです。
今回は、九州大学共創学部の総合型選抜入試(旧AO入試)の二次試験の小論文について詳しくまとめました。
なお、福岡天神校では共創学部の一般入試の小論文対策も実施しています!
詳しくはこちらから↓
小論文は0点になりやすい
「小論文ってどうやって書くの?」
「高得点を取るにはどうしたらいいの?」
あなたはこの質問に自信をもって答えられますか?
小論文は5教科の科目と違い、普段学校では教わらない科目です。そのため多くの受験生が対策の方法がわからず苦手意識を持ってしまう傾向にあります。
実際に、小論文の平均点は3割程度と言われています。また、小論文の試験で0点になってしまう人は少なくありません。
これは言い換えれば、小論文はちゃんと対策をすればほかの受験生と大きな差をつけられるということです。すなわち、小論文を鍛えることは志望校合格への一番の近道であるのです!
今回は小論文で得点するための基本的なポイントと、九州大学共創学部の小論文対策についてまとめました!
この記事で小論文の書き方をマスターし、ライバルに大きな差を付けましょう!
要約づくりで全体の統一感を出す!
小論文を書く上で注意すべきポイントの一つに、「文章全体の一貫性」があります。
いきなり原稿用紙に書き始めたせいで最初の方で書いた主張と後から書いた主張がズレてしまったということはよくあります。
答案を実際に作成する前に、答案の要約を作成しましょう!
要約の例をひとつ紹介します。
全体を通して主張したいこと、その理由などを全て一言で整理することで、言いたいことが途中でズレていないかを確認することができます。
実際に書き進めていくときにもこの要約に立ち返ることで、後から書き直すこともなく進めることができます。
説得力のある文章の書き方
小論文において自分の意見を述べる際は自分が説得的な理由付けを出来ているか考えましょう。小論文は「論拠に基づいて自分の主張を述べる文章」です。論拠を示し、その論拠により説得性を与えられるように心がけましょう。
ポイントは1つ、多角的に理由付けすることです。
理由付けの際に複数の観点、複数の立場から「多角的に」とらえることができているか考えましょう。複数の理由付けをする際に、一つの観点、立場に固執せず色々な方向から解決策を考えることでより説得性が増します。
下は多角的に考えたときの例です。
多角的に考える際には、事前にキーワードを持っておくと良いでしょう。
ここで言うキーワードは「環境、経済、物理、など」です。
問題の解決策を考えるときにいろいろな選択肢を出そうとするのではなく、事前に用意したキーワードから考えることがとても重要です。
「この立場から考えたら、どういう事ができるだろう?」といった思考の練習を日頃からしておくことで、多角的に考える力は確実に伸びます!
基本的に話し言葉では「~~だから、……である」というように理由から先に述べる理由先行型の話し方が多いですが、小論文においては「……である、なぜなら~~だからだ。」といったような結論先行型で書きましょう!
そうすることで伝わりやすく説得力のある文章にすることができます!
共創学部の総合型選抜の小論文ではここを意識しよう!
4時間は長いようで短い
共創学部総合型選抜入試の小論文は、4時間の試験時間が設けられています。
ルークス志塾はこれまでに多くの受験生を二次試験に送り出していますが
「4時間じゃ全然足りなかった…!」
という声を多くの受験生から聞いています。
小論文全体の要約を作るという話は先ほどもしましたが、それと同時にタイムスケジュールを組んでしまうのをおすすめします。
下は、スケジュール組の例です。
スケジュールを組む際のポイントは
・面接の時間をスケジュールに組み込む
・時間に余裕を持ったスケジュールを組む
の2点を押さえることです。
この方式に沿うべきだ!というものはありませんが、「小論文を時間内に書き上げる」ことを目的としてそれを達成できる時間の管理の仕方を身につけておくことで、不安を解消できます!
評価ポイントは事前に共有されている
共創学部の総合型選抜入試の小論文は、どういった観点で評価するのかを募集要項に事前に掲載しています。
この論文では,
・提示された講義の論題に照らして,標題の設定が適切であるかどうか。
・講義の内容からさらにどれだけ発展させて考えることができるか。
・討論を踏まえて,標題の主張をどれだけ客観的に統合できるか。
・論文として,レポートからどれだけ向上したか。
などを評価します。
令和3年度総合型選抜Ⅰ(共創学部)学生募集要項 より
これらをまとめると、
①講義を受けて自分がレポートに書いた考えを、
②討論で出た他人の意見を受けて、
③自分の意見を発展させながら、批判的な視野などを考慮しつつ
④結論付けられているか。
ということになります。
もうお気づきかもしれませんが、共創学部総合型選抜入試の小論文では、講義・レポート・討論を一つずつ積み上げていく形式の小論文を書かねばならないのです。
講義を踏まえて考えたレポート時点での自分の考え、グループディスカッションで出た意見を踏まえつつ小論文を書く必要があると言いましたが、
「レポートでは○○と書きましたが、グループディスカッションで△△という意見が出たので、今の時点では□□と思っています。」
という書き方をするとこれは記録、感想にあたる書き方になってしまいます。
実際に小論文で使う際には、他人の意見を自分の言葉に言い換えて小論文に使うようにしましょう!
小論文に至るまで自分で考えたことや他人の意見に刺激に受けたことなど、様々あると思いますが、小論文を書き始める時点でそれらは貴方の経験=貴方の実力としてカウントしましょう。
それが講義や討論を踏まえた小論文にすることに繋がります!
九州大学共創学部対策記事一覧
ルークス志塾ではこんな指導をしています
今回は小論文を書くポイントと九州大学共創学部の小論文の注意点をまとめました。
小論文を書けるようになることで得られるメリットは受験以外にもたくさんあります。
論理的な思考が普段から出来るようになったり、実際に口に出す言葉も相手に伝わりやすくなったり…etc.
小論文に限らず受験勉強が日常生活にも活かせるというのが総合型選抜入試(旧AO入試)の大きな特徴だと思います。
満を持して小論文の試験に挑むには、たくさん小論文を書き、添削をすることが一番の近道です!
ルークス志塾では、過去問やオリジナルの小論文問題を解きますが、特に添削ととき直しに力を入れています!
共創学部対策のプロ講師と小論文対策のプロ講師による独自の指導で、「自分の考えを自分の言葉で表現する」を実現します。
早く入塾すればそれだけ力は伸びますが、逆に遅めの入塾でも、本人のやる気次第では一気に力を伸ばすことも可能です。
無料の相談会も行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたにとってこの記事が大学受験に妥協せず挑むためのきっかけとなれば幸いです。