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【受験生必見】国際基督教大学(ICU)の総合型選抜(AO入試)を解説します

目次(ページ内リンク)

国際基督教大学ってどんな大学?

国際基督教大学とは?

国際基督教大学は、東京都三鷹市にある、リベラルアーツ教育で国際性がはぐくめる人気の有名私立大学です。

国際基督教大学の偏差値など

国内私立大学として、平均偏差値7位、就職先評価指数50位、世界評価指数138位と、ルークスの大学ランク評価(進学する価値がどの程度あるか?)はS2で、私立大総合6位・国公立含め27位となっています。

国際基督教大学の魅力

  • 世界18カ国30のリベラルアーツ大学が加盟するグローバルリベラルアーツ・アライアンスに日本で唯一加盟
  • 専任教員1人当たりの学生数は19人と教員と生徒の距離が近い
  • 東京ドーム6個分の広大な森の中にあり、自然豊か

国際基督教大学が実施している入試方式

国際基督教大学の倍率は学校推薦型・総合型選抜入試で1.0倍~2.4倍、一般入試で3.8倍となっているため総合型入試の方がおすすめです。

(※下記リンク対策記事に飛べます)

国際基督教大学の学部一覧

ICUの対策解説

国際基督教大学の 総合型選抜(AO入試)ではそれぞれの入試形式に合わせていくつかの書類を提出しなくてはなりません。それぞれの、書類で求められていることをしっかりと把握した上で対策していきましょう。

志望理由について

はじめに、志望理由の作成にあたっては以下の点に注意するように心がけてください。「自分の過去から現在、そして未来について考える。」「自らの「志」に対して具体的な行動を起こす。」そして「志望理由を書いていると言うことを常に意識する。」以上の点について、詳しく解説していきますので、是非参考にしましょう。

まずは、志望理由を書くにあたって、自らの過去から現在、そして未来について考える必要があります。ここで重要なのは、ただ闇雲に自らの人生を見直すのではなく、しっかりと目的意識を持つことです。ICU での学びを生かして将来何をしたいのか、どんな課題を解決したいのかを明確にし、自らのゴールを見つけるきっかけとなった理由や、今、自分自身の取り組んでいることなどを明確にしていきましょう。

次に、現在について、すなわち、上記の自分自身の取り組んでいることについて考えるときに重要なこととして、具体的な行動を起こすということが挙げられます。国際基督教大学の 総合型選抜(AO入試)では自らの実績をまとめて提出する書類が多く求められます。志望理由書の中では軽く触れる程度にした上で、それぞれの書類でしっかりとまとめていきましょう。内容については自らの志望理由と照らし合わせた上で一貫性のある取り組みをしましょう。継続性や課題解決力などを生かして望めるとなお良いです!

そして、これらのことを踏まえつつ、志望理由の作成に取り掛かります。実際に文章にしていくにあたって絶対に忘れてはならないのが、国際基督教大学に対する志望理由であることを常に意識することです。自分自身の志を実現するにあたって、「なぜ 国際基督教大学での学びが必要なのか?」「なぜ他の大学でなく国際基督教大学を選ぶのか?」などを明確にしましょう。具体的な授業や大学での活動などを引き合いに出せると良いでしょう。自己分析ばかりに気を取られ、大前提となる志望理由がぼやけないようにしてください!

面接について

国際基督教大学の総合型選抜(AO入試)ではそれぞれの入試形式に合わせて面接の形式が変わります。ここではグループディスカッションと個人面接それぞれで意識すべきことをまとめていきます。

グループディスカッション

グループディスカッションで最も重視すべきは自らの意見に固執せず多様な考えを取り入れる柔軟な気持ちで取り組むことです。特に入試当日の状況では自分の意見をいかに伝えるかに考えがむきがちです。しかし、グループディスカッションにおいて最も重視されるのは他者の意見を取り入れつつ考えをまとめたり、時には他者の意見を積極的に引き出したりすることです。自分本位になることなく試験に臨めるようにしましょう。

個人面接

個人面接ではグループディスカッションと比較してより深い質問が問われがちです。自らの志望理由や研究内容についてしっかりとまとめておきましょう。時には予想だにしない質問などに出会うこともありますが、落ち着いて自分自身の意見を伝えていきましょう。

受験早見表

はじめに

国際基督教大学では総合型選抜(AO入試)が用意されています。

2過年度の倍率はいずれも3倍弱となっており、さらに志願者数が約200名と、大学規模で見ると上記の大学への出願者数に比べて母数自体が非常に少ない傾向にあります。つまり、入念に対策を行えば、競争相手が少ない環境で合格の可能性を上げることも可能なのです。

ICUでは、本質的な「行動するリベラルアーツ」の体現を求められるため、越境的な知の探究と、知識を有機的に結びつけて知性に変えていく力が必要になります。書類審査と面接で、リベラルアーツ教育への適応性と必要性をアピールすれば、合格は難くないでしょう。

ICUの総合型選抜(AO入試)では、より本質的なリベラルアーツの理解とその体現を求められます。「国際基督教大学」の名が表す通り、大学は、豊かな『国際性』の下、グローバルな文化との対話ができる、『キリスト教』のミッションの下、【主体的】に社会問題を解決できる、『学問』に対し、【越境的な知】を求める好奇心を持ち創造力を発揮できる生徒を求めています。

つまり、ICUの総合型選抜(AO入試)では【主体的な知の追求とその応用】が見られているのです。

国際基督教大学 日程早見表

2021年度 募集人員・倍率比較表

学部 入試名称 募集人数 倍率 志願者数 合格者数
教養学部アーツ・サイエンス学科 総合型選抜 65名 2.4 201 89

※倍率、志願者数、合格者数は2021年度入試結果を参照

※ICUではリベラル・アーツ教育を実践しているため、入学時に選択可能な学部学科は「教養学部アーツ・サイエンス学科」のみ

2021年度 出願スケジュール

出願方式 出願〆切 二次試験実施日 合格発表日 入学手続き〆切
総合型選抜 9/14(火) 10/23(土) 11/2(火) 11/15(月)
アドミッション・ポリシー

ICU は、世界人権宣言の原則に立ち、「責任ある地球市民」として世界の平和と 多様な価値観を持つ人々との共生を実現するためにリベラルアーツ教育を実践 しています。
献学以来、その名に示されるように、国際性への使命、キリスト教への使命、学問への使命を掲げて、「行動するリベラルアーツ」の伝統を築いてきました。グローバル化する現代の社会でこの理念を実現してゆくために、 ICU では日本全国および世界各地からの次のような資質を持つ学生を求めています。

・ 文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力

・ 的確な判断力と論理的で批判的な思考力

・ 多様な文化との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力

・ 主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力

日本あるいは世界各国の教育制度で、文系・理系にとらわれず幅広く学び、各教科・科目の基礎知識を関連づけて行動する知性へと変革する能力や外国語によるコミュニケーション能力を備えていることを重視します。

自己と世界の変革に挑戦するさまざまな可能性に満ちた学生を受け入れるため、 教養学部では多様な選抜方法と多元的な評価尺度による入学者選抜を実施して います。

2022年度 募集要項/応募資格早見表

ICU総合型選抜では、下記3つの方式で選考を実施します。複数の方式への併願は不可となっています。

出願方式 評定平均 英語力 必須資格
英語外部試験利用 4.1 ・IELTS/TOEFL(iBT)/英検/Cambridge English Qualifications/GTECいずれかの成績(スコアの規定はなし)
理数探求型 4.0 ・高等学校成績全体の評定平均値が4.0以上で、かつ数学または理科の評定平均値が4.2以上
IB指定校対象 必要 ・国際バカロレアディプロマ(IB Diploma)を取得(見込)
・IELTS/TOEFL(iBT)/英検/Cambridge English Qualifications/GTECいずれかの成績(※国際バカロレアにて「英語A」を履修済もしくは履修中であれば提出は任意)
出願書類/二次試験早見表
出願方式 出願書類 二次試験内容
英語外部試験利用 ・入学願書
・志望理由書
・高等学校調査書
・推薦状(2通)
・小論文
・学校内外における自己活動歴と自己分析
・英語の能力を証明する書類
グループ・ディスカッション
理数探求型 ・入学願書
・志望理由書
・高等学校調査書
・推薦状(2通)
・学校内外における自己活動歴と自己分析
・自然科学分野の自主研究や理科課題研究の成果の要約
個人面接(「自然科学分野の自主研究や理科課題研究」についてのプレゼンテーション(10 分)を含む)
IB指定校対象 ・入学願書
・志望理由書
・高等学校在学全期間の学業成績証明書
・IB Diploma Final Grades または Predicted Grades
・推薦状(2通)
・学校内外における自己活動歴と自己分析
・課題論文
・学校内外における自己活動歴と自己分析
・英語の能力を証明する書類
個人面接(日本語および英語、「課題論文」について のプレゼンテーション(10 分)を含む

ルークス志塾の考察

併願におすすめの大学

【併願パターン①】国際基督教大学総合型選抜(英語外部試験利用/理数探求型)&慶應法学部FIT入試(B方式)

評定平均値が高い場合におすすめの出願パターンです。いずれの入試も評定平均による出願制限の基準が高く、評定平均の制限がない方式と比べ競争相手が少なくなる傾向にあります。評定平均を武器に受験する場合にはおすすめの学部・方式です。

ただ、 出願書類の提出と二次試験がほぼ同時期にあるため、対策スケジュール的にやや厳しい部分がネックです。

【併願パターン②】国際基督教大学総合型選抜(IB指定校対象)&早稲田大学政治経済学部グローバル入試

海外の教育期間にて2年以上の留学・就学経験がある場合におすすめの出願パターンです。
その他、英語力を強みに受験するのであれば、慶應経済PEARL入試や、早稲田大学社会科学部グローバル入試がオススメです。スケジュールはやや厳しくなりますが慶應SFCも十分受験する価値があります。

上記に紹介したパターンの他にも、ルークス志塾では塾生ひとりひとりの状況や強みに沿った総合型選抜(AO入試)・推薦入試受験プランを作成させていただきます。

最近の国際基督教大学の入試トレンド

ICUにおいて総合型選抜(AO入試)は比較的新しく(2005年より開始)、規模の小さい大学のため募集枠も比較的少なくなっています。しかし倍率は標準的で、綿密な対策により十分に合格の可能性を高められます

合格事例紹介

難関大学の合格実績

2012年の創業以来、難関大学を中心に一貫して高い合格実績を誇ります。そうして卒業した塾生・合格者のネットワークが、高校生たちの大学受験を支えるコミュニティとなっており、ルークス志塾の指導の品質につながっています。

この記事を書いた人

山下部 幸秀のアバター 山下部 幸秀 Loohcs志塾池袋校舎長

Loohcs志塾池袋校舎長。慶應義塾大学環境情報学部を在学中に独立して2019年に池袋校舎を開校、志望校合格率86.9%を達成。現在は指導歴の長いプロ講師として、東大や早慶上、GMARCHやSFC一般入試など、幅広く教鞭を執り続けている。

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