国際基督教大学(ICU)
国際基督教大学の総合型・学校推薦型選抜
〜入試の特徴と対策のコツ・各学部の出願条件〜
国際基督教大学
INTERNATIONAL CHRISTIAN UNIVERSITY
※大学によりスケジュールや入試内容が年度によって変更になる場合がありますので、必ず公式サイトも確認しましょう。
国際基督教大学の総合型・学校推薦型選抜の特徴
選抜の全体感
国際基督大学の総合型選抜は英語外部試験利用、理数探求型、IB認定校対象の合計3種類あり、日程は共通です。
試験スケジュール
総合型選抜入試の難易度と大学のレベル
国際基督教大学(ICU)の偏差値など
国際基督教大学(ICU)の偏差値は、一般的に65.0~77.5程度の範囲にあります
また、総合型選抜の倍率については例年3倍前後となっています。
一般入試が4倍程度なので総合型選抜を検討する価値は十分にあるといえるでしょう。
入念に対策を行えば、競争相手が少ない環境で合格の可能性を上げることも可能なのです。
【ルークス内大学ランク評価】
国内私立大学内でのランキング:総合6位
国内私立・国公立混合ランキング:総合27位
平均偏差値:7位
就職先評価指数:50位
世界評価指数:138位
大学ランク評価(進学する価値がどの程度あるか?):S2
国際基督教大学(ICU)の魅力
- 世界18カ国30のリベラルアーツ大学が加盟するグローバルリベラルアーツ・アライアンスに日本で唯一加盟
- 専任教員1人当たりの学生数は19人と教員と生徒の距離が近い
- 東京ドーム6個分の広大な森の中にあり、自然豊か
国際基督教大学に合格するための対策のコツ
基本理念や募集要項から分かること
国際基督教大学(ICU)の3つの使命は『学問への使命・キリスト教への使命・国際性への使命』です。
国際基督教大学(ICU)はWWⅡ後に誕生したキリスト教の精神に則った国家の枠にとらわれない大学です。教育・研究機関としてだけでなく、世界と日本を結ぶ懸け橋として国際理解と文化交流に貢献することが求められます。
総合型選抜では、文理にとらわれず探求し、判断力と思考力を持ったグローバルなコミュニケーションが取れる、強い精神力と実行力を持った人材が求められています。
他大学との併願や他出願方式との併願はできるか?
国際基督教大学(ICU)の総合型選抜は専願かつ入学確約となっており、併願はできません。
オススメの受験方法と入試の種類
国際基督教大学(ICU)総合型選抜の突破のカギは志望理由書、小論文、自己活動歴と自己分析などの書類対策にあると考えていいでしょう。
そのため、提出書類をより高いレベルに仕上げることが重要となります。
以下に提出書類について詳しく解説していきます。
志望理由について
はじめに、志望理由の作成にあたっては以下の点に注意するように心がけてください。
「自分の過去から現在、そして未来について考える。」「自らの「志」に対して具体的な行動を起こす。」そして「志望理由を書いていると言うことを常に意識する。」以上の点について、詳しく解説していきますので、是非参考にしましょう。
まずは、志望理由を書くにあたって、自らの過去から現在、そして未来について考える必要があります。
ここで重要なのは、ただ闇雲に自らの人生を見直すのではなく、しっかりと目的意識を持つことです。
国際基督教大学(ICU)での学びを生かして将来何をしたいのか、どんな課題を解決したいのかを明確にし、自らのゴールを見つけるきっかけとなった理由や、今、自分自身の取り組んでいることなどを明確にしていきましょう。
次に、現在について、すなわち、上記の自分自身の取り組んでいることについて考えるときに重要なこととして、具体的な行動を起こすということが挙げられます。
国際基督教大学の 総合型選抜(AO入試)では自らの実績をまとめて提出する書類が多く求められます。
志望理由書の中では軽く触れる程度にした上で、それぞれの書類でしっかりとまとめていきましょう。
内容については自らの志望理由と照らし合わせた上で一貫性のある取り組みをしましょう。継続性や課題解決力などを生かして望めるとなお良いです!
そして、これらのことを踏まえつつ、志望理由の作成に取り掛かります。
実際に文章にしていくにあたって絶対に忘れてはならないのが、国際基督教大学に対する志望理由であることを常に意識することです。
自分自身の志を実現するにあたって、「なぜ 国際基督教大学での学びが必要なのか?」「なぜ他の大学でなく国際基督教大学を選ぶのか?」などを明確にしましょう。
具体的な授業や大学での活動などを引き合いに出せると良いでしょう。
自己分析ばかりに気を取られ、大前提となる志望理由がぼやけないようにしてください!
面接について
国際基督教大学(ICU)の総合型選抜(AO入試)ではそれぞれの入試形式に合わせて面接の形式が変わります。ここではグループディスカッションと個人面接それぞれで意識すべきことをまとめていきます。
グループディスカッション
グループディスカッションで最も重視すべきは自らの意見に固執せず多様な考えを取り入れる柔軟な気持ちで取り組むことです。
特に入試当日の状況では自分の意見をいかに伝えるかに考えがむきがちです。
しかし、グループディスカッションにおいて最も重視されるのは他者の意見を取り入れつつ考えをまとめたり、時には他者の意見を積極的に引き出したりすることです。
自分本位になることなく試験に臨めるようにしましょう。
個人面接
個人面接ではグループディスカッションと比較してより深い質問が問われがちです。
自らの志望理由や研究内容についてしっかりとまとめておきましょう。
時には予想だにしない質問などに出会うこともありますが、落ち着いて自分自身の意見を伝えていきましょう。
小論文試験
最後に、小論文試験に関してです。こちらはやや珍しい方式となっています。
通常、小論文試験では、試験場で問題が出題され制限時間の下回答する形式がほとんどです。しかし、国際基督教大学(ICU)の小論文試験は、出願時に所定のトピックからテーマを1つ選び、あらかじめ解答を完成させてから提出するという形式です。
時間をかけて作成できる分、求められる水準は高くなるといえます。
学部別の出願条件と対策
※ページ上部の目次から学部別に辿ることで、目的の学部に関する情報に、ページ内リンクで直接辿ることができます。
出願資格
総合型選抜の種類 | 条件 |
英語外部試験利用 | 全教科平均4.1以上 |
理数探求型 | 全教科平均4.0以上かつ数学または理科が4.2以上 |
IB認定校対象 | 国際バカロレアで日本語Aを取得 |
募集人員
総合型選抜を実施しているのは教養学部アーツサイエンス学科のみで、定員は3つの総合型選抜で合わせて約75人です。
出願書類
総合型選抜共通
- 入学願書
- 調査書
- 推薦状2通
- 自己活動歴と自己分析
英語外部試験利用
- IB Diploma Final Grades または Predicted Grades(該当者のみ)
- 小論文
- 英語の能力を証明する書類(IELTS, TOEFL IBT, 英検,Cambridge English Qualifications, GTEC)
理数探求型
- IB Diploma Final Grades または Predicted Grades(該当者のみ)
- 研究成果の要約
IB認定校対象
- IB Diploma Final Grades または Predicted Grades
- 課題論文の内容と成果の要約
- 英語の能力を証明する書類(IELTS, TOEFL IBT, 英検,Cambridge English Qualifications, GTEC)
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