【一般入試対策】早稲田大学文化構想学部/文学部 受験で勝つ英語対策法
【合格者が解説】早稲田大学文学部/文化構想学部を目指す方へ!絶対に受験で勝つための英語対策法
早稲田大学文学部・文化構想学部に受かるために今日からできること
早稲田大学文学部・文化構想学部を目指すみなさん、こんにちは。
ルークス志塾ウェブチームの伊東です。
早稲田大学に向けた本格的な対策を始める今、
受験までにどんな勉強をしていけばよいのか?
どのくらい実力つければ合格にたどりつけるのか?
という悩みはありませんか?
知りたいことはたくさんあると思います。
そこで!この記事では、早稲田大学合格者の目線から英語の入試対策を解説します。
読めば今の自分と合格までの道筋が見えてくること間違いなしです♪
早稲田大学文学部・文化構想学部英語の受験の概要
受験方法
早稲田大学文化構想学部の一般入試には、
・3科目全てを早稲田大学の個別入試で受験する入試
・英語の4技能テストを利用し個別問題は国語と社会のみを受験する入試
の2つのタイプがあります。
上の2つは、併願することができ、当日3教科の問題を解き、3教科の結果への審査と2教科の結果への審査のどちらにも挑戦する事が可能です♪
4技能テストには、TEAP、TEAP CBT、英検(準1級程度)、TOEFL iBT、ケンブリッジ英検、GTEC CBT いずれかの基準スコアが必要ですが、スコアをクリアさえすれば、後は国語と社会の点数だけで評価を受けられます。
倍率も個別形式よりも下がるので、国語と社会に自信がある方にはお勧めの受験方法かもしれませんね!
英語の個別試験についてはこれから詳しく説明していきます。
個別試験の英語の対策と、4技能試験の対策とは、通じるところがたくさんあるので、どちらの受験に興味がある方も参考にしてみてください。
個別試験の問題形式
問題は大問5題から構成されています。
形式 | 設問数 | 時間配分 | |
大問Ⅰ | 長文空所補充 | 14問(長文3本) | 25分 |
大問Ⅱ | 長文読解 | 10問(長文3本) | 20分 |
大問Ⅲ | 長文脱文補充 | 7問 | 15分 |
大問Ⅳ | 会話文補充 | 7問 | 10分 |
大問Ⅴ | 英語要約 | 1問 | 10分 |
以上の構成は、文化構想学部、文学部ともにほぼ同じです。
英文の長さは様々ですが、とにかく英文の数が多いことが特徴です。200語~600語の中程度の長さの文章が全部で9本の英文が出題されます!
長文が1~3本というのが他の私立大学では多い中、かなりの文章量といえるでしょう。
速読の力は必須ですね。
学校では教えてくれない目標点の考え方
早稲田大学文学部・文化構想学部の英語の問題では、8割以上が目標点といえます。
なぜならば、合格ラインが大体7割5分~8割だからです。安定して8割以上得点できるようになれば、英語はひとまず安心といえるでしょう。
受験生の中には、旧帝大や早稲田大学、慶應大学の他学部を第一志望とする学生も数多くいて、全体のレベルが高いです。
なおかつ、受験数は、合格者の10倍を超える8000人近くいます。
偏差値60~65の受験生たちが、合格ラインで1点を争う戦いを繰り広げることが予想されます。
本番の点数はどうであれ、準備の段階では、合格ラインを狙うのではなく、8割を超えていくことを目指しましょう!
※早稲田大学のホームページには毎年の合格最低点が記載されていますが、それは標準化という操作をされた後の数字なので、過去問を説いて出た実際の点数と比べて一喜一憂しないように気を付けましょう。
早稲田大学文学部・文化構想学部の設問別解析
大問Ⅰ 長文空所補充(所要目安:25分)
大問Ⅰは、長文を読んで、単語や熟語を補充する問題です。4つの選択肢から適したものを選ぶ形式です。
(早稲田大学文化構想学部2016年 試験問題)
選択肢に見たこともないような難しい単語(単語集に載っていないような単語)は基本的にないので、単語集や熟語集を使って語彙力をつけて対処しましょう。
具体的におすすめの教材は後ほど紹介します。
ただし、大問Ⅰの問題は単なる単語テストではもちろんありません。
そもそも、空所を含む英文の内容を理解しないと解くことができないのです。
読解問題の部分でも触れますが、速く正確に読む力をつけることも必要です。
前後の文脈の中で、空所の言葉を推測しながら解いていきましょう!
大問Ⅱ 長文読解(所要目安:20分)
大問Ⅱは、英文の内容一致問題が出題されます。選択肢形式の問題です。
(早稲田大学人間科学科試験問題)
英検などの外部試験の問題でも多く見られる問題形式ですね。
基本的には、各パラグラフにつきⅠ問程度の問題が用意されています。ひねった選択肢は少ないので、読解自体に国語の現代文のような高度な力が要求されることはありません。
難しいポイントは主に2つです。
☆英語大問Ⅱのポイント その1☆
1つは、文章中の単語が選択肢にそのまま書かれている訳ではないこと。
内容は、ほぼ文章のままですが、表現は言い換えてあります。(例えば、文中ではpostponeという言葉を使っていても、選択肢ではput off を使っていたりします )
基本的な単語と熟語を覚えていることはもちろん、それらを同義語、対義語などとして体系的に整理しておくことが大切です!
☆英語大問Ⅱのポイント その2☆
2つ目は、難解な単語が出てくること。
出題される文章は、専門的な問題を扱っていることも多くあります。その場合、単語集には載っていなかった単語が出てきます。
受験生は、他の科目の勉強もある中で、出題率の低い専門的な英単語まで学習する時間はありません。英語長文の構造の特徴を学んで、パラグラフ単位で速読をして意味をつかめるように長文読解の練習をかさねることが効果的です。
※3本の英文は、それぞれ長さがちがうので、時間配分に注意しましょう※
問題Ⅲ 長文脱文補充問題(所要目安:15分)
大問Ⅲは、長文の空所に、適切な一文を補充する問題が出題されます。選択肢形式です。
大問Ⅲも大問Ⅱと同じく英文の論理構造を理解していることが求められます。
この問題の難しいところは、選択肢が8つと多いことです。(1つはダミーです…)
だいたいの内容だけで判断しては、ミスが生まれます。時制や抽象度によって選択肢を絞り込んで考えて解くことが大切です。
空欄ごとに、全ての選択肢の内容を読む時間はないので、時制やディスコースマーカーに注目して先にいくつかを消去する解き方が理想です!
大問Ⅳ 会話文補充(所要目安:10分)
大問Ⅳには、会話文の空所補充が出題されます。選択肢形式です。
(早稲田大学文化構想学部2011年 試験問題)
大問Ⅳの解き方は、基本的には大問Ⅰや大問Ⅲと同じです。論理構造を意識しつつ、空所にあてはまる内容を予測しながら解いていきます。
この問題の特徴は、英文が会話文であることです。
文章中や選択肢にも口語表現が多く出てきます。
熟語集などを使って基本的な表現を暗記しておきましょう!
ただし、口語表現は実に多様です。覚えていないものが出題されることも多くあります。
その時は、使われている前置詞や動詞から意味を推測して解いていきましょう。
熟語集に載っていないものは、他の受験生の正答率も低いので、間違えてしまっても大丈夫です😊
もちろん、練習で解いているときは、分からなかったものは、後で復習して覚えてしまってください。
大問Ⅴ 英語要約(所要目安:10分)
大問Ⅴは英文を英語で要約する問題です。
近年は、冒頭は書かれていて、その続きを自分で考えて書くという形式です。
(早稲田大学 文化構想学部2017年試験問題)
英文の内容をつかむ能力は、今までの問題と同様に大切ですが、内容をなんとなくまとめるだけでは要約にはなりません。
文章のキーとなる文を見つけて、要点をおさえて書くことが求められます。
大問Ⅴでは、要約に文中の言葉をそのまま使うことは禁止されています。
自分の言葉で言い換えるだけの語彙力も身に着けておきましょう。(例えば、I do not understand what you say. は You cannot make sence. に言い換えられますね)
語数が短いので、初めはオーバーしてしまうかもしれません。文法に注目して、読解問題と同じように文章の中からより重要性の高い主張を絞りこんでいくというコツをつかむまで練習あるのみです。
スペルミスもその度に減点の対象になるので、よくよく注意してください!
早稲田大学の英語対策におすすめの参考書と問題集
英単語編
私が早稲田大学文学部・文化構想学部の英語対策として使用していた単語帳は、「システム英単語」です。同義語、反意語などについても体系的に覚えることができます。丸ごと一冊覚えるつもりで、早い段階から単語学習は始めましょう!
その他、「東大英単語熟語鉄壁」や「英単語ターゲット1900」などもお勧めです。どの単語帳でも、一冊覚えきれば、しっかりとした実力がつくと思います。
英熟語編
英熟語対策には、「解体英熟語」がお勧めです。
英熟語学習の完全版と言っても良いのではないかと思う一冊です!!
熟語を覚えるだけでなく、前置詞のイメージも理解することができます。
たんに語彙力をつけるだけではなく、大問Ⅳなどで見たこともない熟語に出会った時に推理する力もつきます。
おすすめの過去問活用方法
早稲田大学の英語の長文読解や要約の対策は、とにかく問題量をこなすことが大切だと思います!問題を解くこと自体よりも、復習や解説が実力につながるので、そこまできっちり取り組みましょう。
問題数に限りはありますが、早稲田大学文学部・文化構想学部の過去問を解くことが一番効果的な練習になります。その他、少しレベルは高いですが、旧帝大の過去問などに類似した問題が見つかるので、それを解いてみるのもお勧めです。
最後に
早稲田大学文学部・文化構想学部の英語問題は、英語の基礎的な実力を図る試験です。
単語・文法をまずは完璧にして、受験前は過去問で練習を重ねれば、きっと合格点が見えてくるでしょう!
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