【一般入試対策】早稲田大学文化構想学部 受験で勝つ世界史対策法
【合格者解説】早稲田大学文化構想学部 受験で勝つ世界史対策法
早稲田大学文化構想学部の世界史で完勝するために
早稲田大学文化構想学部を目指すみなさん、こんにちは。
Loohcs志塾ウェブチームの伊東です。
早稲田大学にむけた本格的な対策をはじめる今、
早稲田大学文化構想学部の世界史ではどんな問題が問われるのか?
どのレベルまで知識を入れればよいのか?
などなど。
知りたいこと、不安なことはたくさんあると思います。
そこで!この記事では、合格者が早稲田大学文化構想学部、世界史の入試対策を解説します。
英語や国語に比べて配点の少ない世界史の勉強にかけられる限られた時間の使い方、見落としがちな分野など、経験者だからこそ伝えられる現実的な対策法は、きっとあなたの受験勉強に役立つはずです!
早稲田大学文化構想学部世界史問題の概要
問題形式
問題は大問7~8問から構成されています。
小問の数は流動的ですが、全部で40問程度が出題されます。
他の私立大学では多くても大問は5問程度のことが多いので、問題数は多めといえます。
リード文はありますが、知識を問う設問が中心です。練習を重ねて、目を通しつつどんどん解いていくスピードをつけることが大切です!
設問の形式は、半分強が選択式、半分弱が記述式です。記述式といっても用語を答える問題で、論述問題はいまのところ出題されていません。
学校では教えてくれない合格点の考え方
早稲田大学文化構想学部の世界史の目標点は8割以上、できれば9割です。
合格点は7割5分~8割ですが、世界史ではそれよりも高く得点する必要があります。
理由は主に2つです。
☆1つ目は、得点は標準化という処理をされてしまうこと。
標準化されるというのは簡単にいうと、高得点をとっても他の受験生もそうであれば平均的な点数として点数を下げて換算されるということです。教科ごとの難易度の差によって合格点が大幅に上下することを避けるというのが大学側の意図だと思われます…
もちろん、全体の得点が低い時も適応されるので、点数を下げられるばかりではありません。ただ、世界史は暗記科目であることなどから高得点を狙う受験生が多いです。標準化で点が下がる可能性を加味しておくことは必要でしょう。
☆2つ目は、安定して得点しやすい教科であること。
先ほども少し書きましたが、世界史は暗記科目です。つまり覚えていれば正解できるということです。出題される文章によって出来、不出来に左右されやすい国語や英語に比べて、実力をつければ確実に安定して点をとることができます。世界史を得意教科、得点源にすることは大きなメリットです♪
早稲田大学文化構想学部の世界史問題の分析
出題傾向
文化構想学部の世界史の問題は、問題数が多いこともあり、幅広い地域・年代が出題されます。単純な知識問題の他に、年代を問う問題や地図問題もあります。
分野は、中でも西洋史と戦後史がよく出るように思います。
基本的には、政治史について聞かれる設問が多いですが、最後の大問には必ず文化史が出題されます。建築物についてや絵画について図や写真を用いた問題が出ることも多いので、資料集などで確認しておくと良いでしょう!
また、早稲田大学文化構想学部の世界史問題の特徴の一つに、地域別の出題があります。中央アジアや南アメリカなどの教科書の通史では扱われない分野の問題が数年に1度は出てきます。
問題の解き方
問題の半分以上を占めるのは選択肢の問題です。
選択肢問題の解き方のコツは、それぞれの選択肢を吟味して、〇・△・×で判定することです!明らかに正解が分かる問題はあまり必要ないですが、難しい問題はこの方法で解くことがおすすめです。〇がない場合は、△同士を比較して答えを決めていきましょう。
落として良い問題、落としてはいけない問題がある
早稲田大学文化構想学部の世界史には、間違えても良い問題、仕方ないといってよい問題があります。それらの問題は、他の受験生も間違えることが多いです♪
どれがその問題であるかは、基本的には教科書や用語集にのっている知識で解けるか解けないかで見極めてください。
練習でそういった問題を間違えてしまった場合は、一応答えは確認した方が良いですが、何度も復習して覚えようとする必要はありません。知識の重要度が低く、同じ問題が再び出題されることが低いからです。
また、実際の受験でそういった問題に出会った場合は、先ほど説明したように〇・△・×を用いた解き方で、少しでも正解である確立の高い答えを書くとよいと思います。
長い時間考えるのはやめましょう。
早稲田大学文化構想学部の世界史対策におすすめの勉強法
世界史の勉強に取り掛かる時期
世界史の受験勉強をいつから始めるか。
受験生が悩むポイントの1つだと思います。
配点の高く、短期間では実力の上がりにくい英語や国語をつい優先してしまう人が多いと思いますし、それは正しい判断といえるでしょう。
ただ、世界史の勉強も早く始めるにこしたことはないというのもまた事実です…
私のお勧めは、高校2年生までは、高校の授業で世界史をとっている場合、その授業のペースに沿って弁償することです。この時、習ったことをただ定期試験のために復習するのではなく、受験勉強のレベルで身に着けるまでしっかりと復習しましょう☆
高校の授業のペースによって、2年生の時点で通史が終わらないことも多いと思います。
理想は、3年生になる前に通史を一通り終わらせることなので、春休みを利用して出来れば学年が上がる前に残りの流れを頭にいれておきましょう。
高校3年生になったら、問題集や用語集を利用して抜けている知識の補充とアウトプットの練習に取り組んでください。
また、ゴールデンウィークや長期休みには中央アジア、南アメリカなどの通史にない地域史、文化史などテーマを決めて学習するとよいです。
これはあくまでも理想の流れなので、この記事を読んだのがいつでも、今から始めればまだまだ間に合います!
おすすめの参考書・問題集
用語編
用語を覚えるには、用語集・1問1答の問題集が有効です!
私は東進ハイスクールが出版している1問1答集を使っていましたが、山川出版社のものも長年ベストセラーでおすすめです。
用語をただ覚えるだけでなく、それが何世紀の出来事であるかも意識すると年代を問う問題に対処できるようになります。
通史編
通史をインプットするには、学校の授業で使用している教科書やプリントで十分だと思います。何度も読んで歴史の流れを頭に入れてください。
文化史編
文化史の学習には、補助教材として資料集を使いましょう。絵画などは写真で見ると覚えやすいです。
私は学校で使っていた山川出版社の「詳説世界史図録」を利用していました。
ひとつひとつの作品名だけでなく、文化の主義・思想の特徴、変遷なども覚えてください。
最後に
早稲田大学文化構想学部を受験する受験生には、私大専願という人も多く、世界史は高得点での争いになることが予想されます。
暗記の比重が大きい世界史は、受験日の前日まで実力を伸ばせる科目でもあります。最後まで諦めずに、とにかく知識の穴を埋めつづけてください!
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