2025年度/立教大学GLAP、慶応義塾大学・早稲田大学二次試験辞退/将来は英語を使った仕事に就きたい
2024年度【合格体験記】リームス萌々子シンシアさん

将来は英語を使った仕事に就きたい
立教大学(GLAP)
リームス 萌々子シンシアさん
受講校舎: 自由が丘
出身高校: 三田国際学園高等学校
合格大学: 立教大学
高校生活の送り方
どんな高校生活を送っていましたか?
出願書類でアピールしたことは大学によって異なりますが、主に次の8つがあります(①〜⑥が学内活動、⑦⑧が課外活動となります)。
①高校3年間の成績
中学生のときから評定平均4.5以上を維持できるよう努めていました。そのため、高校でも常に向上心を持って学習に取り組むことができました。世界史では5段階で4以上をとることができなかったため、その分得意教科である英語では必ず5がとれるようにテスト勉強に力を注ぎました。ほかにも、全科目の課題に時間を掛けてクオリティの高いものを追求した結果、出願時には評定平均4.6の成績を提出することができました。
②英検・IELTSのスコア
英検やIELTSは頻繁に受けられるものではないため、目標を決めて受けるようにしていました。私の最終的なスコアは、英検2366点、IELTS6.0でした。IELTSは5.5がボーダーラインになっているところが多いため、その1つ上の6.0以上をもっていると有利だと考えます。私自身、IELTSは出願ギリギリまで受けてようやく5.5の壁を越えることができたので、英語が得意な方は6.0以上のスコアを目指すことをオススメします。また、英検とIELTSでは人によって相性があると思います。求められているスコアとの差が大きい方の点数を更に伸ばすことが大切です。
③高校3年間の委員会活動
高校1・2年次は学級委員、3年次は美化委員として活動していました。学級委員では、校内イベントのリーダーを務めたり校則について見直しを行ったりしたことをアピールしました。3年次も学級委員として活動したかったのですが、クラス内の選挙に落選してしまい他の選択肢があまり残っていなかったため、美化委員を選びました。そこで、希望していなかった仕事にもやりがいを持って取り組むことの大切さを学びました。出願書類では、そのような気づきと、体育祭後に少人数でアリーナを清掃したことをアピールしました。委員会活動は、一生懸命やって損はないと思います。
④中高4年間にわたる探究活動
私が学校で入っていたコースでは、中学2・3年次に基礎ゼミナール、高校1・2年次にリベラルアーツと呼ばれる、総合的な学習の時間がありました。自分の興味や関心をひたすら探求する授業です。私は、中学2年間「映画タイトルから読み取る日米の文化」「日本語・英語それぞれにしかない言葉や表現」というテーマで探究活動に取り組みました。その後、高校2年間は言語学の専門性を高めて「ディズニープリンセス映画から考える日米の言語と文化」「日本語非母語話者が難しいと感じる日本語の特徴」についての探究を行いました。4年間にわたる活動の成果は、我ながら凄まじい質と量を備えていたと思います。また、高校1・2年次には、授業での成果物をコンテストに提出したこともありました。結果を残すことはできなかったのですが、”応募した”という事実を大学にアピールできて良かったです。
⑤学内の英語スピーチコンテストでの入賞・優勝経験
私が通っていた学校では、毎年9月に中学1年生から高校2年生を対象に、中高それぞれで英語のスピーチコンテストが開かれていました。1学期末に各自で原稿をつくり、2学期最初の英語の授業で発表するというスタイルです。その後、各クラスから選ばれた代表者による決勝戦が行われます。私は、高校1年次に学内で3位に入賞し、2年次には優勝に輝くことができました。出願書類には発表した内容のほか、どのようにスピーチを練習したか、優勝するために何を頑張ったか、といったことをアピールしました。
⑥学内の有志団体での代表者経験
私は、中学2年次から高校2年次までの約4年間、学内の有志団体に所属していました。高校1年次にはメンバーの1人と代表者に就任し、後輩に向けてワークショップを開いたり、学園祭では受験生向けに企画を行ったりしました。校内で行おうとしていたイベントが企画倒れするというハプニングも何度か経験しましたが、そのような出来事を経て自分が何を得たのかを振り返り、書類に思いを綴りました。
⑦日本語を教えるボランティアの経験
日本語教育の現状を自分の目で確かめるために、約4ヶ月の間、在日外国人に日本語を教える活動をしました。週に一度中目黒スクエアに行き、団体の外国人会員の方にマンツーマンで日本語を教えていました。ほかにも、浅草日本語道場に足を運んだりオンライン日本語教室に参加したりと、できる限りの活動をしました。そのような経験で得られた気づきは、インターネットに出てくる情報よりも深みがあり、遥かに充実していたと思います。
⑧英語を教えるボランティアの経験
日本語教育のみならず、英語教育にも興味があった私は、小中学生に英語教育を広める学生団体にも所属していました。ここでの活動は、児童館や小学校・中学校で英語を使ったイベントを開催することのほか、ミーティングに参加することも求められました。中高の探究活動で日本語と英語の違いについての知識を蓄えていた私は、未経験でありながらも子どもたちに分かりやすく英語を教えることができました。また、ミーティングを通して団体の先輩方との交流を深められて良かったです。
テストは科目によっては絶望的な点数を取ることもありましたが、その分平常点では最大限点数を稼ぐようにしていたので、成績はわりと良かったです。探究活動でもプレゼンやレポートに時間を掛けたり、スピーチコンテストでも納得がいくまで練習を繰り返したりしていたので、何かを製作することが好きなのだと思います。
好きな教科は、中学生のときから変わらず英語でした。そのこともあってか、英検やIELTSでは比較的良いスコアを出せていました。
部活や習い事をほとんどしていなかったため、高3のときに2つの団体に所属したことは私にとって大きな出来事でした。そして、高校の課程を修了した2025年2月現在も(残すところ卒業式だけとなりました)、そのコミュニティの一員として活動できていることに大きな喜びを感じています。
総合型選抜を受けようと思った理由
総合型選抜を受けようと思った理由はなんですか?
学校の探究活動で取り組んできたことを大学受験でも活かしたいと考え、総合型選抜での受験を検討し始めました。また、私は学校で受ける模試では成績が良くなかったため、自信を持てていた学校の成績や英語テストのスコアなどをアピールできる総合型選抜の方式が自分に合っていると感じたことも、決め手となりました。
志望校を選んだ理由
志望校はどのように決めましたか?
Loohcs志塾に入る前は、立教大学の異文化コミュニケーション学部だけを受けるつもりだったので、慶應や早稲田に出願することになるとは夢にも思っていませんでした。ですが、授業を重ねるうちに、「これだけの成績と活動実績があるなら、もっと多くの大学にチャレンジしないともったいないよ!」とシェルパの方々に背中を押してもらえたんです。私が尊敬する方にいただいた「とりあえず書類作って出願してみれば?」というアドバイスを胸に、受けようか迷っていた大学にも思い切って挑戦しました。あのときエンカレッジメントしてもらっていなかったら、今のような結果にはなっていなかったと思うので、シェルパの方々には感謝の気持ちでいっぱいです!
Loohcs志塾を選んだ理由
Loohcs志塾を選んだ理由を教えてください。
シェルパの皆さんがフレンドリーで話しやすく、私たち高校生と同じ目線に立ってフィードバックをしてくださる点に魅力を感じました。また、自分が目指している大学に実際に通っている方から直接お話を聞いたり、幅広く活動されている方からおすすめの(志望理由書などの質を高めるために必要な)活動をアドバイスしていただいたりと、授業以外でも受けられるサポートが手厚いなと感じ、Loohcs志塾に決めました。
Loohcs志塾で実際に受講していた対策について
Loohcs志塾で実際に受講していた総合型選抜対策はなんですか?
自己分析, 志望校選び、志望校分析
個別授業では、私が日頃から感じていることや考えていることをたくさん聞いていただけたおかげで、授業後には毎回頭の中がスッキリしていました。話すと思考が整理されるので、大学で自分が本当に学びたいことが分かり、出願に向けてこれから何をしていくべきかを考え直すきっかけになります。
集団授業では、自分のはもちろん、シェルパの方々による他の塾生へのアドバイスをも吸収することができました。分野が異なる塾生の書類からも、必ず得るものがあります。私は、自分と共通点のないテーマで活動していた塾生の志望理由書に、何度もインスパイアされた経験があります。
このように、個別授業ではアウトプット、集団授業ではインプット中心の有意義な学びがあります。どちらも刺激的で、飽き性の私でも楽しめました!
Loohcs志塾での対策や総合型選抜入試を通じて成長したこと
対策や総合型選抜入試を通じて成長を感じたことを教えてください。
大きく分けて、2つのスキルが高まったと思います。
1つ目は、言語化力です。自分の頭で展開されている抽象的な思考を、具体性のあるものに表現する力が身につきました。何日も何ヶ月も、粘り強く文章を書き続けたからです。プレゼンやレポートなどでも求められるこのスキルは、これからの大学生活はもちろん社会に出ても役立つものなので、これからも伸ばしていきたいです。
2つ目は、行動力です。総合型選抜を受けるにあたって、現場に足を運んで状況を確かめることは本当に大切です。けれども、それを成し遂げるには行動力が求められます。私は、校内の有志団体から退団して以来、外部とつながる機会がほとんどなくなっていました。そんなときに、勇気を持ってボランティア団体と学生団体に加入したことで、本来の自分に備わっていた行動力に気がつくことができました。これも、シェルパの方々に掛けていただいた「とりあえずやってみようよ!」という前向きな言葉が心の支えとなって、実現したのだと思います。そして現在も、この行動力によって、自分の人生がより濃いものになっていると実感することが多いので、成長できて良かったなと心から思います。
大学、社会に出てやろうとしていること、これからの目標
これからの目標を教えてください!
色々悩んだ末、最終的には立教大学のGLAPに進学することに決めましたが、総合型選抜で大学にアピールした国際問題や教育問題には依然として強い関心を持っています。将来は英語を使った仕事に就きたいなという漠然とした夢はありますが、具体的には決まっていません。だからこそ、GLAPでは多くの学問領域に触れて幅広い知識を吸収し、可能性を広げたいと考えています!また、1年間の長期留学ではコミュニティを増やして、今よりももっと多くの人と出会いたいです!