2020年度【合格体験記】市川美優さん
海を守るのは、私しかいないと思います!
慶應義塾大学SFC総合政策学部
市川 美優さん
受講校舎: 横浜校
出身高校: 法政大学国際高等学校
入塾時期: 高校3年/6月
合格大学: 慶應義塾大学
高校生活について
どんな高校生だった?
高1の頃は「絶対法政大学に行く!」と決めていて、定期テストはめちゃめちゃ頑張ってました
でも、高2くらいから、海洋大学に行きたいと思うようになりました。
海が好きなんです。ダイビングとかもしてて。
海の中って、自分が見れる世界が広がる感じがあってすごく好きですね。
海洋大学を目指していたの?
そうですね、海洋大学に行くために高2の秋ごろから一般受験の塾に入り本格的に受験勉強を始めました。
ただその時、フィンスイミングにも打ち込んでいて。
アンダー17の大会にも選んで頂いて、海外に行ったりしていたので、そこまで勉強を頑張ってるって感じではなかったです。フィンスイミング優先の生活でした(笑)。
どうしてフィンスイミングを始めようと思ったの?
すごく単純なんですけど、イルカが可愛くてイルカになりたいな~って思っていて(笑)。
だから海の生物も好きなんです。
水族館とかにもよく行っていて、最初は水族館で働いたりイルカの調教師になりたいなって思っていました。
志望校を選んだ理由
どうして海洋大学から慶應義塾大学SFCに志望校を変えることにしたの?
ただ海の環境問題の知識だけではなく、政策面とか色んな面から問題を考えること必要で、それができるのはSFCしかない、と思ったので志望しました。
ただ、その考えに至るまでルークス志塾でたくさん考えさせられました。
SFCは学校の先輩から話を聞いていて受けようと思っていたので、ルークス志塾の説明会に来た時に自分で志望理由書を書いて持ってきていきました。
どんなテーマで書いていたの?
最初は「海洋プラスティックごみ問題を解決したい」というテーマで、海の環境問題を「水分解性プラスチックビニール袋」という微生物で分解されるものを作って解決する、ということを書いていました。
海洋大学にも出したかったのでSFCと両方の大学に当てはまるようなテーマにしてたんです。
入塾後、調べ学習や講演会とか、自分で市販の水分解性性プラスティックビニール袋を買って実験もしたりしました。でも、講師の方と話す中で「本当に科学(開発)をやりたいの?」と言われて「そういえば全然やりたくないな」と思って(笑)。
科学が好きなわけでもないし。しかも、わたし最終的に水分解性プラスティックビニール袋に反対してるんですよ(笑)。
すでに開発されている市販のものを自分で買ってみて試してみたんですけど、全然効果がなくて、これじゃ無理だって思ったんですね。
そこからどうやって志望理由書を変えていったの?
私にできることってなんだろうって、改めて考え直しました。
海の生物のそばにいるのは好きだけど、環境問題やその政策についても考えることが好きだなって気づいて、自分がやりたいのってもしかしてそっちかも、と思ったんです。
海洋問題について調べていくうちに、解決するためには政府の政策や協力もも必要だし、ごみを海に捨てさせない施策、例えばごみ箱に捨てたくなるようなデザインを施すとか、メディアを使って周知してもらうのもそうだし。
一つのことを知っているだけではなく、全部のことをやっていかないと解決できないということがわかってきたんです。なので、最終的には志望理由書の解決策はこれだ!というものは書いてないんですけど、総合的に学べるのはSFCしかない!という感じで志望理由書もまとめました。
また、SFCを目指した理由はもう1つあります。講師の方とはじめて会った時に、境遇が似てるなって思ったんです。ライフセービングもしていて、出身高校も同じで。
その講師の方がSFCに通っているということもあって、話しているうちに「わたしもこの人の後輩になりたい」って思ったんですね。
ルークス志塾(旧:Loohcs志塾) を選んだ理由
他にも塾がたくさんある中で、どうしてルークス志塾を選んでくれたの?
他の塾では、一般対策のカリキュラムなどが付いてくるケースが多くて。
ルークス志塾だと総合型選抜(AO入試)にだけ集中できるカリキュラムになっているので、そこが気に入ったポイントです。
また、教えてくれる講師の方が現役のSFC生だったので、総合型選抜(AO入試)について納得できる話を最初の1時間の面談で話してくれて、説得力がすごいあるなって思いました。それで、ルークス志塾に通おうと思いました。
それと、勉強が正直ちょっと苦手なのと、フィンスイミングを早くやりたかったので、一般は避けたかったってのもありました(笑)。
総合型選抜(AO入試)を終えて得たこと、成長したこと
実際に総合型選抜(AO入試)を受験してみて、良かったことや成長したなって思うことはある?
自分で調べたり書きだしたりしてまとめる力が付いたと思います。
最初のテーマである、海洋問題の解決方法に水分解性プラスティックの開発としてたんですけど、最終的に解決策はでなかったっていう結果になったんですけど、そこに至るまでに、たくさん調べたり、考えをまとめたりしました。
また、政府や政治に興味がなかったのですが、毎日ニュースを見たりとか施策を調べたりするようになって、自分の周りだけではなく世界に目を向けられるようになりました。
講師の人たちがみんなニュース見てて「この前G7でさー」とか言われて、わからない自分が悔しくて、そこからニュースをめっちゃ見るようになりましたね(笑)。
学校の勉強と比べてどうだった?
学校の勉強は嫌いだったんですけど、AOの勉強はすごく楽しくて、一般の塾の自習室でも「AOのことやりたい!」ってずっと考えてました(笑)。
もちろん調べるのが大変で辛いってこともありましたけど、気づいたら総合型選抜(AO入試)が楽しくなってました。それを楽しめるようになったことも成長だと思います。
あと、フィンスイミングや海洋生物が好きであるという自分の強みを知れたし、それを活かすこともできるようになったという点も成長したことだと思います。
ルークス志塾(旧:Loohcs志塾) に向いている人
総合型選抜(AO入試)やルークス志塾に向いている人ってどんな人だと思う?
何かしら強みがある人は総合型選抜(AO入試)で勝てると思います。志望理由書に直結するものですね。私なら、フィンスイミングの経験が海洋生物を守りたいってことに繋がってますし。あとは、自分の強みっていうのを講師の人たちが引き出してくれるので、正直誰でも努力すればできると思いますね。「君のすごいとこってこういうとこじゃん!」って言ってくれるし。
あとは講師を上手く使えるかどうかですね、いい意味でですよ(笑)?
家に帰った後でも、ピンっと来たことは連絡してみて、どうですか!?って聞いてみたり。
全部聞いて答えてくれるので。なんだかんだ、講師とたくさん話していろんな意見を聞くことが大切だなって思いますね。
横浜校舎の講師の方々は距離が近いですね。色んな意見とか考えとかも聞けるし、聞いてくれるし。大好きです、講師の人もルークス志塾も(笑)。
これからの目標
将来の夢やこれからの目標はありますか?
実は、今のところ将来の夢がないんです。
だって、SFCで学ばないとわたしは今のところ何にも出来ないって思うし。
ボランティアとかは継続できるけど、デザインとか人の心理を知って、ごみを捨てさせないためにはどうするべきかとか、政策面とか、そういうのはSFCでしか学べないって思っています。
大学に行けば視野も広がると思うので。すでに入りたい研究室も決まっています。
今のところは、学ぶことしかできないけど、大学院まで行って、最終的には学びと自分の好きなことを通して海の環境問題を解決していきたいと思っています。
わたしが海の近くにいて海に関わることで利益が生まれて、それで海洋生物を守れたらいいなって思います。