【口頭試問】大学入試の口頭試問を突破する対策方法を紹介!
こんにちは、ルークス志塾柏校の大城です!今回は、総合型選抜(AO入試)でよく聞く口頭試問についてです!
受験生の中には
・口頭試問って何?どんなこと聞かれるの?
・面接と違いがあるの?
・いい印象を与える答え方は?
などなど、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
そこで!今回は毎年多くの受験生の口頭試問・面接対策をしている僕が、事例を紹介しながら口頭試問を突破するための対策や答え方などを紹介します!
口頭試問では、学習意欲や思考力、基礎学力などが見られている
口頭試問では、学習意欲や思考力、基礎学力など受験生の様々な能力を見るために行われます。特に、近年大学入試改革の影響で口頭試問を課す大学が多くなりました。
これは余談ですが、大学にもよりますが、これまで総合型選抜(AO入試)では学力や思考力をあまり見ていないというところもありました。そのため、大学に入ってから学力的に追いつけないという人も出てきてしまったのです・・・。
そこで、大学入試改革に合わせ、学習意欲、思考力、学力などを受験生に求めるために口頭試問を課す大学も増えています。
つまり、口頭試問ので面接官が見ている評価ポイントは
・この学生はうちの学部で学習意欲があるのか
・うちの学部でやっていけるだけの思考力、学力はあるのか
という部分になります。
意外と知らない、口頭試問と面接の違い
これはよく聞かれるのですが、大まかに違いを説明すると
口頭試問:受験生の学習意欲、思考力、学力などを見るための質問
面接:志望動機や自己PRなど、受験生の人間性や将来設計を見るための質問
となります。ただ、多くの大学では面接試験の中で口頭試問を課す場合が多いため、「二次試験で口頭試問を課します」と書いていなくても、面接がある場合は対策する必要があります。
口頭試問でよく聞かれる質問例と回答方法!
ここでは、口頭試問で聞かれる質問例や回答方法を紹介!ぜひ参考にしてみてください!
口頭試問の質問例① 最近気になるニュースは?
総合型選抜(AO入試)を長年指導してきましたが、毎年この質問は多くの大学で課されています。
ここで試験官が見ているポイントは
①社会に目を向けているか
②志望学部に相応しい思考力があるか
と考えてください。
ですので、ただ「新型コロナウイルス感染症のニュースが気になりました!」というだけではなく、
例えば経済学部では「新型コロナウイルス感染症のニュースが気になりました。飲食店では時短営業をしていますが、この対策だけでは感染症を防げても経営できない店舗が増えてしまい、後々は観光業などにも影響が出てきます」というように、思考力を見せることができればいいでしょう。
口頭試問の質問例② 志望学部の知識、理解力に迫る質問
例えば、教育学部などでは
「幼少連携についてどう思いますか?」
「これからの子どもたちに必要な力はなんだと思いますか?」
「どんな子どもたちを育てたいですか?」
などなどの質問をされることがあります。
これは、自分の考えを答えても良いのですが、教育の知識などを元に答えた方がいいです。
上記の質問で言うと、「どんな子どもたちを育てたいですか?」に関して
「伸び伸びと成長できる子どもです!」と答えるよりも
「これからの社会変動や時代の流れがますます早くなります。そんな時代を生きる子どもたちには、個性や何にでも挑戦できる心を育む必要があると考えています」
など、現状の教育の課題などを踏まえて答えられると
「お、この受験生は一味違うな」
と思わせることができます。
口頭試問の質問例③ 基礎学力問題
高校で習う、英数国理社の問題も問われる場合があります。ただ、この場合基礎的な問題が多いので、日頃から科目の基礎知識は把握しておくようにしましょう。
また、時々応用する問題も出てきますので、志望校の過去問などを手に入れて対策を立てていくことをおすすめします。
口頭試問を突破するための3つの対策法
では、総合型選抜(AO入試)で大学から課される口頭試問を突破するための、3つの対策法をお伝えします!
口頭試問対策法① 志望学部に関する基礎知識を身につけよう
まず、志望学部に関する基礎知識を身につけておきましょう!
例えば、法学部なら「そもそも法律とは何か」「よく問われるリーガルマインドとは何か」、教育学部であれば「近年注目されている生きる力とは」「非認知能力とは」などです。
このように、学部に関する基礎知識をつけていれば、学習意欲も伝えられますし、教授からの突っ込んだ質問にも対応することができます。
口頭試問対策法② 提出書類から何を聞かれても答えられるようにしよう
先ほどもお伝えしたように、口頭試問は面接の中で聞かれることがほとんどです。ですので、志望理由書の中からいきなり質問を飛んでくることがあります。
例えば、「君は弁護士になってDVの問題を解決したいって言ってるけど、人々をDVから守る法律があるのは知ってるよね?」
などです。
自分の書類に書いてあることに関して答えられないと、「誰かに書いてもらったな?」と思われる可能性があるため、印象がよくありません。
ですので、自分の提出書類に書かれていることに関することは、どれを聞かれても答えられるようにしましょう。
口頭試問対策法③ 常に自分の意見を持って情報に触れておく
口頭試問対策としてニュースをチェックする人もいるでしょう。しかし、大切なのはニュースの知識を持っていることではなく、そのニュースを見てどう思ったか、自分の意見を持つことです。
前述した通り、面接官が評価したいポイントは「この学生はうちの学部に相応しい思考力を持っているか」です。ですので、常に情報に触れるときは
「なぜそう言うことが起こったんだろう?」
「自分だったらこうするのにな」
など、意見を持つようにしましょう。
応用編!口頭試問で他の受験生に差をつける方法!
①質問に答えらえない時こそ、良い印象を与えよう!
口頭試問では答えられない、どう答えていいのかわからない質問をされることがあります。そんな時、一番やってはいけないことは、焦って回答してしまい、嘘をついてしまうことです。そうすると矛盾が生じてしまうこともあり、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
では、わからない質問にどう答えれば良いのか。それは「これから学ぶ姿勢を見せること」です。
例えば
「申し訳ありません。そこまで調べ切れておりませんでした。この面接が終わったらすぐに調べてみようと思います」というような答え方をおすすめします。
というのも、面接官はその受験生がどこまで知っているのか、ということを知りたくて質問している場合や、不測の質問を聞かれた時にどう対処するか見ている場合などもあります。
そんな時に、素直に自分の知識不足を認め、学習する意欲を見せれば、良い印象を与えることができます。
②アドミッションポリシーを確認しよう!
大学では「こういう生徒を求めています!」というアドミッションポリシーを公表しています。それを確認しつつ、自分のアピールできるものはどれかと考え、伝えることも1つの手です。
例えば、
「協調性を求めている」とあれば、協調性をアピールするようなエピソード
「〇〇についての学習意欲があるもの」とあれば、志望学部についての基礎知識を身につける
などです。
口頭試問は練習あるのみ!
以上、口頭試問を突破するための対策などについてお話ししました。
ただ、大切なのは志望校に合わせた口頭試問対策を何度も行うことです。
面接対策と同じで、何度も練習し、いろんな角度から質問に回答していくとで上達していくので、練習あるのみです!
また、口頭試問は思考力や学力を見ているので、友達同士でやるよりも学校の先生や塾などで専門的に対策している人に見てもらった方がいいと思います。
ルークス志塾では口頭試問の過去問や対策を毎年行っていますので、もし対策に不安を感じている方は、一度無料相談会にご参加ください!
あなたの志望校に合わせた口頭試問対策法についてもお伝えします!