2025年度/慶應義塾大学 総合政策学部、青山学院大学 コミュニティ人間科学部/<場所>の記憶の可視化から”都市開発における第三の道”を実現したい
2025年度【合格体験記】佐野陽菜さん
”都市開発における第三の道”を実現したい
慶應義塾大学 総合政策学部、青山学院大学 コミュニティ人間科学部
高校生活の送り方
どんな高校生活を送っていましたか?
学生団体校外プログラム大全(https://kininarukotomatome.com/)
誰かの記憶に寄り添う、記憶の格納庫「LOCAL LOG.」(https://note.com/locallog)
(Non)Fictional Urbanism – まちの観察と実験 –(https://gaku.school/class/tps2023/)
EDITCITY 都市の探検と編集(https://editcity2024-0.peatix.com/)
株式会社エイチラボ高校生インターン(https://h-lab.co/)
一般社団法人from project 高校生インターン(https://www.fromproject.org/)
SHIMOKITACOLLEGE ボーディングプログラム(https://shimokita.college/programs/boarding)
very50 EGG (Entrepreneurship in the Global Ground)プログラム(https://very50.com/)
京都大学SDGsリーダー育成プログラム(https://eco.kyoto-u.ac.jp/?p=8909)
OIST×OYW スプリングキャンプ(https://groups.oist.jp/ja/grad/event/oist-oyw-spring-camp-2023)
TOPPA!! 21世紀の教育を提案せよ。(https://www.toppa-learning.com/toppa-social-business)
箱根Neighbor’s camp(https://coliving.studio.site/)
中央大学 経済学入門科目履修制度(https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/04/65585/)
project:NESS(https://note.com/masakimorihara/m/m9639cdaa9d71)
通信制高校に通いながら、自らの関心のままに多岐に渡る活動を行ってきました。関心分野の多くが教育や都市に纏わるものだったので、学生団体に所属しながら情報格差・機会格差是正を目的としたwebサイトを運営したり、個人のプロジェクトとして「場所の記憶」をテーマにした自主展示企画、聞き書き調査、メディアアート制作補助を行いました。
それらの延長線上で、学生団体をNPO法人化したり、建築学生のプロジェクトと連携するなど垣根を超えた挑戦を行って参りました。
総合型選抜を受けようと思った理由
総合型選抜を受けようと思った理由はなんですか?
中学3年次に一度だけ海外大学を目指していたことがあり、中3秋頃から積極的に課外活動に取り組んできました。進路変更後も、学校外の学びの場に飛び込むことの面白さを知った私は、時間の使い方が柔軟な通信制高校に転学し、自らの思いのままに活動してきました。これらの背景から、探究内容や活動を評価してくれる総合型は自身にぴったりな入試方式だと思い、受験を志しました。
志望校を選んだ理由
志望校はどのように決めましたか?
慶應SFCは倍率も高く、正直、課外活動に専念しすぎた私には手が届かない大学だと諦めていました。しかし、シェルパの方と研究テーマについてディスカッションしていく過程で自分のやりたいことは慶應SFCでしかできないと気付かされる機会が幾度となくあり、第一志望校に設定しました。1年次から研究会に所属できることは勿論、分野横断した学び舎はこれまで関心分野を突き詰めながら探究してきた私にとって唯一無二だと考えています。自信がないまま諦めていたらあり得なかった進路だったため、対話の中で気づかせてくれたシェルパの方には本当に感謝しています。
Loohcs志塾を選んだ理由
Loohcs志塾を選んだ理由を教えてください。
講習会などを通じて、沢山の知識を身につけることが一番の満足点でした。具体的には、法学担当の太田さんが数々のこれまでに知ることのなかった用語から思考の枠組みを広げてくださったことが自身にとって一番新鮮な学びでした。
Loohcs志塾で実際に受講していた対策について
Loohcs志塾で実際に受講していた総合型選抜対策はなんですか?
自己分析, 探究活動, 小論文, 面接を対策していました。
研究テーマの決定プロセスや自身の関心事と向き合う中では沢山の迷いや葛藤と直面しました。特に、研究テーマ決定後から具体的なロジックを組み立てていく場面では自身の思考力の甘さや限界に気づき、悔しい思いを何度もしました。しかしながら、シェルパの方と対話を重ね1つ1つの不足点を補ったり、論理を整理する過程で沢山の助言や指摘、視点をいただき、それらが自らの中で大きな支えになりました。自分一人では考え続けることのできない議論もシェルパの方が共に”成解”を目指して寄り添いながら思考を重ねてくださったからこそ、自らのテーマに向き合い続けることができたと確信しています。それらは全て大学合格を見越した対策ではありましたが、自身の高校生活における学びの側面においても大きなターニングポイントとなる人生経験だったと振り返ります。
Loohcs志塾での対策や総合型選抜入試を通じて成長したこと
対策や総合型選抜入試を通じて成長を感じたことを教えてください。
考え方の枠組みが増えたように思います。入塾後、講習会などを通じて様々な用語や考え方のフレームを知りました。これらは、発想するときや熟考するときに大いに役立つものだったと感じています。その1つとして、大方の議論は抽象度を上げると通底している部分が多くある、という事実は大きな発見でした。具体から抽象を行き来する議論が多くあり、頭が混乱することもありましたが、これまで考えもしなかった問いに頭を悩ませる時間は自らを大きく成長させた時間だったと振り返ります。
大学、社会に出てでやろうとしていること、これからの目標
これからの目標を教えてください!
今この瞬間にも、数々の開発用地では計画が進み、再開発によって街に根付く総体が脅かされようとしています。だからこそ、私はそうした現状を変えるべく<場所>の記憶の可視化から”都市開発における第三の道”を実現したいです。都市に生きる人々が持つ想いを可視化しそれらを尊重した都市基盤を創っていきます。
小さな体験から始まった自らの問題意識の種を、大学進学後も目を逸らすことなく向き合い続け、じっくりと育てていきたいと思います。