推薦入試に「評定平均値」は必要?どれくらい重要なの?その疑問にお応えします。
推薦入試合格者に共通する「評定平均値」の関係について、「正直に」お伝えします
このコンテンツでは、大学の推薦入試受験において必ず出てくる「評定平均」について説明します。「いつまでの成績が入るの?」「どのくらい重要なの?」といった素朴な疑問にお答えします。
自分自身に最もあった形態の推薦入試を受験できるように、しっかり読んで攻略しましょう!
こちらでは主に、推薦入試の合格と評定平均の関係についてまとめています。総合型選抜(AO入試)の合格と評定平均の関係については以下をご覧ください。
総合型選抜(AO入試)合格者に共通する「評定平均値」の関係について”正直に”お伝えします。
評定平均の計算方法
基本的な計算方法は以下になります。各科目の評定(3年分)÷科目数
この数式に5段階評価をあてはめたものが、いわゆる評定平均値です。ただ、5段階で内申を出していない高校の場合は注意が必要です。5段階に換算する時に単純計算でない学校も多く、基本的に算出ロジックは学校の先生しかわかりません。
評定平均は高3の1学期まで反映される
評定平均値は、高校3年分が対象です。つまり、出願までに高校3年生の1学期が終わっている場合は、高校3年生の1学期までが含まれます。ただ2学期制の学校で、夏に出願のある入試だと、高校3年生の1学期分が、途中でも算出される高校もあるようです。
この詳細も、受験する入試の時期と、高校の制度によって異なりますので、しっかりと学校の先生に確認しておきましょう。
各推薦入試別、評定平均と合格の関係性
①指定校推薦において評定平均が絶対
指定校推薦で合格を目指す場合、評定平均は合否を左右する第一の要素です。
まず、指定校推薦では大学側から出願条件として評定平均の基準を設けている大学が多いです。また、高校側もその学校を代表するにふさわしい受験生を選ぶために評定平均を重視します。
ただ指定校推薦にも「志望理由書」や「面接試験」が存在することがあります。校内選考である程度の倍率がある場合は、これらの試験も非常に重要となっていきますので、対策が必要です。特に校内選考の際には、学校側で不公平とならない様に満足な指導ができないケースが多い様なので、余裕を持って対策を始めましょう。
長い間努力を重ねてきて、学校の成績が優秀な受験生にはかなりおすすめです。
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②公募推薦においては評定平均が最低条件
公募推薦で合格を目指す場合、評定平均は選考の要素の一つです。
公募推薦においても一定の評定平均が出願資格として設けられている場合が多いです。例えば公募推薦入試で有名な上智大学では、多くの学部で4.0以上の出願基準を設けています。高校長の推薦による入試のため、高校側としても成績を重視します。
しかし、指定校推薦ほど評定平均を重視しているわけではないのがこの入試の特徴です。寧ろ合否のベースになるのは書類審査や2次試験での得点となりますので、対策が必要です。公募推薦入試は、出願条件を満たすだけの評定平均を持った上で、活動実績や英語力などその他の武器を持っている受験生にお勧めです。
【書類審査系】
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【2次試験系】
面接官が見ているポイントと対策法
小論文の「正解」を書ける様になるには
③自己推薦においては評定平均があるに越したことはない
公募推薦で合格を目指す場合、評定平均は指定校/公募推薦ほど重要ではないが、「ある程度重要」といえます。
自己推薦入試では、評定平均が必ずしも出願条件に入りません。自分を推薦する入試ですから、あなたが自分をPRする要素が他にあれば問題ありません。例えば中央大学法学部の自己推薦入試は、評定平均をあまり考慮しない入試の一つです。これまで多くのルークス志塾生が3点台の評定平均で合格しており、対策を十分に取れば逆転合格ができます。
ただ一部の自己推薦入試には出願基準として評定平均を求めているケースもありますので、志望校の募集要項を確認してください。
自己推薦入試は、評定平均に自信のない受験生にとっては狙い目の推薦入試です。大学により、評定平均の高さが有利になる場合と、他の要素も重視される場合とがあります。それらの選考詳細は公式には発表されていないので、塾や学校の先生に歴代の傾向をきいてみるとよいでしょう。
評定平均が出願基準に足りていない場合は出願できない
0.1でも足りていない場合、基本的には合格できないと思っておいた方が良いといえます。一部、指定校推薦で他に出願者がいなかった場合に合格するなどの特例はありますが、極めて稀のケースです。受験料も安くないことから、出願基準に満たない場合は出願しない方が無難といえるでしょう。また、評定平均は自分で計算するだけでなく、学校の先生にも公式な数値を確認するようにしてください。
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